« 2009年12月 | メイン | 2010年02月 »

2010年01月 アーカイブ

2010年01月01日

初乗り&ジャージ受け取り

あけましておめでとうございます!

2010年度も自転車馬鹿をやっている予定なので、今後ともこのブログは気まぐれに更新していくことになりそうです。

**

2010年は1/1からさっそく初乗り。

昭和記念公園の外周を周回してLSDしようというKOHさん&雨蛙さんたちにジョインし、11時過ぎに離脱。多摩ニュータウン通り〜413号とつないで13:00に宮ヶ瀬湖で待ち合わせし、よっしーさんから出来上がったばかりのCBジャージを受け取って帰宅。

今日は快晴で、多摩川から富士山がよく見えた。

昭和記念公園の外周部周回は、頻繁に信号に引っかかってしまうのでLSDには不向き。一定ペースで先頭を引いても誰となく前に出てはペースが上がったりするので、案の定LSDにはならず・・・。最終周回では雨蛙さんの代わりに自分が先頭に出て、長めの信号なし区間に入ったところでポンさんがアタック(後で聞いたら先頭交代だったらしい)。これに反応したKOHさんが飛び出す形になったので気合いで張り付く。頻繁に同じにメンバーと走っていると、だれがどういうタイミングで飛び出すか分かってくるのが面白い。最後に捲って終わろうかと思ったのだけど、信号に引っかかってしまったので平和に周回を終了。

メンバー達と別れて逆風の中を単独で宮ヶ瀬湖へ移動。
周回練習でけっこう足を使ってしまっていて、さらにお腹がすいてきていたのでパワーが出ない・・・。時間が押していたので200W固定で淡々と走って待ち合わせポイントのビジターセンターにオンタイム到着・・・と、誰もいないので1/1なのにやってるお店でおにぎりとみたらし団子をゲットして腹ごしらえ。まず現れたダジャラーさんと雑談。

導入したばかりというEdge 500をちょっと見せてもらったのだけど、なかなかコンパクトでよさげ。サイクリングしないのであれば、これで十分かもしれませんね。・・・ただし、白青のデザインは好みが別れそう。

遅れて到着したよっしーさんからウェアーを受け取り、412号の先まで一緒に走行。残りは追い風&根性で走り続けて帰宅。
図らずも(?)178kmも走ってしまったので、もてぎに向けて2日と3日はしっかり休養しようっと。

2010年01月02日

Breaking Away

ロードレースが出てくる映画を見てみようシリーズ、その1。

日本では「ヤング・ゼネレーション」としてリリースされていて、2010/2に初めてDVD化するみたい。

**

お馬鹿で青春真っ盛りでイタリアンでロードレーサーなハリウッド映画。

主人公のデイブは、インディアナポリスに住むイタリア系アメリカ人の青年。
大学町に育ちながら大学には行けず、いつもつるんでいる仲のよい四人組の仲間達は大学生といがみあってばかり。自転車競技に夢中のデイブは、憧れのイタリアのチーム地元にやってくると聞いて狂喜乱舞してレースに参加するのだが・・・というお話。

主人公と自転車競技との繋がりが物語の軸になっているのだけど、自転車のことは関係なしに面白い映画だと思う。というか、自転車関係の描写に関しては突っ込みどころのほうが多いような気がするので、あんまりまじめに見すぎない方がよいかも。70年代丸出しの雰囲気や、大学に行けない屈折した感情を自転車にぶつける主人公の描写、仲間達との交遊、そして何よりも馬鹿やっちゃってる高校生の息子を暖かく見守る親達の優しさがよく描かれた映画だと感じた。

自転車関係で気づいた点についてメモしておくと、以下のような感じ。

- ロードレーサーはMasi
- トラックをペーサーにして60mph(?)
- ロードレーサーで2人乗りはいくない
- 3本ローラーで高ケイデンストレーニング
- 振れとり/BBのメンテは自分でやる
- 本物のロードレーサーは勝つためならなんでもやる
- (インディアナポリス名物の?)謎のトラック競技

2010年01月04日

ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン

2010年の初レース。
そこそこアップダウンのあるツインリンクもてぎの4.8kmのコースを21周100km走りましょう、というイベント。

結果から書くと、2:30:??のタイムで男子A9位。
最後まで残った比較的大きなメイン集団についていくことはできたのだけど、最終局面で集団前方まで上がって勝負することができなかった。・・・ってこないだの埼玉クリテと似たような結果ですね。ヤレヤレです。

覚えてる限りでのレース模様は以下の通り:

前から50-60人くらいのポジションからスタート。
最初の2周はローリングスタートなのでのんびり。
身体が冷えた状態でタラタラ走ると寒い。巨大な集団なので、先頭が見えるくらいのポジションをキープして走行。3周目でゴリッとペースがあがるものの、集団の中なのでそんなに辛くは感じない。ラップタイムは7分前後で推移。手の抜きどころをつかみつつ、登り区間やホームストレートを利用してポジションアップを重ね、集団真ん中あたりをキープしつつ50kmくらい走行。

50km少々走ってから、トンネルの手前のあたりで集団右側で落車発生。チームメイトのダジャラーさんはこの影響で遅れをとってしまい、集団復帰に足をつかってしまった挙げ句に遅れてしまったようだ。このあたりで秩父宮杯でも一緒だったY本さんをみかけたので軽くお喋り。似たような走り方をしているので、最後の2,3周までずっと近くを走ってた。13周目が最速ラップ(6:40)だったのだけど、このあたりのタイミングで集団の中切れゾーンにいたために集団のお尻にくっつくために大分脚を使ってしまう。このラップで千切れた人は多いのではないかと予想。

「集団後方はいやじゃー」と、14周目では脚を使う覚悟で意識的に前に上がる。その後もできるだけ脚を使わないようにしつつ「上がれるとき上がる」ポリシーで走行。集団の頭が見えるくらいのポジションまで上がると、バイクがいなくなっていたので残り5,6周くらいのタイミングで逃げグループが形成されていたみたい(?)。16,7周目、登り坂がはじまるあたりで自分のほぼ目の前で落車が発生。巻き込まれた人をギリギリで避けて集団復帰。最後の2,3周でペースがあがるだろうと読んでいたので、少し脚を休ませ気味にしていたら18周目あたりでジワジワとポジションを落とす。終わりが見えてきた19周目、登り坂がはじまるあたりで集団が何かに動揺したタイミングで前走者がブレーキ&斜走。前輪をハスられてバランスを崩しかけるものの、気合いで立て直す。危ない、危ない。この騒動でさらに少しポジションを落とす。

