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2009年04月 アーカイブ

2009年04月01日

1,480km

3月の走行距離は1,480km。
獲得標高は11,200m。

う~ん、今の自分にはこれが精一杯。3月に入って実走メインのトレーニングになったことと、ほぼ毎週末150km以上走れたこと、そして平日の朝練で60-70kmのコースを週一回以上やれたのが大きそう。

これまで一番乗った月は、昨年のツール・ド・おきなわに向けてインテンシブに乗ってた9月の1,200km/7,000mだから、単純なトレーニング量という意味では大きなな前進。他の趣味を全部捨てて自転車に注力すれば、2,000km/月も見えてくるかな。

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廃マック

クロモリフレームは硬い?

久しぶりに乗ったMaster X-Light号の感想をメモ。

- カンパのギアシフトはカッチリ感がなくて1テンポ遅れる印象
- ゼロ発進時に踏み切れない印象
- 走行中の安定感は高い
- 体重をかけたダンシングがやりやすい
- 細いフレームは(ビジュアル的に)好み

Master X-Light号は、ホイールがNeutronでタイヤはVittoria Open Corsa EVO-CX、コンポは07ベローチェメイン(エルゴとFDだけは08ケンタウル)という構成。ハンドル&ステムが3Tの安物(完成車付属)で、シートポストが今は亡きSELCOF。フレームのサイズ&ジオメトリはExtreme-Power号と一緒で、ポジションの違いも1cm未満。

カンパのギアシフト操作にはよくも悪くもフィーリングが要求される感じ。クラッチ操作みたいなもんで、シマノのカッチリした操作感よりもこちらを好む人はいそう。とはいえ、ギアシフトのレスポンス自体は比べるのが申し訳ないほど7900Duraの方が格上。特にフロントをアウターにかけるときのストレスフリー感はサイコー。

ゼロ発進で踏めない理由は謎。走り出しの時に使うギアはほぼ同じ(53x23か50x23)だし、クランクの剛性の違いなのか、あるいはフレームの特性なのか・・・。

「体重をかけたダンシングがやりやすい」のは、恐らくクロモリフレーム独特のしなりみたいなものなんじゃないかと思う。筋肉をできるだけ使わないようにして、体重だけで踏み込んだときにリズムカルに坂を登っていける印象。反応のよいカーボンフレームだと、グイッグイッと踏み込んだときにタメが発生しないのでリズムを作るのが難しい。

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Master X-Lightが典型的なクロモリフレームだとは思わないのだけど、やはりクロモリフレームには踏んだ時の「テクスチャー」というか、「踏み味」みたいなものがあるように思う。

思いっきり主観でモノをいうと、世に出回ってる「クロモリ=柔らかくて身体にやさしい」「クロモリ=振動吸収がよい」なんてのは全部ウソ。どっしりとした安定感やバネっぽい感触は感じることができるけど、全体的な乗り心地という意味ではカーボンフレームの中でも硬い硬いと言われているExtreme-Powerのほうが上。

クロモリはフレーム素材として長く使われてきた分、最終的なライドエクスペリエンスが安定しているのがメリット(多分)。このチューブを使ってこのジオメトリで作ればこういう自転車が作れます、という経験値がマキシマムに高まっているので、まだまだ試行錯誤&研究開発が続いている新素材に比べて、期待した通りのフレームが作りやすいのではなかろうか。

クロモリのよさが生きるのは、ロードレーサー経験の浅い初心者や、かっ飛ばして走らないツーリング系ライダー。恐らくだけど、初めてロードレーサーに乗る人は軽くてレスポンスがよいカーボンフレームよりも、重いけど安定した走行感を持つクロモリフレームに乗ったほうがすんなりとロードレーサーの世界に入れるように思う。

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http://homepage1.nifty.com/firstsource/etc/crmo.htm
このあたりの記事を読む限りだと、クロモリを使ったロード用フレームを突き詰めていくと

- 三角形を大きくするためのホリゾンタルフレーム
- 細くて適度に柔らかいチューブ
- ラグ接合

というところに落ち着くのだなぁ、と勝手に納得。
アルミやらチタンやらカーボンやらといった別次元のフレーム材料がやってくる前までは、フレーム設計にはひとつのパターンがあって、みんなその範疇の中で創意工夫を凝らしてきたのだと思う。

