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2010年02月 アーカイブ

2010年02月01日

1月の走行距離

1月の走行距離は1,242km。

なんとなく1,400kmくらい走れるかなーと思ってたのだけど、最後の週が体調不良気味&レースだったので伸びなかった。それでも自分にしては頑張って乗ってるほうなので、このくらいの距離は持続させていきたいところ。

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ウィンターロードのあった日曜日は見たかったスポーツイベントが二つ・・・。

ひとつはラグビーのトップリーグプレーオフの決勝、東芝v.s.三洋@秩父宮。チームDot3繋がりで東芝の後援会に入れさせていただいていて、前週のサントリーとの準決勝がいい試合だったので是非また見たかったのだけど、レースと重なってしまって逃してしまった。次の関東での試合は日本選手権の決勝@秩父宮なのだけど、これまたウィンターロードの第二戦と重なってしまっているので観戦できず・・・。今回の試合も見に行ってた友人のS君に代わりに応援しに行ってもらうことにしよう。

個人的にラグビーを生で見るのは大好きで、特に秩父宮はシートからグランドまでが近いのが大変ナイス。ルールがちょっぴり複雑なので取っ付きにくいところもあるけど、ボールを抱えた選手達が思いっきりぶつかり合って行く迫力だけでも存分に楽しめるはず。

もうひとつはテニスの全豪オープン男子決勝。
(フレッド・ペリー以来70年以上グランドスラムで勝てなかった)イギリスの期待を一身に背負ったマレーと「大先生」ことフェデラーの試合。長らくイギリスのお世話になった身からすると、是非ともイギリス人の悲願達成の瞬間が見たかったのだけど、結局勝てなかったみたいなのでまた次の機会を見られればいいかな。

それにしても、アンディー・マレーはパワープレーに走りがちな男子シングルス界にあって異色なほど「賢さ」が際立った選手で見ていて面白いです。スコットランド人だけど、イングランドに対する理解もあるみたいだし、もう少しスターっぽいオーラが出せるようになってくれば完璧。

2010年02月02日

ウィンターロード・あれこれ

ウィンターロードで見かけたWレバーのレーサーは、内房レーシングの橋詰和也さんだったようだ。80年代に日本のトップクラスで走っていた選手で、フォームも走り方もきれいだなーと思ってたらやはり只者ではなかったみたい。フレームもクラシカルなクロモリで、ホイールも手組み。

で、13歳の息子さんは見事に3位入賞。
最後まで残った強い四人組のうち、小柄で足も細い内房の人がいるなーと思っていたら中学生だったとは・・・。これからもっともっと強くなりそうですね。

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日本CSC(逆回り)のコースプロファイルをWKOのグラフからコピペ。
オレンジ色のラインが標高で、水色のラインが速度。

このデータは2ラップ目のものだけど、ゴール手前で急な登り区間にもかかわらず「もこっ」と速度が上がっている区間があって、これこそが集団を分断したペースアップに反応したときのもの。ここで反応できるかできないかで1-6位までが決まった動き。

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東京都車連のページにリザルトが出ていたのだけど、やはりというかなんというか、チップを使わない目視による計測なのでタイムがボロボロ。

先頭のタイムから考えると、恐らく自分は40-50秒くらい遅れていたはずで、後続の数名もその20-30秒以内に収まっていたはず。着順だけはしっかりみていたようなので大きな問題にはならないようだけど、この運営方式はちょっとどうなのかなーと思ってしまった。

2010年02月03日

Golden Cheetahの新機能

イケイケドンドンなノリで開発が進んでいるGolden Cheetah
近日中に1.3がリリースされる予定で、すでに1.4向けの話がちょこちょこ。

中でも目玉機能として注目されているのが"Aerolab"。

これは「パワーメーターの出力値を使って自転車が走るのを邪魔する抵抗を計算してしまいましょう」という試み。うまくいけばソフトウェアで風洞テストが実現できてしまうポテンシャルを秘めていて、現在鋭意開発中とのこと。

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自転車が前に進むのを邪魔する大きな抵抗は空気と重力の二つ。
重力による抵抗は身体と財布のダイエットで頑張るものとして、空気抵抗はポジションの変化によって低減させることが可能。空気抵抗はCdA(=Cd(coefficient of Drag(大気抵抗係数))xA(frontal Area(前面投影面積)))に大きく依存するので、前面投影面積をできる限り少なく抑えるのが王道的アプローチ。

それ以外の小さな抵抗としてはタイヤの転がり抵抗とドライブトレイン内でのパワーロスがあり、転がり抵抗はタイヤの種類・空気圧と路面状態に依存し(Crr(路面抵抗係数)として表現される)、ドライブトレイン内でのパワーロスはコンポーネントの性能&状態に依存する。