予想に反し、ラストラップまでペースは上がらず。ラストラップの登りでは、脚が残ってる人がガツガツ前に行き、残ってない人がジリジリ落ちていく。ここである程度ポジションをあげたのだけど、それでも先頭から30-35人くらい。下りで脚を休め、ホームストレート手前の登りをガツガツ登り、先頭の見えないスプリントでちょこちょこポジションを上げてゴール。男子Aの先頭とは6秒差くらいだったようだ。

着に絡むには最終局面でしっかり先頭周辺のポジションをキープして勝負をかけないと駄目ですね。そのためにはラスト3,4ラップできちんと前に出られるような走り方をしないといけません。わかっちゃいるんだけど・・・ネ。

101.2km
2:30:50
153bpm
101rpm

**

機材はExtreme-Power+WH-7850-C50 TU。
今回は車で行ったので予備としてPowertapホイールも持っていってたのだけど、C50にして大正解。やはり、40km/h+の高速巡航では間違いなく楽ができるホイールだと思う。

服装は、冬用のインナーの上にLightweight Softshell Jacketを着て、さらにその上に今回初の着用となるチームCBジャージ。下はデマルキの冬用タイツ。走り出しは極寒だったけど、前半の50kmあたりはウェアーのことは全然気にならず、60kmくらい走ったあたりで「あちーなー」と感じたものの、大きな問題はなかったので結果的には無難なチョイスだったみたい。

ボトルはマルトデキストリン水2本。積極的に水分補給したので、1本半くらい飲んだ。食料は剥き出しの薄皮チョコパン、大福、羊羹といろいろポケットに忍ばせていたのだけど、剥き出しの薄皮チョコパン3個だけでなんとかもった。ワタワタしていてまともに朝ご飯を食べていなかったので、あと2,30km走ってたらハンガーノックになっていた可能性が高そう。気をつけないといけませんね。

コンディションとしては・・・、時間があった年末年始に楽しいサイクリングを楽しみ、休もうと思っていた前日の3日もなぜか100km+走ってしまっていたので足の疲れが完全に抜けていなかった。冬場のレースは練習的な気分での参加なので、トレーニング計画との兼ね合いが難しいですね・・・ってサイクリングで計画壊してどうするっつー話です。今週末の埼玉クリテはもう少しマシなコンディションで望みたいところ。

**

今回は日帰り参加ってことでレンタカーを利用。
2時起きの3時出発で6時には着けるかなーと思っていたものの、柏を過ぎたあたりでウェアーやらシューズを入れたバッグを家の玄関に忘れてきたことに気づいてUターン・・・。一時は間に合わないかなーと観念していたものの、どうにかこうにか7:30くらいに到着できたのでマッハで支度して1周だけ試走して、どうにかこうにかスタートラインに立つことができた。

レース後はダジャラーさんとその仲間達や、LEGONのタマキさんあたりとお喋り。スキルの土井選手の自転車がその辺に放置されていたので、喜び勇んでパパラッチ。ラウンドシェイプのハンドルで、下ハン部分を水平にするセッティングには大変共感が持てます。これ以外のセッティングだと、下ハンでもがいたときに力がこめられる気がしないのです。少なくとも、自分の場合。

夕方の首都高渋滞を避けたかったので、一足先に帰宅。なんだかんだで首都高渋滞には引っかかってしまったものの、どうにかこうにか日のあるうちに帰宅することができた。

集団走行の経験って意味でも、車を利用しての遠征(?)の経験って意味でも、学ぶことの多いレース参加だったと思う。

大きな集団で走る場合、

- 危険を察知したらしっかり声をかける
- コーナーリング中は絶対ラインキープ
- 集団が緊張してる時は五感を研ぎ澄ませて落車リスクを避けるよう行動する

といったあたりが小さな集団で走っている時以上に大切になるなーと感じた。まだまだ大集団の中で走るのが下手で、レース中には周りの人に迷惑をかけてしまったと思う。次からは、もっとスムースかつ上手に走れるよう努力しよう。

**

(追記)

参考までにラップタイムを掲載。
Edge 705のGPSを利用した自動ラップ機能はやはり素晴らしいですね。
理想的にはレース用に(もう少しかっこよい)Edge 500があれば言うことなし。

Lap1: 10:04
Lap2: 8:37
Lap3: 7:06
Lap4: 7:01
Lap5: 6:45
Lap6: 6:43
Lap7: 6:45
Lap8: 7:00
Lap9: 6:51
Lap10: 7:10
Lap11: 7:02
Lap12: 6:45
Lap13: 6:40
Lap14: 6:43
Lap15: 6:58
Lap16: 6:50
Lap17: 7:14
Lap18: 7:10
Lap19: 7:14
Lap20: 7:09
Lap21: 6:46

2010年01月06日

朝練・体重

今日の朝練はエンデュランスペースで30分走。
レース後の疲れがまだ完全に抜けてないので近所の平坦コースで短めに済ます。トレーニングフェーズ的にはまだまだベースビルディング期間なので、次の(4週間ごとの)ブロックが来るまではLSDメイン。

7:00前に家を出るとスパルタンに寒い。
やはり、この時期の平日朝練は5日中2日が限界。
あとはローラーでメニューをこなすことにしよう。

30:59
15.4km
147bpm
104rpm

今日はTIME号だったのでパワー値はなし。
たぶん170-180Wくらい。

エンデュランス能力が鍛えてあると、走行負荷が落ちたときの心拍数の落ちが速いのではないかということをもてぎのレースで感じた。負荷がかかるシーンではすぐに心拍数が170近辺まで上がっていたけど、負荷が落ちるとすぐに140くらいまで落ちていることが観察できた。ひたすら高い負荷がかかり続けるヒルクライムではそこまで必要な能力ではなさそうだけど、ロードレースでは「回復力」も大きな武器になるのではないかと思う。

**

ここのところコンスタントに体重が60kgオーバー。
もてぎのレース当日も60.90だったし、61kgオーバーの日もある。
体脂肪も順調に二桁に乗ってしまいそうなペースなので、トレーニング量に対して食い過ぎなのが原因なのは明らか。去年は富士HCの時に56kg台前半まで絞って「少し落としすぎた」感じがしたので、今年は57kgくらいが目標。
ヒルクライムレースは4月中頃からなので、2月後半くらいから少しずつ落としていければよいかな。