コルナゴに関して言えば、1983年に発表したMasterが今なおベースモデルとして存在していて、カーボンフレームのはしりとなったC-40が1990年代に大成功を収め、その後継として出したC-50もヒット・・・と思ったら、Extreme-Power/C以降の世代ではカーボンを活用した自由なフレーム設計を推し進めてきた他社に苦戦している・・・ってな感じなのかな。

冷静になって考えてみると、コルナゴのトップエンドモデルの基本設計はかれこれ25年以上変わっていないわけで、これってすごいことだな~と感心してしまう。技術革新の激しいデジタルデバイスじゃないんだから、無理して毎年ニューモデルを出すのではなくて、マイペースで製品開発したものを出していけばよいと思うんだけど、ビッグブランドになるとそうも言っていられなくなるのだろうな。

コルナゴのさりげなく偉いところはサイズ展開。ホリゾンタルで14サイズ(国内は4サイズ)、スローピングで8サイズ(国内は3サイズ)をラインナップしているあたりにコルナゴのレーシングブランドとしての良心を感じる。これを実現するには、それぞれのサイズで異なるラグやチューブを用意しなければならないし、冶具の設計から何から何までをサイズごとに準備しなければならないので、とてつもなく大きなオーバーヘッドになってしまう。

個人的にはホリゾンタル&ラグの古典的なフレームの作りは大好きだし、イタリアンなメーカーの代表格としてのコルナゴには頑張って欲しいと思っている。

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我が家の自転車3台。
3台とも「ホリゾンタル」「ラグ接合」。

2009年04月03日

冷却装置

3月からのトレーニングは実走メイン・・・と言いつつも、天気が悪いときや時間がないときは3本ローラー(ELITE V-ARION)を愛用している。

最終的な設置場所は自室に落ち着いた。
カーペットの上にMINOURAのマットを敷き、sciconのセクシーな汗よけタオルを自転車に装着し、窓を開放してサーキュレーターのスイッチオン。

導入したサーキューレーターはHoneywellターボサーキュレーター。

ものの作りは値段相応という感じだけど、ローラー台トレーニングの冷却装置としては大変よい仕事をしてくれている。右斜め後ろからビュンビュン風が来るので、効率的に身体全体にフレッシュな空気が届けられている印象。軽めの負荷での30分トレーニングであれば、終盤にかけて額から汗が噴き出したり、心拍数が上がってしまったり・・・ということはなくなった。理想を言えば、もう1台を前側に設置したほうがよいのだろうけど、部屋のスペース的に厳しいので1台で我慢。

ローラー台トレーニングにおける残る課題はサドルかな。
fast pedalと称して120rpmで回し続けていると、サドルに押しつけている股間が圧迫され続けて痛くなる。今使っているAspide FXは超軽量(実測145g)の割に座り心地も悪くなくて、200kmクラスのロングライドにも対応できることが分かっているのだけど、ローラー台トレーニングにはそれ以上にシビアなサドル・フィッティングが要求されるようだ。

2009年04月04日

皇居周回

今日は皇居をグルグル10周。
LSD~メディオペースで負荷をかけすぎない走りを意識。

先日のテニスの練習で右膝を痛めてしまっていたので、予定していたロングライドはキャンセル。明日は負けられないテニスの試合なので、身体に負担をかけないという意味でもこのくらいがちょうどよい感じ。

千鳥が淵の桜もよい感じで、菜の花もきれい。これで晴天だったら完璧なんだけど・・・。

途中でRoppongi_Expressさんが抜いていったので、2,3周金魚の糞をさせていただく。前の日記で書かれていたとおり、登りが頑張らない代わりに平地や下りで手抜きをしない走りを実践しているなぁ、という印象。上ハンドルを持ってリラックスしたポジションで、平地巡行の時は100rpmくらいで回している感じ。速い人を後ろから観察していると、色々と参考になって面白い。