Aerolabの動作としては、出力値、速度、重量等の情報をもとに計算された仮想的な高度変化をCrrとCdA(空気抵抗係数(=前面投影面積x大気抵抗係数))等のパラメータを調整していくことで実際の高度変化に合致させ、CrrとCdAを割り出す仕組み。

逆に言うと、解析対象とする走行では同じ路面状況&同じポジションをキープする必要があるので、実際にCrrとCdAを求めるために使うときはコンディションを整えて走ったデータを準備する必要がある。風の影響で計算が狂ったりしないのかが謎ですが、そのあたりはきちんと考えられているのでしょう。近いうちにドライブトレイン内でのパワーロスも変更可能なパラメータとして導入される予定とのこと。

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CrrやCdAは、すでにエクセルシートを使ったり数式を解いたりすることで計算する方法が提案されているみたいだけど、一般のサイクリストがシステマチックにこれらの数値を取り出せる・・・という意味で画期的な試みであるといえそうです。

お試し版のWindowsビルドはすでにここからダウンロード可能。

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あと、個人的に気に入っているのが走行データの3D表示機能。
パッと見てどういうトレーニングしたのが直観的に分かるの素晴らしい。
これは1.3に入るはず。

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gc_training_menu_gen.png

あとは・・・QTの勉強がてらEdge 705のAdvaned Workoutを作成・エディットできる機能を手元で作成中。TCXを吐きだす部分がまだだけど、ある程度動くようになったらパッチを送りつけてみようかな。

実を言うとトレーニングメニュー作成ツールをGoldenCheetahに載せる必要性はそこまでないんだけど、Critical Power(FTP)などの数値を参照しながらトレーニングメニューを作成できたら便利かなーと考えた。

こうなってくると、限定的な表現しかできないEdge 705のトレーニングメニューに縛られることなしに、汎用的なトレーニングメニュービューワー兼エディター(?)にしてしまったほうがよいのかも?

まー、暇な時にでもちょこちょこ書き足していこう。

2010年02月05日

Bicycling Science / David Gordon Wilson

自転車という乗り物をアカデミカル&マニアックに調べ尽くした本。
込み入ったところは斜め読みしつつ、2か月くらいかけて一通り読破。

自転車の動力たるヒトの筋肉がどう動くかからはじまり、パフォーマンスの変化、自転車の歴史、空気/回転抵抗、ステアリングの理論、構造的強度や駆動系の動作効率、さらには膨大な量の人力の乗り物に関する情報などなど、自転車という乗り物にに関して科学的に解説できることが網羅し尽くされた内容になっている。

様々な実験データは"Bicycling Science"の著者が実際に行ったものではなく、膨大な量の参考文献から拾ってきたものによって構成されているため、断定的な書き方がされていないのが特徴。

たとえば、チェーンドライブの動作効率に関する記述はこんなノリ。

現行の自転車の動力伝達装置における伝達ロスに関する包括的な知識および、もしそこに問題があるとするならば、それをいかに修正できるのか、ということは我々にとって大きな関心ごとである。残念なことに、この領域についてはまだ意見の一致が見られてはいない。ゆえに、ここでは伝達ロスに関して報告されているデータを注意深く紹介しよう。

Ron Sheperd(1990)によれば、ディレーラーを含むチェーンによる動力伝達装置における伝達効率は、通常99%以上であるとされる。対照的に、Spicer et al(1990)の計測では、新品状態のディレーラーシステムであっても伝達効率が88%まで落ちることが報告されている。(中略)彼らの計測からは、以下の観測が導きだされる。

1. 動力伝達装置の効率は、リアスプロケットが小さくなるにつれて減少する
2. トルクの伝達量(チェーンテンション)が減るにつれて、効率は低下する
3. 最大の伝達効率は、比較的高い出力(175W)と低いペダル回転(65rpm)と最低のギア(21T程度の最大直径のリアスプロケット)によって得られ、効率は98%を超える
4. チェーンラインが真っすぐでないために生じる伝達ロスは、無視できる量である
5. 注油状態は伝達効率にほとんど影響を与えない

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はじめから通して読まなくても、「自転車が走る」「自転車で走る」ことについてありとあらゆることが載っているので、辞書的な使い方も可能。自分の記事も含めて、ウェブに載っている情報には不正確でソースも不明なものも多いので、アカデミカルな視点から自転車関係のネタを漁る入口として使える。

自転車の種類もロードバイクとかマウンテンバイクとかいったものに限定されていないので、例えば「レースで速く走る」ための知識としては不必要なものがほとんど。それでも興味深い話がてんこ盛りなので、自転車好きで科学嫌いじゃなくて、英語読むのを苦にしない人であれば存分に楽しめる本だと思う。

2010年02月07日

埼玉クリテリウム 第三戦

埼玉クリテ、未登録・中級クラスの第三戦。

結果はボロボロ。多分20位くらい?