2010年01月07日

Everest Challenge

ロードレースの本場、ヨーロッパでのアルプスやピレネーでの山岳ステージにインスパイアされたというステージレース「Everest Challenge」。

ヨセミテ国立公園のさらに内陸部にある(ロック)クライマーのメッカとして知られるBishopを基点として、二日間で269kmを走ることでエベレストと同じ標高(8,844m)を自転車で登ってしまおうというのが趣旨。アメリカ人はこれだから最高ですね。

1日目: 164km/4714m
2日目: 105km/4136m

トータル: 269km/8850m

Attack! 299の獲得標高@160kmが3,200mくらいなので、あれ以上に登り続けるレースってことみたいです。
クレイジーだけど楽しそう。

今度カリフォルニア周辺に行く機会があったら、このあたりの山を走ってみよう。

2010年01月09日

American Flyers

ロードレースが出てくる映画を見てみようシリーズ、その2。

85年の映画で邦題は「アメリカン・フライヤーズ」。
日本ではDVD未発売なので、北米盤で鑑賞。

父親から受け継いだ遺伝性の病気を持つ兄弟(兄は経験のあるロードレーサー)が、世界で最も高い場所で開催され、その過酷さから「Hell of the West」と恐れられているコロラド州の自転車大会への参加を通じて家族の絆を取り戻していく・・・というお話。脚本は、"Breaking Away"と同じスティーヴ・テシック。

先日見た"Breaking Away"が普通の映画として楽しめたのに対し、こっちはロードレースの迫力ある映像に重点が置かれていて、物語の描かれ方が中途半端に終わってしまっているかなーという印象。まぁ、青春映画としてある一定の地位を占めている"Breaking Away"と比べるのが悪くって、普通によくできた映画だと思う。いずれにせよ、自転車好きなら十分に楽しめることは間違いない。

自転車競技の描かれ方は比較的まとも。
ペースアップする時にギアをガタンガタンガタンと上げる描写(そんなに一気に上げませんから)とか、細かいところではいろいろと突っ込みどころがあるけど、グレッグ・レモンのツール優勝前で、アメリカでは比較的マイナーであったであろうロードレースを描いたハリウッド映画としてはかなり頑張ったほうなのではないかと感じた。

"Hell of the West"のモデルになったのは、70-80年代に実際に開催されていた"Coors Classic"。Coors Classicは2週間にも及ぶステージレースに成長していた時期もあったらしくって、歴代の勝者にはグレッグ・レモンの名も見える。映画の中の「Hell of the West」の開会式では「偉大なサイクリスト」としてエディー・メルクス本人が出てきてたりするとこともさりげなくポイントが高い。

HELL ON WHEELS

ロードレースが出てくる映画を見てみようシリーズ、その3。

邦題は「マイヨ・ジョーヌへの挑戦」。

2003年のツールを戦うT-Mobileチームを追いかけつつ、ツール・ド・フランスというレースの美しさや過酷さ、それに素晴らしさを存分に見せてくれる映画。

選手としてのピークを越えつつも、しぶとくステージでの勝利を狙い続けるエリック・ザベルが狂言回し役。変な髪形、弱気な発言、ここぞというところで落車に巻き込まれる運のなさ・・・これらすべてが組み合わさって、実にいい味を出している。彼とその友人でありアシスト役でもあるロルフ・アルダークの信頼関係や、監督、メカニックの声を通じて、ツールへの想いが語られ、迫力あるレースシーンが展開していく。

作品の中で繰り返し語られるのは、「ツールを走るということがいかに超人的なものであるか」そして「いかにツールが多くの人を魅了してきたか」ということ。自転車が吹っ飛び、サポートカーのスキール音が響く。クラシックからジャズまで様々なジャンルを織り交ぜたBGMも秀逸で、美しいアルプスの山々をバックにかっとんで行く選手達の映像を見ているだけでも「あー、ロードレースって素晴らしいですね」という気分に浸れる。

2004年のCSCチームを追ったOVERCOMINGと似たようなポジションの作品だけど、OVERCOMINGが様々なシーンを断片的に繋いだ構成になっているのに対し、HELL ON WHEELSはツールがはじまって終わるまでの流れがしっかりしていて、説明的なナレーションも多いのでOVERCOMINGよりも敷居が低いように思う。

作品の方向性が違うので何ともいえないけど、個人的にはHELL ON WHEELSのほうが楽しめた。

2010年01月10日

埼玉クリテリウム 第二戦

前回8位に入れたので次はもっと上を目指そう!・・・ってわけで、第二戦。
水曜日あたりからものもらいを患ってしまっていたので、DNSにするか迷ったのだけど、走るのに問題はないと思ったので参加。

結果は最終周、ゴール手前500m地点で落車DNF(最終周まで残ったので、一応完走扱いにはなるみたい)。落車の原因となる動きをしてしまったので、巻き込んでしまった方々には大変申し訳ないです。

**

渋谷からのんびり輪行して、10時前後に会場着。
受付を済ませてから軽くアップ。北本から会場までの道のりをそこそこのペースで走ったので、5分くらいかけて心拍数を170まであげて、あとはのんびり。

自転車はTIME VX-ELITE+Ksyrium SSC SL。
前回と同じく暖かいので、上が冬用のインナーに半袖ジャージ、下がショーツ+パッドなしタイツという服装。スタート地点で応援に来てくれたチームメイトの勝川さんと合流してちょっとお喋り。

最前列からスタート。
コースに慣れてきたせいもあって、コーナーリングを比較的スムースにクリアしていくことができて集団内の8-15番目くらいを常にキープして走行。2周目になってもペースは上がらず、集団は25人くらいのまま。最後尾で死にそうだった前回に比べると、このあたりのポジションだとついていくだけなら楽勝。今日は北西の風なので、バックストレートでは意識的に前走者の左後方を走ると楽ができる。3周目にバックストレートで前走者が中切れを起こしかけていたので、脚を使って連結して事無きを得る。うしろもしっかりついてきたようだ。

10番手くらいのポジションをキープしたままラストの5周目に突入。この時点で1人が飛び出していて、ゴール手前までずっと逃げてた。ひとつめのシケインで前から4番手くらいの人が落車。そのまま滑ってコースアウトしていったものの、前の3人組が先行してしまったので、周りの人と一緒に追いかけてバックストレートの前半で連結。最後の直角コーナーを8番手くらいで曲がっていき、3列くらい並んだ一番右側の前から3人目くらいのポジションをゲット。目の前がいそやの白ジャージの方。右側のスペースを使って上がっていく人がいたので、これに同調して自分も前に上がる・・・と思ったら、さらに右側から上に上がる人がいて横が詰まる。あれよあれよという間にハンドルが絡まって落車。