今日は「レース用ホイールに慣れておく」という名目でFFWD F2Rを装着。久しぶりにはいてみると、色々と違いが感じられて面白い。

- 踏み込んだときの軽さは圧倒的
- 気をつけてないと簡単にフラフラしてしまう (軽いから慣性モーメントが働きにくい?)
- ブレーキの効き方が独特。決して「効かない」わけではなくて、立ち上がりが急な印象
- 低速域から止めようとすると、前輪のブレーキングで脈動する

ブレーキパッドのセッティングはもう少し追い込んだほうがよさそう。いくら「決戦用ホイール」とはいえ、普段からはけるときにはいておかないと、実際の走行感覚を忘れてしまうので危ないなぁ、と反省。来週は輪行ベースでのヤビツTTにでも持ち出してみようかな。

最近になって、サドルを5mm引いてステムを5mm下げた。
レーシーなポジションだけど、身体が順応しているので特にキツく感じることはない。

この状態からサイコン(Edge 705)とボトルを取り除いて6.75kg。これ以上軽くするには軽量化を意識したスペシャルパーツが必要になってくる領域なので、このフレームではこれが限界かな。

2009年04月08日

A Small Good Thing

カンパのエルゴレバーで地味ぃ~に便利だなと思うのは、上ハンドルを握ったまま小指を伸ばしてリアのシフトアップ操作ができること(リリースボタンを押す)。

トレーニングで流してる時や、登りで上ハンポジションでクルクル回している時に愛用していたので、7900 DuraをくっつけたExtreme-Power号に乗るようになってから、たまに不便に感じることがある。

単純な変速性能や国内での入手性、それにコストパフォーマンスだけに注目して考えると、コンポーネントにSHIMANO以外を選ぶ理由は特にないのかも知れない。それでも、レバーを握った感触や自転車を操作する感覚といったことを加味すると、カンパもそんなに悪くないんじゃないかなぁ、と感じる。

最近の自分の中での結論としては「コンポーネントは105/Veloceクラスで十分」。自転車のパーツの中で走行パフォーマンスに最も影響を与えない部分に高級品を使うのは贅沢以外の何者でもない。問題は、ロードレーサーなぞという乗り物に乗って遊んでいること自体が贅沢な道楽である、ということ。

2009年04月11日

ヤビツTT

来週に迫ったツール・ド・草津の前に、ヤビツでのタイムを計っておきたかったので輪行でヤビツTT。

いわゆるひとつの電車輪行は昨年のツール・ド・草津以来。自宅から約15位の代々木上原まで自走し、15分くらいかけてExtreme-Power号with FFWDホイールを輪行袋にしまう。1時間強電車に揺られてから秦野で下車。秦野駅は改札を出てすぐ横に独立した部屋状になったコインロッカーがあるので、ここで自転車を組み立ててコインロッカー@300円(ちょっと高い)に荷物を置いていざ出発。

秦野駅から名古木の交差点へは10分もかからないので、そのままアップのつもりで1本目。デイリーヤマザキのある交差点で引っかかったので、改めて再スタート。今日は午前中が北風で昼頃から南風に変わるとの予報だったので、タイムを狙うのであれば2本目以降だろうということで無理をしないペースでクルクル回して登る。蓑毛の10%坂は39x25でダンシング->シッティングに戻す->もっかいダンシングというパターンでクリア。

蓑毛から先はしばらく斜度がゆるいのでケイデンスが90-100rpm程度に収まるように意識して登っていく。今日は上ハンドルを握る際に、ステムのすぐ脇を握る新ポジション(一点に集中してハンドルを握れる)を試してみたのだけど、これはなかなかよいかも。斜度10%を越えるポイントでは躊躇せずダンシングを使う。アップのペース・・・と考えながらもよいペースで登ってきてしまったので、最後はダッシュをかけてゴール。

32:11
174bpm
90rpm

とりあえずはベストタイム更新に成功。足がほぼフレッシュだったのがよかったのか、はたまたFFWD F2Rの御利益か・・・。それにしても今日は暑い。峠にいてもカンカン照りの太陽が眩しくて、下りでもウィンドブレイカーが全く必要ない。これは春っていうより夏。