今日は半端なく風が強くって、勝川さん曰く「これが埼玉クリテのあるべき姿」とのこと。遮るもののない平野に西北西の風が吹きすさび、横風区間では車体をバンクさせないとまっすぐ走ることもおぼつかず、逆風区間では300W出しても20km/hになる(byニャロメさん)という無茶苦茶なコンディション。これこそが、埼玉クリテが「北の地獄」の異名を取る理由。今日はその恐ろしさをたっぷりと味わわせていただきました・・・。

第二戦ではほとんど足を使うことなく最終ラップまでいけたので、今回も先頭集団についていくことくらいはできるだろうと考えていたのだけど、全然甘かった。(どちらかというと得意なコースの)ウィンターロードで悪くない結果が出せたので、埼玉クリテの優先度は少し下げ気味。マイレージを稼ぐことを優先して、前日の土曜日に150kmの山岳コースをテンポペースで走ってしまったのがあまりにも無謀でした。

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今日は例によって渋谷から湘南新宿ラインで北本まで輪行。
電車に乗る前になって心拍ベルトを忘れたことに気づく。アウチ。
心拍数が分からないので、会場に向かいながらある程度追い込んで走ってアップ。受付をした後も10分くらい風の具合を確かめるべく走行。逆風もすごいけど、横風もやばい・・・。

機材はTIME VX Elite+Ksyrium SLで、服装は冬用インナー+半袖ジャージ、下がショーツにパッドなしタイツ。風こそ強いけど、気温はそこまで低くなかった。

スタート地点に行くと、ニャロメさんがいたのでお喋り。チームメイトの勝川さんも応援に来てくれたので、色々とアドバイスをもらう。このコンディションだと、無駄に飛び出したりしないでとにかく前に残ることが大事とのこと。前のレースを観察していても5人以上の集団は存在せず、バラバラの状態でレースが進行していたので、力の差が大きく出るのだろうとは思っていた。

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最前列からスタートすると、ニャロメさんが先行。自分は三番手でついていく。
二番手の人が先頭と距離を置いているので、ニャロメさんが少し飛び出した形でバックストレートに入る。右からの横風が強くて超怖い。何を間違ったかここで集団の頭に出る。軽く踏み気味だったので少し飛び出した形。集団は道の左端に一列棒状。誰か前出てくれないかなーと思っていると、ニャロメさんに「先頭は右寄って」と教えられたのでそうする。・・・が、後ろは全員左端キープ。本来は階段状になるのが効率よいはずなのだけど、そういうフォーメーションにはならなかった。

さすがにずっと前にいるのも嫌なので踏まずにいると、右コーナー手前くらいでようやく何人かが抜いて行く。右コーナーを曲がった先が強烈な逆風区間。踏んでも22-24km/hくらいなので、フロントをインナーに落とす。一戦目も二戦目も1周目のここからホームストレートにかけての区間で集団の先頭付近を巡るポジション争いが勃発していたのだけど、今回も同じようにみな前を目指して動く。自分も上がろうとしたものの、目の前の人が全然ペースが上がらない人で、右側から面白いように抜かされ続けていつのまにか集団のケツに。

前回落車したエリアだったので、ここで抜こうとするのを怖がったのが凶と出た。この時点で今日のレースは終了。2周目のバックストレートに入る手前で大日本帝国陸軍の補給路みたいになった集団が見えて、バックストレートに入ると集団は見事にバラバラ。

集団の頭が見えない状態でバックストレートを抜けて、逆風区間で「協調しましょう」と声をかけて前を引いたら五人の集団ができたので、集団を守るように動いて周回を重ねる。とにかく辛いので何度も降りようかと思ったけど、ひたすら我慢。最終周のバックストレートで前を引いていたら、ホームストレートで吸収したばかりの人が復活して前を引いてくれたので、その人とローテしていたら集団と離れてしまい、そのままゴール。

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帰りはスピードマン勝川さんと一緒に17号経由で自走。
横風区間で路肩に寄っていたところ、二人とも突然の突風にあおられて背の低いブロックにホイールを擦ってしまって焦る。スポークに傷がついたものの、振れてなかったので無事みたい。さすがは頑丈なのが取り柄のKsyrium。

17号に乗ってからは追い風。
しばらく信号に引っかかりながらついていったのだけど、勝川さんが下ハンを握って50km/hの巡航モードに移行したので見送り、淡々と自分のペースで走って帰宅。

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なかなか苦い経験ではあったけど、レースでは一瞬のミスが命取りになることを再認識。こういう経験が血となり肉となってくれれば今日のレースの参加意義は十分あったと言える・・・かな。