路面をヒットして、そのまま道路脇の草地にコースアウト。
落車した5人で声をかけ合い、深刻な事態にはなっていないことを確認。左の腰と右くるぶしに擦り傷ができてしまったものの、身体は問題なく動くようだ。まだ2回しか着てないジャージに穴があいてしまったのが精神的に痛い。機材はSTIがキズキズで、エンドが曲がってしまっていたものの、グイッと曲げて修復。本部まで戻ってチップを返却し、改めて自転車をチェックしてから輪行で帰宅。

**

落車が起きたのはゴール前500mの地点。
15-20人前後の集団で、ゴールスプリントに向けてみなが前に上がろうとしたタイミングでそれは起きた。右側から上がろうとする前に、しっかり後方を確認しなかったのが一番のミス。あとは、「今回はもっと上を狙おう!」と下手に欲張っていたのも遠因と言えそう。巻き込んでしまった方々、本当に申し訳ありません。あくまでアマチュアのレースですし、勝負云々よりも安全第一で走らなければいけない、ということを痛感しました。

2010年01月11日

三浦半島サイクリング

成人の日の月曜日は熊さんチームで予定していた三浦半島サイクリング

落車の怪我が痛むのでDNSも考えていたのだけど、この時期は少しでもマイレージを稼ぎたかったのでサイクリング用のクロモリ号で出動。普段であれば自走のコースだけど、中目黒から日本大通りまで輪行し、集合場所の吉野町の交差点に9時到着。

今日のメンバーは、ヤマさん、KOHさん、ba-mosさん、タマキさんというメンバー。いつも前を引いてくれる峠の熊さんこと雨蛙さんは巣ごもり(家族サービス)で不参加。

16号を南下して横須賀周辺を超えてから海沿いの道に乗る。
ここまでは信号も交通量も多いので、ウォーミングアップのLSD+ペースで先頭を引く。

海岸沿いの広い道になると走りやすくなるので、逆風にも関わらずペースをあげて走行。観音崎周辺はけっこう脚に来るアップダウンがあるので、登りでは見栄を張ってメディオペースまで上げる。ちょこちょこKOHさんが前に出てきてくれるので、ありがたく下がる。ガツっとした登りの手前からタマキさんがアタック。KOHさんとba-mosさんが追うので追従。登りの終わりまでに追いつけるかと思いきや、タマキさんのペースが落ちない。二人を抜いて、下りでタマキさんを吸収。海沿いの狭い道と車通りの多い210号はのんびりペース。久里浜のところで直進したところシビれる登りがあったのだけど、どうやらここは左折して海沿いにいったほうが楽できたようだ。

海沿いの道に戻ると走りやすくなるので、テンポペースで前を引く。三浦海岸の先あたりでタマキさんが先行し、それにKOHさんがつく。後ろの二人は沈黙したままだったので、ちょっと待ってから前の二人に追いつく。今日は「頑張りません」宣言をしていたので、自分から仕掛けることはせず、タマキさんとKOHさんの走りを後ろから観察。

金田湾を離れてガツンと登る区間では、なぜか二人ともアウターのままダンシング。アウター縛りトレーニング中のタマキさんはまだしも、KOHさんがダンシングしているのは珍しい(後で聞いたらアウターだと気づいてなかった模様)。気持ちよい海沿いの道を下り、後続と合流。風車の手前の登りで先行したKOHさんとタマキさんに張り付いて走り、いつもは直進する交差点を右折して城ヶ島大橋をわたってしぶき亭でランチ。食べてみたかったマグロカツ定食はほぼ期待通りのボリューム&味で満足。

ちょうどお昼頃だというのに、走り出すとめちゃめちゃ寒い。チラチラ落ちてくるものがあるなーと思ったら雪!!交通量の多さにげんなりしながら134号を北上し、立石の公園で休憩してから裏道を使って湘南国際村TTのスタート地点へショートカット・・・と思ったら反対側に出てしまったので、TTコースの途中の交差点にあるコンビニで補給&休憩。両足ともつってしまったというba-mosさんの回復を待ってからTTのスタート地点まで下って右折し、逸見駅のところから16号に乗って吉野町まで走って解散。

**

LSDと言いながら、あんまりLSDにならなかったのはいつもの通り(?)。
やはり、グループライドで本格的にLSDをやるには、お喋りしながら走り続けられるドフラットなコースがないと駄目ですね。そう考えると、江戸川CRあたりが理想なのかも?

トレーニングブロック的には、今週が最後のベース期間(来週はレスト・ウィーク)となるので、残りのライドは単独のLSD走メインで考えよう。

2010年01月13日

OSTRICH ロード220

輪行袋を新調。

これまで使ってた定番のOSTRICH ロード320は、3年近く使ってボロくなっていたので輪行袋が必要になってた友達に譲り、軽量バージョンのロード220をゲット。

ロード320の厚手の生地に比べると、ロード220のペラペラのナイロン生地はいささか頼りない印象。とはいえ、電車輪行メインで丁寧に扱えばそこそこ長持ちしそうなので、自分としてはこれで問題ないかな、という感じ。輪行するのに最低限必要なエンド金具やベルト類が付属するので、これさえ揃えておけば輪行装備は整う。

そもそも車は(運転するのも乗るのも)あんまり好きじゃない上に、今の生活スタイルだと車を持つ可能性も低いので、今年も輪行袋の出番は多そうです。・・・と言いつつ、車があると自転車ライフ(レース参加・トレーニング場所への移動)がいろいろと便利になることも分かってきたので、もし都内を離れるようなことがあれば真っ先に車はゲットすることになりそう。

**

輪行袋というと、先日の秩父サイクリングでタイムアップになった際、ヤマさんが使っていたTNI製の簡易袋が気になっていたのでネットで調べて発見

自転車で触れると汚れるor危険なのは主にチェーンドライブ周りなので、リヤホイールとドライブ周りをカバーして、フロントホイールを外して持ち運びましょう、というアイテム。

家の中での保管や、車の中に詰め込むときの利用が想定されているようなのだけど、ほとんど荷物にならないコンパクトさでゴミ袋輪行よりも格段にスマートに輪行(といっても、緊急用というスタンスは変わらないと思うけど)できるという意味で、無事に帰還できるか分からないロングライドの装備としては多いにアリかもしれない。