FFWD F2R+Swissstop Yellowの効き具合を確かめながら峠を下り、デイリーヤマザキで食糧を補給。FFWD F2R+Swissstop Yellowのでの下りは特に問題なし。やっぱりブレーキの効き方にクセがあるのだけど、これは慣れで解決できそう。ブレーキパッドのセッティングを追い込んだので前輪の脈動もほとんどなくなった。

デイリーヤマザキの前スタートでいざTT2本目・・・と思って走り出したら身体が「イヤン」と言った気がしたので、あっさりUターンして秦野に戻ってそのまま帰宅。「32分切り」という目標は果たせなかったものの、悪くないタイムで走れたし、明日もトレーニングする予定なので無理することはないかな、という考え方(軟弱者)。

再度1時間電車に揺られて昼過ぎに自宅に到着。電車輪行だと、ドア・ツー・名古木が約2時間15分。輪行装備の準備が必要になることと、自走で2時間で行けることを考えると、やはりヤビツに行きは自走のほうがよいな。輪行も慣れてしまえば大して苦にならないとはいえ、やっぱりロードレーサーは走っていてこそ格好いいと思うのだよね。

輪行のメリットが出てくるのは自走を躊躇してしまう場所に行くときだから、もう1歩遠い所に走りに行くときは輪行を有効に使ってみようかな。小田原まで行って椿ライン&箱根周辺で好き放題に走ってからウマイもの食べて・・・なんてのもよいかもしれない。

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例によって今回のTTを猛レースに登録
蓑毛までのタイムは過去数回分でほとんど差が出ていないのが面白い。平坦&下りがあるこの区間が最も風の影響を受けやすいように思うので、風向きがよい時を狙えばここから30秒~1分くらいは縮められそう。

とりあえず、ヤビツに関しては今年中に30分を切ることを目標にしておこう。
そこから先の世界は、まだ今の自分には見えない・・・。

2009年04月12日

辛けりゃいいってもんじゃない

日曜日は前からやろうと思っていた白石峠サイクリングへ。

- 早朝の八高線沿いの道は走りやすくてトレーニングに最適
- 越生のシロクマパンは噂通りナイスなパン屋さん
- 白石峠残り1kmでEdge 705がハング。マジで勘弁してください・・・
- 白石峠のタイムは26分くらい。遠いので、次に行くのはいつになるやら
- 秩父方面の峠&道は丹沢・奥多摩方面とは違ったローカルな雰囲気が素敵
- 200kmオーバーのサイクリングでTTっぽく峠にアタックするのは無謀

やはり、トレーニングは辛けりゃいいってもんじゃないなぁ、ということを実感。

トレーニングを効果的かつ効率的にやっていくためには、翌日以降に疲れを残しすぎてしまうタフなロングライドはよくない。でも、個人的にはこの手のロングライドのほうが好きなので、レース活動に興味がなくなったらロードレーサーの主な利用用途はこの手のサイクリングメインということになりそう。そして、そうなるとやっぱり残るのはExtreme-Power号じゃなくてMaster X-Light号なのだろうな。

2009年04月13日

Extreme-Power号のチェーン交換

ツール・ド・草津のレース前ってことで、Extreme-Power号のチェーンを交換。

年始から乗っているExtreme-Power号の走行距離は3,000kmくらい。噂どおりクイックリンク部分が伸びやすいようで、クイックリンクをまたいだ部分は0.75%まで伸びてしまっていた。

逆に言うと、クイックリンクをまたいでいない部分はまだ使えるということなので、クイックリンクだけを新品で調達して古いチェーンを使い続けるのもアリかも。600円くらいで買えるみたいだから、思い出したときに2,3個まとめて購入しておこう。

2009年04月14日

外苑周回

ドバイから一時帰国している父親が突然うちに転がり込んできて、ゴルフバッグをかっさらって5時前に出かけていったので(起こされた)、今日は早朝練で外苑を11周。

ほんとは皇居に走りに行こうと思っていたのだけど、日曜日のロングライドから足が回復していなかったのでオールフラットな外苑へ。6時台であれば車通りも少なくて、1.4kmの周回を気持ちよく走ることができる。銀杏並木がちょうどよい感じに芽吹いてきて、チビっちい葉っぱが大変可愛らしい。やたらと人手の多い紅葉シーズンも悪くないけど、新緑の銀杏並木も捨てがたい魅力を持っているように思う。