それにしても、自転車レースは苦しい。
テニスの試合だと、長いラリーの後で多少苦しく感じることはあるけどそう長く続くものでもないし、こんなに苦しいスポーツを自分がやっているのが未だに信じられない。自分が自転車レースを辞めるときが来たら、その言い訳として使うことにしよう。「辛い!」。

そういえば、テニスは今年も実業団登録をすることになってしまった・・・。試合には出られない予定だけど、助っ人要員ということらしい。今は自転車が楽しいけど、やっぱり自分にとってのプライマリーなスポーツはテニスであり続けるのだなーと思う。

来週の週末は二日とも山登り@雲取山なので、平日&祝日に頑張ってマイレージを稼ぐことにしよう。

2010年02月08日

扇風機

ローラー台で負荷を上げた時の冷却用に工業用扇風機を導入。

LSDからTempoにかけてのペースであれば1時間+走っても小さい扇風機だけで間に合っていたのだけど、LT近辺まで上げると一気に発熱量が増えて辛くなることが分かったので、orange_BEACHさんのブログ記事に載ってたデカいやつをゲット。

配置は自転車の斜め後方。
風力が弱・中・強の三段階で切り替えられるのだけど、未だに「弱」より強くしようと思ったことがないくらい圧倒的な風量で大満足。夏場になったきたら配置を考え直した方がよさそうだけど、春に向けてのローラー台トレーニング快適化計画はこれで完了かな。

2010年02月10日

尾根幹線でPower Profilte Testもどき

今週は天気も悪いし週末も走れないので、平日の朝練に注力。

2時間+朝練できる時は、多摩川まで出て上流側まで行って折り返し、時間がある時は連光寺を登って尾根幹線~川崎街道経由で帰宅するのが定番コース。

最近になって多摩川へのアプローチを駒沢通りから世田谷通りに変更したところ、朝のすいている時間であれば是政橋まで10分くらい短縮できることが判明。何箇所かいつも詰まってる場所があるけど、概ね走りやすい。ただし、帰りは混むのでこれまで通り駒沢通りを利用。

今日はローラー台固定マシンになりさがってたExtreme-Powerで久しぶりに出動。ここのところ外練ではVX Eliteばかりだったのだけど、これはレースに向けて慣れておきたかったってこと以上に、チューブラータイヤの乗り味が気に入ってるってことが大きい。久しぶりにクリンチャー(ブチルチューブ+Vittoria Rubino Pro Tech)で走ると接地感のなさからくる乗り心地の悪さが気になった。

ベアリングを打ち換えてもらったKsyrium SLも好調。
メンテしてもらった後、1,000kmくらい走ってクラッシュx1、コンクリのブロックに接触x1だけど、振れた様子もないしハブの回転も良好。ただ、Mavicのフリーハブは2,000kmか3,000kmごとのメンテナンスが推奨されているようなので、フリーのメンテは忘れずにやらないといけません。

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今日は時間があった&パワーメーターもあったので、尾根幹線周辺でPower Profile Testもどきを実施。

川崎街道で連光寺坂上まで5min TTをしようとしたところ、病院に入るバスにひっかかって減速・・・。292W。尾根幹線の登りでの1min TTでは、下り区間も入ってしまったものの493Wで記録更新。今年中に1min TTは500Wにのせられそう。5secダッシュは平地でもがいて1011W。瞬間最大値は1060W。これもまぁまぁ。

5min TTの中盤~後半、300W前後で走っていても心拍数が175くらいに落ち着いていて、平均心拍数も低めの168bpm。しっかりコンディショニングすればまだまだ上げられそう。ぼちぼちFTP Testをやってみようかな。

12月からそれなりに乗り込んできたので、去年よりもパワーアップできていることが数値にも表れ始めているみたい。まだ当分の間はベーストレーニングを重ねて、心肺・代謝能力を上げていこうことにしよう。

2010年02月12日

雨天走行

祝日の木曜日は雨のせいで熊さん練が中止になったので、単独で練習。
午前中であればギリギリ降られずに済むかなーと淡い期待を抱いて、最近設定したばかりの新しい練習コースへゴー。

空は灰色で路面はウェット、空気も湿ってるけど走れないコンディションではない。
連光寺から尾根幹線に入って快調に走って行くと霧雨。さらに奥へと進むと少しずつ雨脚が強くなってくる。下りでガシガシ踏むと怖いので、トレーニング効率が悪いなーと思いながら右折して多摩ニュータウン通りへ。町田街道まで降りる手前まで来て雨が辛くなってきたのでUターン。関戸橋まで戻って多摩川CRを上流まで流してから、再度連光寺を登ってから帰宅。約100km。多摩川付近まで戻ると雨はほとんど降ってなかった。

今回はRaphaのLightweight Soft Shell Jacketだったのだけど、雨の尾根幹線を走ってたらジワジワと水が染み込んでしまった。前に読んだレビューに、「使い込んで洗濯するうちに防水性能が落ちる」というのがあったけど、自分の印象も同じ。あくまで"ソフトシェル"は"ソフトシェル"なので、防水性能はおまけくらいのものと思った方がよいみたい。撥水スプレーをかければ少しはマシになるかな?