The Greatest Show on Earth

ロードレースが出てくる映画を見てみようシリーズ、その4。

708-1.jpg

1974年のジロ・ディ・イタリアを追いかけたドキュメンタリー。
Rouleur issue 14で特集されていて気になったので、WCPからリリースされているDVDを入手して鑑賞。

王者メルクスに対し、スペイン出身のクライマーManuel Fuenteが山で果敢なアタックを仕掛けていく・・・という展開となった1974年のジロ。悪天候のステージ14で致命的な遅れをとったFuenteは、リーダー争いから5分もの遅れをとってしまい、最後の山岳ステージであるステージ20で大逆転を狙って早々とアタックをかける。小柄のFuenteが単独で飛び出して、たった一人で峠を登っては下っていく姿は実に印象的。あくまで勝負を諦めることなく「勝つためにはもうこれしかない」と独走を続けるFuenteの背中には鬼気迫るものを感じる。

作品全体としてジロ・ディ・イタリアの魅力を引き出しているのもよい感じ。バチカンで法王にブレッシングを受けて出発し、地中海沿いの遺跡のような街を駆け抜け、ドロミテの険しい山岳地帯を軽量なクライマーを先頭に登って行く・・・。当時のジロでは「通りかかる街の飲食店から何でも持っていってよい」という慣習(?)があったらしく、「Water Boys」と呼ばれるアシスト達がソフトドリンクの瓶をお店から失敬して走りながら飲んでたりする姿が見られる。

メルクス全盛期の走りを見られるという意味でも、山岳で勇敢なアタックを仕掛けたFuenteの走りを見られるという意味でも、ふた昔前の時代のジロを見られるという意味でも、なかなか見ごたえのある映画だと思う。音楽を含め全体的な雰囲気は緩くって、ツールとは少々異なるグラン・ツールの雰囲気に触れることができる作品。

2010年01月15日

ポジションとケイデンス

まだベース期間中なので、ポジションやケイデンスを意識して走ることが多い。

しばらく前に膝の痛みが出ていたので、サドルは675mmに落としているけど、機材側ではそれ以外の変化はなし。COLNAGOの2台は同ジオメトリ&同サイズでステム長さも揃えてあるので、ほぼ同じポジションが出てる。TIME号はフレームサイズがワンサイズ小さい(ホリゾンタル換算510)ので、その分落差を出して前傾を強くするポジションにしてちょうどよい感じ。

乗車ポジションは、昨年の春にフットレスキューでインソールを作ってもらったときに教えてもらったフォームを意識。要は「骨盤を立てる」ってことなのだけど、サドルにしっかり座りつつ(ケツの*をサドルに押し付けるイメージ)腰の下の辺り(猫背にするわけではない)をガツっと曲げる感じ。こうすることで前傾ポジションが楽に取れて、ペダリングも安定する。慣れてないと背中の下の方が強烈に疲れるけど、2009年の後半からこのポジションを意識していたら、大分楽に維持できるようになってきた。

**

2009年は苦手意識の強かった平地の高速巡航能力を上げるべく努力していたのだけど、ひとつ分かってきたことは「重いギアを踏め」ってこと。集団の中にいる時や、比較的楽に走ってる時は高めのケイデンス(自分の場合110rpmくらい)で回すことで脚にダメージを残さないようにすることが大切なのだけど、単独や先頭で高速巡航する時は少し低めのケイデンス(自分の場合100rpm前後)で重めのギアをしっかり踏んだ方が速度が出しやすいように思う。

大柄な欧米人ライダーは言うに及ばず、日本人でも平地巡航能力が高い人は重めのギアを「しっかり」回している印象があって、要するにその真似なのだけど、平地や下りでは登りとは違う踏み方があって、少しずつそのコツがつかめているような気がする。

なんとなく走っているときでも、フォームやケイデンス、それに使っている筋肉を意識することで得られるものは多い。

2010年01月16日

16歳の記

こないだ久しぶりに体組織計の内容をチェックしたら、相変わらず16歳(笑)だったのでメモ。
1/7の朝の計測。

体重 60.20kg
体脂肪 7.4%
内蔵脂肪レベル 1
筋肉量 52.8kg
推定骨量 2.9kg
基礎代謝 1551kcal
体内年齢 16歳

2009年の年始頃の値が

体重 60.35kg
体脂肪率 7.4%
内蔵脂肪レベル 1
筋肉量 53.0kg 1
推定骨量 2.9kg
基礎代謝 1559kcal
体内年齢 16歳

で、2009年のファーストレース(草津)の前の状態で

体重 57.50kg
体脂肪率 5.0%
内蔵脂肪レベル 1
筋肉量 51.8kg 1
推定骨量 2.8kg
基礎代謝 1515kcal
体内年齢 16歳

だったので、2008->2009年シーズンと似たような入り方ってことらしい。

ただし、去年は1月中ずっと60kg前後で推移していたのに対し、今はコンスタントに61kgオーバー。ここのところ寒いので、ついついカロリー摂取量が増えているのがよくない模様・・・。

無理のないダイエットは500gram/weekらしいので、4月中ごろのヒルクライム初戦に57kgを目指そうとすると、2月中ごろから意識的に体重を落としていく必要がある。もう少し余裕をみるとして、2月頭くらいからはバカ食い・間食は避けて体重を意識することにしよう。

2010年01月17日

朝練の友

ここのところ寒さが一段と厳しい訳ですが、相変わらず週2回程度の朝練は実施中。家を出る6:30くらいのタイミングは極寒の世界なので、それに耐えるための装備を紹介してみる。

- スカルキャップ
頭にかぶって耳と頭を冷やさないようにするもの。
特に走り出しは耳が冷えるので、自分にとって必須の装備。
De Marchi製のものを利用。

- 冬用のインナー
一番内側に着るピチピチしたシャツ。
PatagoniaのBiostretch 3というディスコンになっちゃったモデルと、CraftのPro Zero Extreme Crew Windstopperを愛用。両方とも保温能力が高いので、昼間にジャケットと一緒に着てると暑くなる。あるとないとで大違い。

- 冬用のジャケット
防風&透湿機能を備えたジャケット。
Assos Airjack 851 JacketとRapha Lightweight Softshell Jacketを愛用。前者のほうが保温能力は高いけど、後者でもインナーと組み合わせれば今の時期の朝練(0度前後)でも問題なし。