メディオペースで110rpm~115rpmを回すイメージで10周。
最後はアウターにかけて維持できるギリギリのペースで1周して終わり。

子供の頃から細くない太股にコンプレックスを抱き続けてきたのだけど(故に細身のロードレーサーに憧れる)、膝まで隠れるビブニッカーorタイツをはいていると足回りが「シュッ」と細くなったような錯覚に陥ることができるのでちょっぴり嬉しい。ま~、ロードレーサーに乗るようになってから確実に太股は細くなっているのだけど、まだまだレーサーの足にはほど遠い・・・。

2009年04月15日

分布図

SportTracksCSV Export Pluginでログデータを出力して、先日のヤビツTTの走りを解析してみた。

ヒルクライムでは、刻一刻と変わっていく斜度に対してどういう走り方をしていくか、というのがひとつのポイント。出力したcsvファイルをOpen Officeに食わせて、斜度に対して速度・心拍数・ケイデンス・パワー、といったあたりがどう分布しているかをグラフでドン。

心拍数は175bpm前後で高値安定。
速度も斜度(grade)に対してきれいな反比例の関係になっていて分かりやすい。

問題は、バラつきが大きめなケイデンス。5%~6%程度の斜度であれば90~100rpm回せているようだけど、6%~8%のあたりから70rpm~100rpmにバラつきはじめてしまうのがイケてない。8%~10%ではダンシングを使ったりするので、70rpmくらいになってしまうのはある程度仕方がないものとして、4%~7%くらいの斜面をシッティングで走っているときは、もっと安定して90-100rpmくらいで回せるのが理想。よりこまめにギアシフトが必要ってことかな。

パワー値はあくまで参考値でしかないのだけど、5%前後の緩めの斜面でパワーをだしきれていない(楽しちゃってる)傾向が見て取れる。恐らくこれは、ギアシフトをおろそかにして110rpmくらいでシャカシャカ回しているのがよくない模様。

・・・とかまぁ、色々考えはじめるとキリがないわけだけど、心拍数に関してはある程度一定を保てているので、あとはケイデンス&パワーを一定に保てるようにすればさらなるパフォーマンスアップを期待できそうだ。

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GPS2PowerTrack Plugin
を利用した(間接的な)パワー計測の方法はこちらの記事をどうぞ。

2009年04月17日

レース前の体重チェック

昨年末に購入したヘルスメーターの値をチェック。
買ってすぐに計ったときはオフシーズンで、

[男性・アスリート]
体重 60.35kg
体脂肪率 7.4%
内蔵脂肪レベル 1
筋肉量 53.0kg 1
推定骨量 2.9kg
基礎代謝 1559kcal
体内年齢 16歳

という値。
これに対し、レース前の今の状態では

[男性・アスリート]
体重 57.50kg
体脂肪率 5.0%
内蔵脂肪レベル 1
筋肉量 51.8kg 1
推定骨量 2.8kg
基礎代謝 1515kcal
体内年齢 16歳

という感じ。
体重・体脂肪率共に順調に落とせていて、それに伴って筋肉量と基礎代謝も微減している。体脂肪率をこれ以上落とすのは難しそうなので、さらなる自転車ボディーを作り上げるには自転車では使わない筋肉を落としていく必要がありそう。

コンスタントにトレーニングをしつつ、大食いや間食の誘惑に打ち勝ってる今の状態でようやく57.5kgだから、やはり自分は50kg台前半には辿り着けない身体のような気がしてきた。身長168cmで体重58kg前後、というと169cm/58kgのベッティーニのような走りを目指せばよいのかしら。

自転車にどっぷりハマってる片山右京さんが165cm/56kgで、ヤビツのampmからのタイムが32分前後とのこと。このタイムを「遅い」と言い切れる貪欲さが世界で戦ってきた人の意識なんだろうな・・・。