あと、防水性能っていうと、TOKENのBBの防水性能には疑問あり。
ライドの終盤、ペダリングしていると「キューキュー」という音が出ていて、家に帰ってから調べたらやっぱりBBが犯人。重量&回転が軽くてカラーバリエーションが豊富なのがウリだけど、このくらいの小雨で音が出るようじゃだめだな。やっぱりDura BBに戻そう。

2010年02月16日

雪山のち休養

週末は会社の山岳部のメンバー+αと、東京都最高峰の雲取山(2017m)へ。
ほんとは三峰口から入山しようと思ったのだけど、交通の便が悪いので鴨沢から。
山頂付近の雲取山荘に泊まった日曜日の朝はバッチリの快晴で、石尾根をズンドコ奥多摩駅まで下って温泉につかって帰宅。

やっぱり山は展望があると最高ですね。

今回は同行のWさんがお汁粉を作ってくれたので、途中で美味しくいただきました。

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週末が潰れた先週も10時間のノルマは(ほぼ)達成できているので、レストウィークの今週はまったり休養。
木曜日か金曜日あたりにFTP Testをやって、週末は低めの強度で距離を稼ぐことにしよう。

2010年02月18日

トレーニングレベル

Coggan先生の"Training and Racing with..."の抜粋記事を発見

せっかくなので、(知ってる人には何を今さらだけど)トレーニングレベルについてメモ。
自分の場合、FTPが260W、LTHRが173bpmなので、トレーニングレベルは以下のような感じになる。FTP/LTHRは、それぞれ60minTTを行った際の出力値/心拍数。

ゾーン 心拍数(bpm) パワー(W)
Zone 1 アクティブリカバリー 118 or less 143 or less
Zone 2 エンデュランス 119-144 144-195
Zone 3 テンポ 145-163 196-237
Zone 4 LT 164-182 237-273
Zone 5 最大有酸素域 183 or more 274-312
Zone 6 無酸素域 N/A 313 or more
Zone 7 Neuromuscular Power N/A N/A

自分の理解している範囲で各ゾーンを解説してみると・・・

- L1はいわゆる「回復走」の領域。レース後のクールダウン等で利用。

- L2はLSD走と(ほぼ)同じ領域。長距離を走っても負担がかからない負荷なので、この領域で走りこむことで心肺・代謝系の能力向上が期待できる。特にロードレースでは、ここを鍛えておくことで回復力のアップが期待できる。ただし、ここばっかり鍛えても「速く」はなれない。

- L3はいわゆる「テンポ走」の領域。平地の単独走やグループライド、それに長距離レースで集団の中にいる時やなんかに多用する。"The Bible"曰く"Meat and potatoes for cyclist"。

- L4は「メディオ走」に該当(厳密にはちょっと違うけど)する領域。20-60min程度のTT強度と同じなので、ヒルクライムで強くなるためにはここを重点的に鍛える必要がある。ヒルクライムに限らずロードレースでもこの領域で出せるパワーが鍵になることが多いので、積極的に鍛える価値がある。

- L5は(大まかに言って)「ソリア走」の領域。5min TTとほぼ同じ強度。この領域で走り続けるのはかなり辛い。積極的に前を引いたり、短めの登りをこなすときに使うので、ロードレースでは勝敗を分ける重要な領域。ただし、ヒルクライムではほとんど使わないので、ヒルクライムオンリーの人がL5以上を鍛える必要性は薄い(はず)。

- L6は1分前後のダッシュのための領域。登り基調のゴールでペースをガツンと上げる時やなんかに使う・・・はず。L6以上の領域を心拍数で管理することは不可能。

- L7はいわゆる「フルもがき」の領域。スプリントやアタックで利用。この強度で連続的に走ることは不可能なので、トレーニングをパワーメーターで管理することは不可能。ただし、最大値を計測することはできる。

ってな感じでしょうか。

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BaseフェイズではL2メインで心肺・代謝能力を向上させ、Buildフェーズでレースニーズに対応した強度を鍛えて行く・・・というのが"BBC"や"The Bible"に書かれているセオリー。

ロードレースでのペースアップや短めの登りに対応するためにはL5を積極的に鍛える必要があるし、ヒルクライムで上を目指すには体重をできる限り低くしながらFTPの向上を計る必要がある。

FTPを向上するために最も効果的なのがSST(Sweet Spot Training)と呼ばれるもので、これはFTPの85-90%の強度でトレーニングすることで、時間あたりの効果が最も得られるとされるトレーニング方法。

