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埼玉クリテリウム 第三戦

埼玉クリテ、未登録・中級クラスの第三戦。

結果はボロボロ。多分20位くらい?

今日は半端なく風が強くって、勝川さん曰く「これが埼玉クリテのあるべき姿」とのこと。遮るもののない平野に西北西の風が吹きすさび、横風区間では車体をバンクさせないとまっすぐ走ることもおぼつかず、逆風区間では300W出しても20km/hになる(byニャロメさん)という無茶苦茶なコンディション。これこそが、埼玉クリテが「北の地獄」の異名を取る理由。今日はその恐ろしさをたっぷりと味わわせていただきました・・・。

第二戦ではほとんど足を使うことなく最終ラップまでいけたので、今回も先頭集団についていくことくらいはできるだろうと考えていたのだけど、全然甘かった。(どちらかというと得意なコースの)ウィンターロードで悪くない結果が出せたので、埼玉クリテの優先度は少し下げ気味。マイレージを稼ぐことを優先して、前日の土曜日に150kmの山岳コースをテンポペースで走ってしまったのがあまりにも無謀でした。

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今日は例によって渋谷から湘南新宿ラインで北本まで輪行。
電車に乗る前になって心拍ベルトを忘れたことに気づく。アウチ。
心拍数が分からないので、会場に向かいながらある程度追い込んで走ってアップ。受付をした後も10分くらい風の具合を確かめるべく走行。逆風もすごいけど、横風もやばい・・・。

機材はTIME VX Elite+Ksyrium SLで、服装は冬用インナー+半袖ジャージ、下がショーツにパッドなしタイツ。風こそ強いけど、気温はそこまで低くなかった。

スタート地点に行くと、ニャロメさんがいたのでお喋り。チームメイトの勝川さんも応援に来てくれたので、色々とアドバイスをもらう。このコンディションだと、無駄に飛び出したりしないでとにかく前に残ることが大事とのこと。前のレースを観察していても5人以上の集団は存在せず、バラバラの状態でレースが進行していたので、力の差が大きく出るのだろうとは思っていた。

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最前列からスタートすると、ニャロメさんが先行。自分は三番手でついていく。
二番手の人が先頭と距離を置いているので、ニャロメさんが少し飛び出した形でバックストレートに入る。右からの横風が強くて超怖い。何を間違ったかここで集団の頭に出る。軽く踏み気味だったので少し飛び出した形。集団は道の左端に一列棒状。誰か前出てくれないかなーと思っていると、ニャロメさんに「先頭は右寄って」と教えられたのでそうする。・・・が、後ろは全員左端キープ。本来は階段状になるのが効率よいはずなのだけど、そういうフォーメーションにはならなかった。

さすがにずっと前にいるのも嫌なので踏まずにいると、右コーナー手前くらいでようやく何人かが抜いて行く。右コーナーを曲がった先が強烈な逆風区間。踏んでも22-24km/hくらいなので、フロントをインナーに落とす。一戦目も二戦目も1周目のここからホームストレートにかけての区間で集団の先頭付近を巡るポジション争いが勃発していたのだけど、今回も同じようにみな前を目指して動く。自分も上がろうとしたものの、目の前の人が全然ペースが上がらない人で、右側から面白いように抜かされ続けていつのまにか集団のケツに。

前回落車したエリアだったので、ここで抜こうとするのを怖がったのが凶と出た。この時点で今日のレースは終了。2周目のバックストレートに入る手前で大日本帝国陸軍の補給路みたいになった集団が見えて、バックストレートに入ると集団は見事にバラバラ。

集団の頭が見えない状態でバックストレートを抜けて、逆風区間で「協調しましょう」と声をかけて前を引いたら五人の集団ができたので、集団を守るように動いて周回を重ねる。とにかく辛いので何度も降りようかと思ったけど、ひたすら我慢。最終周のバックストレートで前を引いていたら、ホームストレートで吸収したばかりの人が復活して前を引いてくれたので、その人とローテしていたら集団と離れてしまい、そのままゴール。

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帰りはスピードマン勝川さんと一緒に17号経由で自走。
横風区間で路肩に寄っていたところ、二人とも突然の突風にあおられて背の低いブロックにホイールを擦ってしまって焦る。スポークに傷がついたものの、振れてなかったので無事みたい。さすがは頑丈なのが取り柄のKsyrium。

17号に乗ってからは追い風。
しばらく信号に引っかかりながらついていったのだけど、勝川さんが下ハンを握って50km/hの巡航モードに移行したので見送り、淡々と自分のペースで走って帰宅。

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なかなか苦い経験ではあったけど、レースでは一瞬のミスが命取りになることを再認識。こういう経験が血となり肉となってくれれば今日のレースの参加意義は十分あったと言える・・・かな。

それにしても、自転車レースは苦しい。
テニスの試合だと、長いラリーの後で多少苦しく感じることはあるけどそう長く続くものでもないし、こんなに苦しいスポーツを自分がやっているのが未だに信じられない。自分が自転車レースを辞めるときが来たら、その言い訳として使うことにしよう。「辛い!」。

そういえば、テニスは今年も実業団登録をすることになってしまった・・・。試合には出られない予定だけど、助っ人要員ということらしい。今は自転車が楽しいけど、やっぱり自分にとってのプライマリーなスポーツはテニスであり続けるのだなーと思う。

来週の週末は二日とも山登り@雲取山なので、平日&祝日に頑張ってマイレージを稼ぐことにしよう。


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コメント (3)

お疲れさまでした。テニスもやるのですか。多才ですね~
私はサーブを「うりゃ!」と打つとよく横隣のコートにノータッチエースを決めました。

第一戦と第二戦とは全くの別物でしたたね。豪快にちぎられましたが、いまでも思い出してニヤニヤしてしまいます。いろんな個性があってレースは楽しいですね。

カツカレーさまでした。
自分は今日は練習でしたが、「こんな風の中のレースはしんどいだろうな~」って心配してました(笑)
今日ディープリムなんて履いてたら、本気で飛ばされちゃってたかもしれないですね。

それにしても自転車ってつらいですよね。
山登ってて、「なんでこんなつらいことやってんだろ?」って思うことしばしば(笑)
でも、終わるとまた登りたくなっちゃう。
不思議ですね~。

yama-kei:

> ニャロメさん
日曜日はニャロメさんの勇姿をこの目に焼き付けさせていただきました!!
先頭付近でレースに絡んでいくのは楽しいですよねー。癖になります。

テニスは小学校からずっとやっていたので、体に染みついてる感じです。
いろいろ浮気し続けてきたのですが、気付くとまたテニスに戻ってるという・・。

次も楽しみましょう!

> ダジャラーさん
レースには辛いコンディションでしたが、なかなかできない経験なので
経験値アップと冬場のトレーニングとしてはよかったです(負け惜しみ)。

自転車は苦楽しいのが面白いってことみたいですね。

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2010年02月07日 21:20に投稿されたエントリーのページです。

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