- 手袋
頭と同じく手(特に指先)も冷えまくるので、手元にあるCastelli製のものにモンベルのシャミースインナーグローブを内側に装着して二重装備。これでも冷えるときは冷えるけど、走行に支障が出るほどヤバくなったことはない。

- タイツ
足回りでは、実のところそこまでシビアな防寒性能は必要ないのかなーというのば正直な印象。De Marchiのビブタイツ(裏起毛のもの)と、wiggleのプライベートブランドのパッドなしタイツを利用。厚手で防風性能のある冬用のもののほうが暖かいっちゃー暖かいけど、汎用性の高いパッドなしタイツのほうが個人的には好み。

- シューズカバー
足先は強烈に冷える箇所なので、これも必須の装備。
Assos Winter Overshoesと、wiggleのプライベートブランドのものを利用。この時期はシューズにつけっぱなしにしていることが多いのだけど、距離を走ったあとは汗で蒸れているので1週間くらいでローテーション。

- ウォーミングアップオイル
走る前に塗っておくと暖かくなるオイル。
走るために使う筋肉(太もも付近や腹筋・背筋)に塗って軽くマッサージしておくことで走り出しが俄然楽になる。Eliteブランドのオイルを愛用していたのだけど、なくなりそうだったのでジェル状のものを買い足し。レース前のウォーミングアップ用途にも使える。

**

ってなとこかな。
もう寒さのピークは過ぎつつあるので、今年の冬はこれ以上装備を増やす必要はなさそう。冬用の装備は揃えるまでが大変だけど、一回揃えてしまえば何シーズンも使い回せるのがよいです。

2010年01月18日

The Drugs Don't Work

音楽じゃなくて自転車の話。

昨年末あたりから、トレーニング後orトレーニングした日の夜にはプロテインを飲むようにしている。

個人的にこの手のものはあんまり信じてない&頼りにしていなかったのだけど、2010年度の目標を設定した際に「もっと筋肉をつけねばいかん」という結論に達したので、効果があるかないか判断するという意味で飲み続けている。

筋肉がついたかどうかはよく分からないのだけど、飲んだ時の効果として筋肉痛が明らかに軽減されることは実感としてある。ついつい強度を上げたトレーニングをしてしまい、翌日のトレーニングまでに回復できずに短い/軽いメニューで済ます・・・みたいなパターンが多い(お馬鹿)ので、少しでも翌日に筋肉痛が残らない効果がある物質(ま、しっかり寝るのが一番ですが)はとても貴重だと思っている。

飲んでいるのは、amazonでも飲みやすいと評判のザバスのココア味。実際にプロテインが入ってる量でコストパフォーマンスを考えるとベストなチョイスではないようなのだけど、牛乳に溶かしたときの飲みやすさ(普通に美味しい)が気に入ったので、お試しで飲んでた500gのものがなくなる前に2.5kgのものを追加購入。
これでしばらくはプロテインに困ることはなさそう。

**

さらに、水に溶かして補給用ドリンクを作るためのマルトデキストリンも大人買いしてあって、外練やロングライド、レースで愛用している。詳しいことはよく分かってないのだけど、エネルギー源になる糖分が水に溶けやすい粉状になっているもので、カーボショッツとかあの手のものを買うよりも圧倒的にコストパフォーマンスに優れた補給食兼ドリンクを準備できる・・・っていうことらしい。

筋肉増強のためにプロテインを摂取する際には、一定量のカロリーを同時に摂取することで吸収がよくなるらしいので、プロテインと一緒に手っ取り早くカロリーを摂るためにも使われたりするみたいなのだけど、そっちの用途ではあんまり使っていない。

**

あと(まだあるのか)、ロードレーサー1年生の頃に膝を痛めて以来、お世話になっているのがグルコサミン&コンドロイチン。結局膝痛には半年近く悩まされてしまい、スポーツドクターに通ってリハビリをするようになってようやく脱却できたのだけど、グルコサミン&コンドロイチンもリハビリと同じようなタイミングで導入したので「鰯の頭も」的な気分で今でも飲み続けている。

まー、飲んでる時でも飲んでない(飲み忘れてる)時でもサドルの高さをいじったり疲れた状態で峠を走り回ったりすると膝に違和感が出ることは分かっているので、そろそろやめてもいいかな。

2010年01月22日

レストウィークのFTP Test(未遂)

今週は12月頭からはじめたEarly Base期間の最終週。
レストウィークなので自転車活動はミニマムに抑えて疲労回復&自転車以外の活動を優先。結果、平日の朝練で外に走りに行ったのは暖かかった水曜日のみ。

金曜日は来週からのMid Base期間に備えてローラー台でFTPを計測しようかなーと思ったのだけど、30分くらいアップしてから高負荷で走り始めたところ、6分ちょい走った時点で心が折れたのでメディオ練に切り替え。

今回は20min TTでの目標値を290Wと設定し、はじめの5分を280Wで入ったところまではよかったのだけど、5分を過ぎてから出力が上げられず、そのまま続けてもガッカリな数字しか出ないことが分かった時点で集中力が保てなくなって沈没。

6:29
281W
175bpm
100rpm

ローラー台での高負荷走行は初めてだったのだけど、これは精神的にも熱的に厳しいことがよく分かった。「風による冷却効果のないローラー台ではパフォーマンスが一定量低下する」ってのは、読み進めている最中のBicycling Scienceにも書いてあるので、その分を鑑みて目標設定をしたほうがよかったのかも。

というか、そもそもFTP Testの20min TTの最中は下手にパワー値なんか見ないで無心で漕いだほうがよさそう。次にやる時は、コンピューターを見るのは経過時間と心拍数をチェックするくらいに留めるようにしよう。

8週間のEarly Base期間を経て、Enduranceゾーンの心拍数で保てるパワー値が目に見えて向上しているのだけど、中~高負荷領域に関してはほとんど手つかずの状態のまま。来週からのMid Base期間では中負荷領域のトレーニングも導入されるので、じわじわ高い負荷に体を慣らしていこう。

2010年01月24日

Early Base 期間終了

12月頭の週から開始した8週間のEarly Base期間が終了。

BBCの言うところのEarly Baseとは「エンデュランス強度で距離を稼ぎつつ、高ケイデンストレーニングやフォームスプリント(軽めのギアでスプリントのフォームをチェック)を行い、クロストレーニング(ランニング、トレラン、スノーシューイングなど)もやる」期間。

・・・ってことらしいのですが、8週間のうちにレース3本、高強度のグループライド5本以上・・・と、トレーニングを計画通りにやるのがいかに難しいかということを実感させられる期間でもありました。クロストレーニングになるかは知りませんが、山登りは3日くらい実施。