Coggan先生のゾーン分けはパワーメーターが基準にはなってはいるものの、LT未満の領域に関してはCardiac Drift(脱水・熱の影響で、一定負荷で走り続けていると心拍数がじわじわ上がってしまう)の効果がそこまで大きくないので、心拍数をベースにしたトレーニングでも十分に使うことができるように思う。

そういう意味でいくと、パワーメーターは「強くなる過程を管理」するツールとしては使えるけれど、「強くなる」ために絶対的に必要かって言われると「そうでもないんじゃない」と思ってしまう自分もいたりして・・・。

2010年02月21日

牧馬峠・不調

よい天気だったので土曜日はサイクリング。

長袖のチームジャージをよっしーさんから受け取るべく昼に宮ヶ瀬湖畔に行かねばならなかったので、尾根幹線から道志みち方面に進んで牧馬峠に登り、時間があれば雛鶴峠まで足を伸ばすつもりで出発。

まずは連光寺坂をTTペースで走って310W@5分。
今週はどういうわけか調子が悪くって、平地でも登りでもパワーが出ない。密かに5min TTのベスト(320W)更新を狙っていたのだけど、全然駄目。まぁ、こういう時もあるのでしょうがない。

道志みちの入口の山崎パンで補給してから牧馬峠へ。413号を離れると一気に車通りが減って静かになる。今日はスカッと空気が澄んでいて、山が素晴らしくきれいに見える。丹沢の稜線付近には雪が残っているようだ。

テンポペースで牧馬峠を登り、相模湖側へ下る。相模湖側の下りは12%の標識のある凸凹道でなかなか恐ろしい。下って雛鶴峠方面に折れるあたりでタイムアップになったので、折り返して宮ヶ瀬湖方面へ。今回は山崎パンの脇から県道64号を使ってみたのだけど、ここはなかなか静かでよい感じ。

ちょっと早めに着いたので、ビジターセンターで軽く腹ごしらえ。無事にジャージを受け取り、よっしーさん&ダジャラーさんの三人で一緒で山崎パンまで走り、折り返したよっしーさんとお別れしてダジャラーさんと一緒に牧馬峠をもう一本。今度はメディオペース。そのまま相模湖方面に進んでからプレジャーフォレストのところで右折し、津久井湖方面へ。

津久井湖の脇は413号を素直に行かず、ダジャラーさんの案内で太井の交差点で左折して湖の右側の道へ。ここは明らかな遠回りだけど、信号もないし適度にアップダウンもあるし、湖と反対側の景色もよくってなかなかよいルート。先頭固定でガシガシ引くダジャラーさんから千切れそうになりながらなんとかこらえてクリアー。調子の悪い時は必要以上にダンシングに頼ってしまう癖があるのだけど、今日はガツンとした登りではダンシングばっかり・・・。

橋本方面まで抜けて、多摩ニュータウン通り、多摩川CRと繋いで帰宅。

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牧馬峠の記録は以下のような感じ。

一本目: 11:52 236W 158bpm 76rpm
二本目: 11:24 248W 165bpm 80rpm

出力と心拍数の関係は大体そんなもんだろーという感じなのだけど、走ってる最中に余裕がないのが全然駄目。

神宮外苑クリテリウム

いつも埼玉クリテに応援しに来てくださるチームメイトの勝川さんが出場する、ということで神宮外苑クリテリウムへ。

学連主催の大会なので開会式がそれっぽい雰囲気で進行し、子供&マスターズのTTが行われた後がマスターズクリテリウム。登録選手の中でも強そうなメンバーが集まっているので見応えのあるレースになりそうだなーと思っていところ、期待に違わず緊張感とスピード感に溢れたレースを楽しむことができた。

この手のクリテリウムは周回するので何度も見れて、しかもすぐ近くから見れるのがよいですね。今回はE-410+40-150mmという竹槍装備で撮影してたのだけど、何枚かそこそこの写真が撮れた。


優勝したイナーメの橋本さん。


TeamCBのスピードマン・勝川さん。


最後の2,3周で逃げた二人が最終周に突入。


後ろを押さえる(?)イナーメ勢。

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去年ジャパンカップを見に行ったときにロードレースの撮影に関してメモを残していたので、今更ながらコピペ。

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ロードレースの撮り方に関しては、IT Mediaの記事がなかなか参考になった。

手持ちのカメラはオリンパスのE-410で、レンズはキットレンズの14-45mmと40-150mm。動体撮影に向いている一眼レフとはいえ、あまりにも貧弱な過ぎる装備。まぁ、所詮はプロじゃないので100枚に1枚くらい面白い絵が撮れて、楽しめればよしとしましょう。