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ヒルクライム用装備のExtreme-Power号は、FFWD F2R 190 ceramicを装着して、シートチューブ側のボトルケージと携帯ポンプを外して、Edge 705をつけた状態で6.65kg。

2009年04月19日

第14回ツール・ド・草津

初出場の昨年に引き続いて、2009年初レースとしてツール・ド・草津に出場。

草津という場所柄もあってか、温泉つきでまったりヒルクライムを楽しめるこの大会のノリは個人的に好み。自分が所属するチームDot3からも総勢10名(+応援2名)のメンバーが参加して、賑やか&楽しい週末となった。

【前日・準備編】

土曜日は新宿まで自走して、じゃむさんカーに乗せてもらって草津へ移動。今日はピカピカの晴天で大変気分がよい。1時過ぎに着いたので、受付を済ませて宿で着替えて試走へ。標高1,200m前後の草津でも今日は完全な夏日で、半袖+ビブニッカーという装備で坂の様子を確かめながら走行。途中から少しずつ心拍数を上げていって、スタートから4.5km先の殺生河原にゴール(レース前はここで通行止め)した時は170bpmくらい。このくらいの距離であれば勢いだけでもなんとかなるんだよな~。

宿に戻って荷物を置いて、機材の整備大会の後は「西の河原露天風呂」で温泉タイム。ツール・ド・草津の魅力の60%は温泉に詰まっている・・・ってのは言い過ぎだけど、ストイックになりがちな自転車レースが温泉地のゆるいカルチャーと混じり合ってマイルドな味付けになっているのはよいことだと思う。昨年までは、参加者がもらえるタダ券でいけるのが「いわゆる普通の温泉施設」であるところのベルツ温泉センターだけだったのだけど、今年はそれ以外の2箇所も選べるようになっていたのが好印象。「西の河原露天風呂」は、やたらとだだっ広い露天風呂でそこに行くまでの景色も楽しめたりしてなかなか素敵。草津って所は総合温泉エンターテイメントとしての立ち位置をよく分かってるナァ、と変なところに感心する。

温泉の後は夕飯。お腹一杯食べてビール(500ml)を飲んだところ、貧食に耐えてきた胃がびっくりしたらしくて眠くなったので、8時頃からベッドへ。10時頃に一旦起きて、歯を磨いてから本ちゃん睡眠。

【当日・準備編】

日曜日は5時頃に目が覚めてしまったので、本を読んだりして暇つぶし。さすがに朝はまだ寒い。去年みたいに湯畑観光に行く気も起きないので、朝風呂に浸かってスッキリ。7:30から朝食。炭水化物が不足気味だったので、後から薄皮クリームパンやおにぎりで補充しておいた。ウォーミングアップ・オイルを塗ってマッサージし、レース装備に着替えて会場へ移動。

会場に着くのが少し遅れてしまったため、左から2列目の後方に並んだのだけどこれが失敗。ピカピカの好天でむしろ暑いくらいなので、昨年のようにふるえながら開会式中震えながら待つような羽目にはならなかったものの、草津市街をグルリと回るパレード走行が渋滞気味で少々ストレスフル。昨年は先頭周辺でスルッと抜けたのだけど、後方に並んだ場合はある程度渋滞を覚悟する必要がありそう。

【当日・レース編】

スタート地点の手前からスピードを乗せて、いざスタート。前半は押さえ気味でクルクル回して、殺生河原までは余裕のある展開。昨年はここから先3-4kmの区間でペースが落ちていたので、心拍数170-175を維持する意識で、踏めるところはちゃんと踏んでいく。

後ろから誰かに抜かれることはないので、今日はただひたすら自分との闘い。勾配が厳しくなるところでは、足に刺激を与える意味で2,3回ダンシングを利用。残り3kmを越えてからはペダリングに神経に集中して強めに踏む。最後の直線の手前の登りでは、周りの人たちにつられてダンシングしたくなる欲望を抑えてシッティングでクリアし、直線に入って勾配が緩くなってからギアをかけてスパート。さっきの坂でペースを上げた人たちを一気に抜き去る。こういう時にFFWD F2Rのありがたみを心底感じる。ただし、フィニッシュラインのところが狭くなっているのは恐いので、どうにかして欲しいところ。チャンピオンクラスでプチ集団スプリントになったらどうするんだろうとか心配になってしまう。