(土曜日は奥多摩でハイキング。ランチは謎の「またぎ汁」)

**

週ごとのトレーニング時間をまとめてみると、

[1st block]
1: 3:20
2: 8:00
3: 16:20
4: 5:20 (Rest)
Total: 33hour

[2nd block]
5: 23:50
6: 9:00
7: 13:30
8: 6:10 (Rest)
Total: 52.5hour

Total: 85.5hour

ってわけで、8週間トータルで見ると10h/weekのノルマは達成できたようです。
パチパチパチ。

計画的にトレーニングしてなかった2009年の実質的な始動が2月だったことを考えると、現時点で大分よい具合にベースが作れている実感がある。急いで結果ばかり求めることはせず、強くなることを優先してトレーニングしていければよいかな。

**

次のフェーズはMid Base。

エンデュランス走や高ケイデンストレーニングは継続しつつ、低ケイデンス@高強度のForce Repeatや低強度での登り、それにテンポ領域メインのグループライドを導入してクロストレーニングをフェードアウトさせていく期間。

・・・ってことだけど、計画通りにやれる気が全然しないので、ある程度の柔軟さを持たせながらメニューを組んでいくことにしよう。

2010年01月27日

The Rider 再び

Raphaのインスピレーション」とされるTim Krabbeの"The Rider"を再読。

初めて読んだときはロードレース未体験だったのだけど、ロードレースを走る人の心境がある程度分かってくると、ひとつひとつの細かいエピソードがより深い実感をもって受け取れることに気づいた。レース中の微妙な心理の変化がさりげないタッチで淡々と描かれているのだけど、この描写こそが"The Rider"に特別な評価を与えているのだろうと思う。

さらに、歴史に名を残るレーサー達の戦歴や人となりがある程度頭に入った状態で読むと、ジャズ・アネクドーツ@ビル クロウ的な楽しみ方もできるところも魅力。

**

個人的に好きな部分を書き出してみると、こんな感じ。

P.17
私は「逃げを容認」という表現がひどく嫌いだ。なぜかというと、この表現を使うのはえてして「逃げを容認」されるために必要になる途方もない力に関して理解がない人たちだからだ。

P.19
自転車レースとは忍耐のスポーツだ。ハニー・クイパー曰く、"レースとは、自分の皿をはじめる前に相手の皿をきれいになめ尽くすこと"

P.69
ロードレースは文明による腐敗の影響を受けない人生の縮図ということができる。もし自分の敵が地面に寝っ転がっていたら、どういった行動を取るべきだろう?立ち上がるのを手伝うべきだろうか?
ロードレースの場合、蹴り殺してしまうのが正しい選択となる。

P.119
相互的自滅のテーマ再び、である。自転車レースではお馴染みのテーマだ。勝ったレースより負けたレースのほうが多い。ここで疑問が登場する。Reilhanはどのくらい勝ちたいのだろう?Reilhanは自分がどのくらい勝ちたいと思っているのだろう?Reilhanは自分がKleverが勝つことについてどう思っているのだろう?そもそも自分はKleverが勝つことをどう思っているのだろう?

2010年01月30日

チューブラーテープの交換時期

チューブラータイヤをホイールに接着する「チューブラーテープ」なのだけど、一定時間を過ぎると接着力が落ちてしまうものらしい。

ミヤタのチューブラーテープの取り扱い説明書には「1年使ったら替えてね」と書いてあるのだけど、室内保管で走行距離も短ければそれ以上使ってもよいんじゃないという声もある。一番確実なのは、走る前にタイヤを剥がそうとしてみて、簡単に剝がれないことをチェックすることみたい。

で、手元のFFWD F2Rは接着してから1年経っていたので、チェックしてみたところ、確かに「思いっきり引っ張らなくてもサイドが剥がれる」ことが確認できた。きちんと全部剥がそうとするとそれなりに力は必要になるけど、接着した当初よりも確実に接着力が落ちていることは間違いなさそう。
装着期間は約13ヶ月で、走行距離は200kmくらい。

そんなわけで、F2Rは現在タイヤなし状態。
ヒルクライムシーズンが近づいてきたら、170gと軽量なChrono Evo CSあたりでも装着して、これまで貼ってたVittoria Corsa Evo-CXはKsyrium SLのレース用に流用することにしようかな。タイヤ交換だけで100gの軽量化は大きい。


(タイヤを剥がしたあとに残ったチューブラーテープの残骸は、タイヤ側:リム側=4:6くらい。親指でグリグリやって簡単に除去できる。)

**

チューブラーの接着に関しては、まだまだセメント派の人も多くって、プロの世界でもセメント利用がほとんど。競輪の世界では、チューブラーの接着は門外不出の「技」として伝承されている・・・みたいな話もあるみたい。

自分はチューブラーテープしか使ったことがないので何とも言えないけど、昔からロードをやっている人からすれば「チューブラータイヤの張りつけ」=「セメント」という図式が出来上がっていて、それなりのノウハウも溜まっているのでしょう。

恐らく、チューブラーテープの最大のメリットは細かいノウハウ(ほぼ)関係なしに安定した接着力を得ることができること。あとは、汚れないことと、貼付けてすぐに乗れること・・・かな。

**

チューブラータイヤが剥がれた悲惨なケースといえば、2003年のツールでのベロキの落車。

ランスに40秒差の2位につけていた第9ステージの下りで、タイヤが剥がれて大クラッシュしてしまったベロキはリタイアを余儀なくされてしまう。異常な高温になった路面の影響でセメントの接着力が低下したことが原因と言われてるみたいだけど、いずれにせよチューブラータイヤは「リムの上に乗ってるだけ」であることは肝に命じておいた方がよさそうです。

2010年01月31日

ウィンターロード 第一戦

東京都自転車競技連盟主催のウィンターロード 第一戦(クラスC)。

結果は5位入賞。
自転車レースで入賞したのは初めてなので素直に嬉しい・・・けど、色々と反省点もあったので忘れないうちにまとめておこう。

**

コースは日本CSC@修善寺の右回り(逆周り)4周20km。
チームメイトのダジャラーさんも出走だったので、長津田まで輪行して車に同乗させてもらって修善寺へ。8:30に到着したので自転車を組んで軽く駐車場の周りを流してから入場し、受付を済ませてから試走へ。

受付でもらったのはヘルメットキャップと自転車に装着するプレートのみ。
チップはないのかなーと思ったのだけど、どうやらゴールラインのところにあるカメラで確認していたみたい(?)。