まず、構図にもよるとは思うけど、標準ズームを有効活用できるシーンがあんまりなかった。景色の開けたヨーロッパの山岳であれば選手とバックが合わさって面白い絵になりそうなもんだけど、日本の山は森林なのでいまいち。理想をいえば、広角と望遠をつけたカメラを2台持つのが最強だけど、所詮はプロじゃないので(以下略)。

そんなわけで、今回は主に40-150mmを利用。
撮影方法は。絞りを開放にしてシャッタースピードを稼いで瞬間を切り取る撮り方と、シャッタースピードを1/50くらいにして流し撮りする撮り方の二つに大別される。

いずれの場合でも、コンティニュアスAF+連写モードの組み合わせを使って、ターゲットを真ん中に入れてカシャカシャと撮影。選手が通過するのはあっという間なので、先導バイクや車で練習して感覚を掴んでおくとベター。

流し撮りに関しては、登りか下りか、アタックがかかった状態かそうでないかで選手が通過していく速度がぜんぜん違うので、それにあわせてシャッタースピードを変える必要がありそう。登り気味で比較的ペースが落ちているときであれば1/50あたりで、平地でかっ飛ばしてる時は1/80とか1/100で十分に背景が流れてくれるみたい。

今回は画質をSHQのJPEGにしていたのだけど、E-410のバッファはそんなに大きくないので10枚くらい撮り続けるとバッファが一杯になってシャッターが切れなくなってしまう。数で勝負するって意味では、HQにしたほうが正解なのかも。

コンティニュアスAFは思ったよりちゃんと機能してくれて、ペースがそこまであがってない状態であればそこそこ余裕をもってフォーカスをあわせることができた。まぁ、これは速ければ速いに越したことはないので、CanonとかNikonの中級機+に慣れてしまうと戻れなくなってしまうのでしょう・・・。

ロードレースを撮る上で最も大切なのが撮影ポイント。
望遠で遠景から撮るか、広角でダイナミックに撮るか、真横を通り過ぎるのを流し撮りで撮るか・・・と、切り取る写真を頭でイメージして撮影場所を選ぶ必要があるなぁと感じた。

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昼過ぎからは自宅で味噌作りパーティー。
今年は10人も集まったので賑やか&楽しく4kg作った。
9月の出来上がりが楽しみ。

去年作った分は熟成の進みがいまいちだったのでしばらく冷蔵庫に放置。
一昨年作った分がいい感じに熟成が進んでまろやかな味になったので、しばらくはこれを使うことにしよう。

2010年02月26日

3T DORIC TEAM

ちょっと遠いなーと思っていたExtreme-Powerのシートポストを変更(・・・したけどすぐ戻した)。

30mmオフセットのEASTON EC90から、ゼロオフセットの3T DORIC TEAMへ。
できれば10-20mmくらいのオフセットのポストが欲しかったのだけど、見当たらなかったので一気にゼロオフセットへ。強度の高くなった時に前乗りになる癖があって、「だったらいつも前乗りポジションだとどうなるのだろう?」という実験も兼ねて。

・・・で、結果は大失敗。
サドルの位置が前に20mmもズレてしまったので、これまで1年間乗りこんできたポジション・ペダリングが見事に崩壊して全然パワーが出なくなってしまった。先週ずっと調子が悪かったのはこれのせい。サドルとBBの相対位置って、やっぱり大事なんですね・・・。

今はEC90に戻して完全に復調。
2009年はずっとこの遠いポジションでやってこれていたので、今年もなんとかなるかなーと思いつつ、昨年比でハンドルを15mmくらい落としているのでステムを110mm->100mmに変更するのもありかな。まぁ、泥沼にはまらない程度に試行錯誤していくことにしよう。

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で、あわなかった3T DORIC TEAM。
ステムもハンドルも3Tなことだし、せっかくなので統一してみるのも面白かろうという考えもあっての選択。
カットした状態のEC90が130gで、未カットのDORIC TEAMが170g。

EC90だと真ん中のポジションだったので、DORICでは目一杯下げて使えば大丈夫かな・・・と思ったら、このシートポスト、構造上ほとんど前後に調整できない・・・。

見た目もぶっとくてあんまりかっこよくないし、たいして軽くないし、気に入ってる3T製品の中ではハズレってことみたいです。残念。

2010年02月28日

ウィンターロード 第二戦

日曜日は東京都自転車競技連盟主催のウィンターロード 第二戦@日本CSCの、クラスCに参加。

6:50長津田集合でダジャラーさんカーに乗せてもらい、修善寺へ。
予想以上に天気が悪く朝からパラパラと降られてしまい、モチベーションは最悪。9時前に現地に到着して少しだけ仮眠。車から出ると雨&風のせいでむちゃくちゃ寒い。自転車をセットアップして受付を済ませたのがレース開始20分前の9:40。1周だけ試走にでかけて下りの感触をつかんでおき、心拍数を上げてからスタート地点へ戻る。