手元計測のタイムは39:43。結果的にオフィシャルタイムと一緒だったのだけど、とりあえずの目標だった40分切りは達成。ただし、カテゴリー全体のレベルが上がっていたので、順位は昨年と変化なしの19位(昨年のタイムは43:03)。昨年このタイムを出せていれば5位に食い込めていたはずなんだけど・・・なんとも悔しい。平均心拍数が171bpmだったので、もう少し追い込むことができたのかもしれない。

最後のスプリントで完全にパワーを出し切ったので、フラフラ~っと走って荷物を回収し、チームメンバーのゴールシーンを撮影。もういっぱいいっぱいの苦しそうな顔、充実感たっぷりの嬉しそうな顔・・・たくさん撮れて満足。全員集合後は、下山装備をととのえてから記念撮影を済ませて景色を楽しみながら下山。曇りだった昨年は冬用装備の必要性を感じるほど寒かったけど、今年は春秋の峠下り程度の装備でも十分下れるくらい暖かい。

大会本部でリザルトを見て、豚汁+バナナ+温泉饅頭をいただいてから温泉に浸かって撤収&解散。やはり草津の温泉はサイコー。帰りの高速は渋滞にハマりがちだったものの、19:00頃に新宿についたので、再び自走で中目黒のマイホームに帰宅。じゃむさん、今回は車の準備&運転でお世話になりました。ありがとうございました!

【当日・その後編】

まだまだ強くなるためにトレーニングで追い込む余地があるなぁ、ということが分かったと同時にチャンピオンクラスで戦っている人たちのレベルが水平線の彼方から視界に入ってきた(ような気がする)という意味で、手応えのあるレースだったと言えそう。やはり、世の強いクライマー達を相手に戦うには、ヤビツで軽ぅ~く30分を切るくらいの実力がないと駄目なことがよく分かった。

昨年の草津&その後日の記録を読むと、

- 「40分を切るには3本ローラーでほにゃほにゃ」
- 「40分を切るレベルになったら軽量のカーボンフレームをふにゃふにゃ」

・・・とかゴチャゴチャと書いていて、それらを着実にクリアしてきてしまっている自分の有言実行っぷりが恐ろしい。ここで下手な目標を書いたりすると実現する羽目になってしまいそうなので、目標らしいことは書かずにこの記録を終えることにしよう。

楽しい大会でしたっ!

Extreme-Power号ヒルクライム仕様。
・・・やっぱりヒルクライムではコンパクトドライブが欲しいかも(弱気)。

例によって猛レースで仮想レースを開催しておいたので、草津を走ったGPSユーザは参加すると面白いんじゃないかと。

2009年04月21日

富士HCの目標

参加予定だった5月のしらびそ高原ヒルクライムがテニスの試合に被って参加できなくなったので、次の目標は6月頭のMt.富士ヒルクライム

距離: 24.40km
標高差: 1207m

平均斜度4.9%で最大でも7.8%とのことなので、ノーマルドライブのままで問題なく対応できそう。申告タイムごとに整列してのスタートらしいので、うまく集団に食らいついていくことができれば一人旅にならずに済みそうなのもグッド。心配なのは、24kmという長距離のヒルクライムが未体験であること。これだけの距離を登り続けられる場所は他にないので、5月中に最低でも1回は試走しに行くことにしよう。

カテゴリーごとに1位~8位までが表彰対象で、昨年の結果を見る限りだと入賞を目指すには1:10切りが最低条件。草津と同じように全体的にレベルアップしている可能性を考慮すると、1:08くらいのタイムが欲しい。

例によってヒルクライムのパワー計算でタイムを予想すると、今回の草津と同レベルのパフォーマンスが出せれば1:10前後のタイムは出せそう。ここからさらに調子をあげていくことができれば、初めての入賞も見えてくる・・・かな。