今日の機材はTIME VX Elite+Ksyrium SL。
服装は冬用インナーの上に半袖ジャージ、レーパンの上にパッドなしタイツ。暖かかったのでスカルキャップもシューズカバーもなし。結果、ちょうどよかった。

走り出すと、早速9-10%のシビれる坂。距離はないのでここで大きな差がつくことはなさそうだけど、ゴール手前の登り->ホームストレートのだらだら登りのコンボの後でこの坂が出てくるのはなかなかしんどい。登りきった先はジェットコースター的な楽しい下りで、クネクネしてはいるものの道幅も広くてバンクもあるので思い切って走って行くことができる。順周りの時はこの坂が勝敗を分ける大きなポイントになるっぽい。

下りきった先で橋を渡ると、逆回りコースの鍵となる1.3km/76m@5.8%の登り。そこそこ距離があるので、ここで自然と力の差が出て集団がばらけるのだろーと思ってたらその通りになった。登りきった先はガツっと下って橋を渡り、タフな登りをこなした先が登り基調(2-3%)のホームストレート。売るほどの足がなければここの登りはインナーでこなさないと死ぬだろうと予想(ほんとに↓死んだ)。

**

2周走って感覚を掴んでからスタート地点に戻り、整列してスタート。
はじめはみんな様子見のペースなので、10-20番目くらいのポジションをキープする意識でついていく。下りでメインのラインから離れた人の後ろについてしまったおかげでブレーキを多用する羽目になって苦労する。ここの下りはラインの取り方次第で脱出速度が大きく変わってくるなーと思う。ふと周りを見回すと、Wレバーのレーサーが華麗なシフトさばきでついてきている。恐るべし。ダジャラーさんは常に頭から3-4人目のあたりをキープしている。うまい。

下りきった先の登りではまだまだ大きな集団で進行。1人がアタックしたものの抜け出せる勢いじゃないので放置。自然と頭に出てしまったので、先頭を引いて先行者をパスしてそのまま下りへ。下りで試しに踏んでみるものの、後ろはしっかりついてきているので途中からはDHポジションに切り替えてホームストレート手前の登りへ。後ろから何人かパスしていくので、適当にポジションを落としながら登る。何を間違ったかアウターのまま突っ込んで、そのまま登りきってしまい、大いに足を使ってしまう。これが今日の一番の失敗。

スタート地点のあたりでインナーに落として回復させながら、2周目一発目の登りへ。「このペースで4周は絶対にもたないなー」と早くも泣きが入る。10番手くらいで登りをクリアして下りをこなし、登り区間へ。まだそれなりの規模の集団(20人くらい?)に見えたのだけど、前の方に出てくるメンバーは固定されてきて、そのうちの1人がアタックをかける。何人かが反応して5-6人が飛び出す形になったので自分も飛び出す。集団がプチばらけた状態で下りに入り、ホームストレート手前の登りで他の1人がアタック。これに反応できたのは7-8人。先頭集団が形成された状態で3周目が進行。

4-5人に少し先行される形で下りに入ったので、下りを飛ばして前を追う。大きな左カーブでターンインのタイミングを少しミスってしまい、膨らんだ形になってしまいヒヤっとする。橋を超えるあたりで先頭集団に復帰できたので、必死に食らいついていく。この時点で残っていたのは自分を含む5名。明治の人がよいペースで引く。登りの頂上で10mくらい置いてかれてしまっていたので、下りで踏んで登りのはじまる手前で追いつく。ホームストレートでは列車のうしろに金魚の糞をして最終周へ。

内房レーシングの人に5人の逃げであることを確認して一発目の登りへ。例によって少し遅れたので、下りで踏んで橋を超えたところで追いつく。今日は登りが全然駄目なのでひたすら防戦一方。距離のある登りでまたもや遅れる。落車してしまったというクラスBのfitteの人が並走していたので、その人に励まされながら先頭を視界に捉えつつマイペースで登る。この登りは見通しがよいので、後ろを振り返るとクラスCは見えない。「とりあえず入賞はできそうだな」という生ヌルい考えに取りつかれてペースが落ちる。こういう考え方はいけません。

下りはじめて一生懸命踏むものの、先頭は見えない。持ってるものは全部出す気持ちで登りをこなし(でもインナー)、ゴールラインに向かってダンシング。声がかかるので何かなーと思ったらゴールラインを超えるか超えないかの瞬間にすぐ左からクラスCの選手が飛び出す。ギリギリのタイミングで先行できたものの、間一髪で刺されるところだった。危ない、危ない。

結局8位だったダジャラーさんもすぐ後ろまで迫っていたので、4周目の自分のペースは危険なレベルにまでに落ちていたようだ。

**

ラップ情報は以下のような感じ。

1: 9:15 177bpm 98rpm 33.6kph
2: 9:40 176bpm 96rpm 31.9kph
3: 9:33 179bpm 96rpm 32.3kph
4: 10:04 172bpm 95rpm 30.8kph

最終周のタレっぷりはほんとに酷い。
金曜日に寒気がして風邪っぽかったので、金土とトレーニングをお休みして望んだので、体調はベストではなかったみたい。今朝の起床時体重は60.45kgだったので最近にしてはちょっと軽いくらいだけど、登りをこなすにはもっと絞らないと駄目。全然☆駄目!!

あと、あとまった登りでは心拍数180bpm前後のソリア域を多用するので、ここを鍛えておかないといけません。最近は上げてもメディオまでだったので、身体がこの強度に慣れてなかった。とはいえ、トレーニング本に沿っていくことに決めて行くので、まだソリア域でのトレーニングははじめない予定。

修善寺を走るのは初めてだったけど、ここはライダーの実力(主に登りの)が如実に出るコースだと思った。ウィンターロードは第二戦も出る予定なので、今回の反省を活かして望むことにしよう。

**

レース後は、裾野に住むI井さん@会社の山岳部のOB宅を訪問。
ダジャラーさんに途中まで乗せて行ってもらい、微妙な(率直に言うと美味しくなくてボッタクリ価格)そば屋で食事を済ませ、プチヒルクライムをこなしてI井さん宅に到着。

I井さん宅でのんびりさせていただき、三島で美味しい寿司を食べて新幹線輪行して帰宅した。

About 2010年01月

2010年01月にブログ「鈍行・中目黒の自転車メモ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2009年12月です。

次のアーカイブは2010年02月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36
おすすめ自転車関連本