今日の装備は冬用のインナーにチームジャージ(長袖)、ビブショーツ+パッドなしタイツ、手袋、スカルキャップ、シューズカバー。機材はTIME VX Elite+Ksyrium SL。

寒いのに参加者はけっこう多くって、クラスCも30人くらいいる。あとでエントリーを確認したら76人もいたみたい。

スタートすると、要注意の橋詰親子が前方に展開。1周目はまったりいこうと決めていたので、はじめの登りで少しずつポジションを落として集団中頃〜後方の20番手くらいで下りをこなす。登りに切り替わる手前の下りでスピードをのせて、登りに入ったところで一気にポジションをあげて10番手くらいにつく。今日は誰もペースをあげないのかな・・・と思いきや、橋詰(父)選手が飛び出していたみたい。

木、金、土、とそこそこ走ってしまっていたので登りで足が重い。近くを走ってたダジャラーさんに「今日は駄目っす」宣言。レースを動かす何かをやれればいいやという方向にモチベーションを持っていく。さりげなくポジションをあげて、5,6番手くらいでスタート地点に戻る。ホームストレートのゆるやかな登りは逆風なので一列棒状。

登りがはじまると、3番手くらいにいた橋詰(子)選手が大外からダンシングでペースアップ。少し遅れて自分も飛び出す・・・と思ったら、橋詰(子)選手はすぐに腰を下ろす。「追わないの?」と声をかけて、そのままダンシングを続けて登りをクリア。後続勢もついてきた。足のありそうな黒ジャージの選手が前に出て、橋詰(子)選手、自分、と続いて下りをこなす。この動きで追走集団が12人くらいに絞られたので、今日はこの集団でゴールできればいいやと目標を設定。

黒ジャージの選手の先頭固定で長めの登りを淡々と登る。登りの終盤で逃げてた橋詰(父)選手を吸収。・・・と思ったら、足のある橋詰(子)選手、黒ジャージ、カラフルジャージの選手が3人で飛び出す。押さえる動きをしていた橋詰(父)をパスしてペースを上げるものの、足がないので追いつけずに下りに入る。ここでも差を縮めることができないまま3周目に突入。

3周目一発目の登りは集団から離れそうになりながらこらえて走行。例によって登り手前の区間でスピードを乗せて、集団のケツに復帰。・・・と思ったら、長めの登りでペースが上がらず千切れる。下りで踏む&ゴール前の登りもダンシングでペースアップしたものの集団復帰はできなかったので、4周目は淡々と自分のペースで走ってゴール。多分12位くらい。結局勝ったのは単独で飛び出した橋詰(子)選手。ダジャラーさんは追走集団を引かされた挙げ句にゴールで刺されて7,8位に終わったみたい。

今日の反省点としては、

- ウェットな下りでブレーキかけすぎてしまった
-> 安全走行に徹したといえばその通りだったけど、もう少しビビらずに余裕をもって走れないといけません。
- 2周目の後半、先頭集団を追うために足を使い過ぎた。
-> 集団に残ることを優先するのであれば、足のあるメンバーを追わずに足は残しておくべきだった

ってなところ。
冷たい雨の降るレースは大苦手で、2008年末のTOKYOエンデューロ(1時間も走らずにDNF)、2009年のしらびそ(酷いパフォーマンス)、そして今回、と駄目パターンができてしまった。

今日は試走の時点でケイデンスのマグネットが外れていることに気づき、レース開始後は正しい心拍数が出力されず、高度計/斜度計もおかしな数値になっていたのでオタクサイクリスト的には残念なデータしか取れなかった・・・。似たようなコンディションのしらびその時も高度計がイカれていたので、持ち主と同じように冷たい雨に弱いのかも?

自慢できないラップタイムは以下の通り。

10:32
10:27
11:04
11:52

**

レース後は震える身体にむち打って車まで戻り、自転車を解体&着替えて帰宅。レース前は「終わったらどこか走りに行きましょうか」なんて話していたのだけど、そんな余裕は一切なかったので亀石峠を超えて帰途につく。

途中、磯舟ホテルに併設されたあじろ食堂に立ち寄ってランチ。ちょっと高いけど、ここの食事は悪くない。日帰り温泉も併設されているので、温泉に入るのもアリだったかも。

津波警報のせいで海沿いの道が混みそうだったので、伊豆スカイライン〜ターンパイク経由で帰宅。濃霧のスカイラインを超えた先、大観山の休憩所あたりでは展望が開けて芦ノ湖と富士山の展望が素晴らしかった。このあたりは前々から走ろうと計画していながら走ったことないので、今年こそ足を運びたいものです。

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