ここ1,2年第一級のアマチュアレーサーとして活躍しているよっしーさんも、3年前の草津で自分と同じようなタイムで走っていることは大きな励み。コンスタントにトレーニングを続けてさえいれば、着実に自転車乗りとして進歩していくことができそうなので、頑張りすぎて燃え尽きないように注意しよう。

ちょうど4月~5月は外でやる遊び全てが楽しいので、自転車は週2,3回の朝練orローラー台メインの活動にして、月500km~800km程度を走って現状維持できればいいかな。

**

しばらくはレースがないので、我慢していたお菓子をムシャムシャ。

2009年04月24日

マルコ・パンターニ 海賊の生と死 - ベッペ・コンティ

稀代の名クライマー、マルコ・パンターニの生き様を綴った本。

これだけ波瀾万丈なドラマに彩られた人生を生きた人も少ないだろう。若い頃から自転車乗りとしての資質を見いだされ、そのカリスマ性からロードレース界のスターの座を射止めるも、不運な事故や怪我、それにドーピングスキャンダルに泣かされ続け、悲劇的な最期で短い人生にピリオドを打ったパンターニの姿を克明に描き出している。

EPOによるドーピングが常態化していた90年代のレースシーンではあるけれど、その中にあってあれだけ突出した走りを見せたパンターニは、やはり途方もなく優れたクライマーだったのだと感じる。天与の才能とむき出しのガッツ、それに茶目っ気を兼ね備え、人間的な弱さまでも表に出してしまうパンターニは、いつでも人の注目を奪わずにはいられない。そして、その注目の結果が彼の人生を狂わすことになってしまったのだろう。

レースの戦い方という観点から見れば、彼のアタックはいつも無謀で無計画的なところがあるし、長いステージレースの中で味方を作るという政治的努力も行わず、あくまで一匹狼的に勝利を求めた彼の戦略は「戦略」と呼べるものではなかった。それでも、観客の期待に応えるため、そして何よりも自分の内なる衝動に駆られるようにしてアタックを繰り返したパンターニの姿は、痛々しくも勇敢で、今もって多くの人たちの心を打つのだろう。

不必要に原語(イタリア語)を使いすぎている翻訳に不自然な印象を受けたものの、パンターニに関する資料としては一級品の価値を持った本。

2009年04月28日

レンシュウ・ウソツカナイ

先週末のテニスの春の実業団・第二戦で敗北。
上のリーグに上がるチャンスが費えてしまったので、自分の中での春のテニスシーズンが早々と終了。しらびそ高原ヒルクライムに参加できそうな気配なので、色々と準備しないといけませんね・・・。

今回は2-2のスコアで自分の出番が回ってきて、強風吹き荒れる中悪くないプレーができたのだけど、結果は4-6, 5-7の惜敗。やはり、練習が足りていない分プレーに粘りがないのが一番の敗因。勝てない相手じゃなかっただけに悔しさもひとしお。声援を送ってくれたチームメイトには申し訳ない気持ちで一杯だよ・・・。

テニスのように直接的に相手を渡り合うスポーツでは、圧倒的な相手に当たったらどうしようもなくて諦めもつくけれど、タイムという絶対値で評価することができる自転車は、結果が分かりやすいだけに練習のしがいのあるスポーツということができそう。もちろんテニスだってゴルフだって練習した分だけ報われることに違いはないわけだけど、少なくとも今の自分にとって「練習の成果」が実感しやすいという意味で、自転車はモチベーションを維持しやすいスポーツだと感じる。

**

ゴールデンウィーク中は4日ほど山登りに出かけてしまうので、しらびそ高原ヒルクライムはベストコンディションで臨むのが難しそう。Mt.富士ヒルクライムに向けた長距離ヒルクライムの練習というイメージで参加することになりそう。

月曜日は疲れた身体にむち打って朝練70km。

- 気分転換に乗ったMaster X-Light号は、相変わらず乗り心地が「カタい」印象
- 体が疲れてるときは鉄だろうとカーボンだろうと自転車は進まない
- カンパのレバーはハの字になってないので、シマノに慣れてると違和感を感じる
- でもやっぱりマイ・モースト・フェイバリット・バイクはMaster X-Light

About 2009年04月

2009年04月にブログ「鈍行・中目黒の自転車メモ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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