« レース前の体重チェック | メイン | 富士HCの目標 »

第14回ツール・ド・草津

初出場の昨年に引き続いて、2009年初レースとしてツール・ド・草津に出場。

草津という場所柄もあってか、温泉つきでまったりヒルクライムを楽しめるこの大会のノリは個人的に好み。自分が所属するチームDot3からも総勢10名(+応援2名)のメンバーが参加して、賑やか&楽しい週末となった。

【前日・準備編】

土曜日は新宿まで自走して、じゃむさんカーに乗せてもらって草津へ移動。今日はピカピカの晴天で大変気分がよい。1時過ぎに着いたので、受付を済ませて宿で着替えて試走へ。標高1,200m前後の草津でも今日は完全な夏日で、半袖+ビブニッカーという装備で坂の様子を確かめながら走行。途中から少しずつ心拍数を上げていって、スタートから4.5km先の殺生河原にゴール(レース前はここで通行止め)した時は170bpmくらい。このくらいの距離であれば勢いだけでもなんとかなるんだよな~。

宿に戻って荷物を置いて、機材の整備大会の後は「西の河原露天風呂」で温泉タイム。ツール・ド・草津の魅力の60%は温泉に詰まっている・・・ってのは言い過ぎだけど、ストイックになりがちな自転車レースが温泉地のゆるいカルチャーと混じり合ってマイルドな味付けになっているのはよいことだと思う。昨年までは、参加者がもらえるタダ券でいけるのが「いわゆる普通の温泉施設」であるところのベルツ温泉センターだけだったのだけど、今年はそれ以外の2箇所も選べるようになっていたのが好印象。「西の河原露天風呂」は、やたらとだだっ広い露天風呂でそこに行くまでの景色も楽しめたりしてなかなか素敵。草津って所は総合温泉エンターテイメントとしての立ち位置をよく分かってるナァ、と変なところに感心する。

温泉の後は夕飯。お腹一杯食べてビール(500ml)を飲んだところ、貧食に耐えてきた胃がびっくりしたらしくて眠くなったので、8時頃からベッドへ。10時頃に一旦起きて、歯を磨いてから本ちゃん睡眠。

【当日・準備編】

日曜日は5時頃に目が覚めてしまったので、本を読んだりして暇つぶし。さすがに朝はまだ寒い。去年みたいに湯畑観光に行く気も起きないので、朝風呂に浸かってスッキリ。7:30から朝食。炭水化物が不足気味だったので、後から薄皮クリームパンやおにぎりで補充しておいた。ウォーミングアップ・オイルを塗ってマッサージし、レース装備に着替えて会場へ移動。

会場に着くのが少し遅れてしまったため、左から2列目の後方に並んだのだけどこれが失敗。ピカピカの好天でむしろ暑いくらいなので、昨年のようにふるえながら開会式中震えながら待つような羽目にはならなかったものの、草津市街をグルリと回るパレード走行が渋滞気味で少々ストレスフル。昨年は先頭周辺でスルッと抜けたのだけど、後方に並んだ場合はある程度渋滞を覚悟する必要がありそう。

【当日・レース編】

スタート地点の手前からスピードを乗せて、いざスタート。前半は押さえ気味でクルクル回して、殺生河原までは余裕のある展開。昨年はここから先3-4kmの区間でペースが落ちていたので、心拍数170-175を維持する意識で、踏めるところはちゃんと踏んでいく。

後ろから誰かに抜かれることはないので、今日はただひたすら自分との闘い。勾配が厳しくなるところでは、足に刺激を与える意味で2,3回ダンシングを利用。残り3kmを越えてからはペダリングに神経に集中して強めに踏む。最後の直線の手前の登りでは、周りの人たちにつられてダンシングしたくなる欲望を抑えてシッティングでクリアし、直線に入って勾配が緩くなってからギアをかけてスパート。さっきの坂でペースを上げた人たちを一気に抜き去る。こういう時にFFWD F2Rのありがたみを心底感じる。ただし、フィニッシュラインのところが狭くなっているのは恐いので、どうにかして欲しいところ。チャンピオンクラスでプチ集団スプリントになったらどうするんだろうとか心配になってしまう。

手元計測のタイムは39:43。結果的にオフィシャルタイムと一緒だったのだけど、とりあえずの目標だった40分切りは達成。ただし、カテゴリー全体のレベルが上がっていたので、順位は昨年と変化なしの19位(昨年のタイムは43:03)。昨年このタイムを出せていれば5位に食い込めていたはずなんだけど・・・なんとも悔しい。平均心拍数が171bpmだったので、もう少し追い込むことができたのかもしれない。

最後のスプリントで完全にパワーを出し切ったので、フラフラ~っと走って荷物を回収し、チームメンバーのゴールシーンを撮影。もういっぱいいっぱいの苦しそうな顔、充実感たっぷりの嬉しそうな顔・・・たくさん撮れて満足。全員集合後は、下山装備をととのえてから記念撮影を済ませて景色を楽しみながら下山。曇りだった昨年は冬用装備の必要性を感じるほど寒かったけど、今年は春秋の峠下り程度の装備でも十分下れるくらい暖かい。

大会本部でリザルトを見て、豚汁+バナナ+温泉饅頭をいただいてから温泉に浸かって撤収&解散。やはり草津の温泉はサイコー。帰りの高速は渋滞にハマりがちだったものの、19:00頃に新宿についたので、再び自走で中目黒のマイホームに帰宅。じゃむさん、今回は車の準備&運転でお世話になりました。ありがとうございました!

【当日・その後編】

まだまだ強くなるためにトレーニングで追い込む余地があるなぁ、ということが分かったと同時にチャンピオンクラスで戦っている人たちのレベルが水平線の彼方から視界に入ってきた(ような気がする)という意味で、手応えのあるレースだったと言えそう。やはり、世の強いクライマー達を相手に戦うには、ヤビツで軽ぅ~く30分を切るくらいの実力がないと駄目なことがよく分かった。

昨年の草津&その後日の記録を読むと、

- 「40分を切るには3本ローラーでほにゃほにゃ」
- 「40分を切るレベルになったら軽量のカーボンフレームをふにゃふにゃ」

・・・とかゴチャゴチャと書いていて、それらを着実にクリアしてきてしまっている自分の有言実行っぷりが恐ろしい。ここで下手な目標を書いたりすると実現する羽目になってしまいそうなので、目標らしいことは書かずにこの記録を終えることにしよう。

楽しい大会でしたっ!

Extreme-Power号ヒルクライム仕様。
・・・やっぱりヒルクライムではコンパクトドライブが欲しいかも(弱気)。

例によって猛レースで仮想レースを開催しておいたので、草津を走ったGPSユーザは参加すると面白いんじゃないかと。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yama-kei.org/mt/mt-tb.cgi/6793

コメントを投稿

About

2009年04月19日 23:34に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「レース前の体重チェック」です。

次の投稿は「富士HCの目標」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36
おすすめ自転車関連本