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2009年02月 アーカイブ

2009年02月09日

どこからどう見ても・・・

パッと見て大変紛らわしい自転車グッズをゲット。

正体はsciconのローラー台用の汗よけタオル

先日wiggleからちょこちょこしたものを取り寄せたときについでに入手したのだけど、プラスチックのケースから出して、下着泥棒が間違って持っていってしまうのではないかと思われるほどのセクシーさに絶句してしまった。ちなみに、写真の取り付け方は微妙に間違っていて、本当は上ハンの上を通してドロップ部分にひっかけるのが正解。

我が家での3本ローラー環境もほぼ定着してきた。
洗面所にMINOURAのマットをひいて、ドアを閉めて浴室乾燥機の「涼風」をつけて、ノートPCで音楽を流す、というスタイル。負荷"2"設定でLSDペース(30km/h前後)で走っている限り、騒音&振動は洗濯機より気にならない程度とのこと。ただし、40km/hを越えたあたりから猛烈に振動が出てしまうので、ある程度以上の負荷をかけて走るにはそれなりの対策が必要になりそうだ。

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1月の走行距離は約300km。
後半に風邪をひいてしまったり、膝の痛みが出てしまったり・・・という言い訳はあるにせよ、これは限りなく「のってない」状態。ニューマシンが組みあがってローラー台も届いて、「これから」というところでのスタートダッシュに失敗してしまったようだ。

まぁ、気が乗ってないときに無理してもいいことはなさそうだし、自分のペースでやっていけばよいかな。

2009年02月11日

ノミの心臓

Extreme-Power号にFFWD F2Rを装着して皇居4周。
wiggleから2セット取り寄せたSwissstopのイエローをセットして、ホイール&ブレーキの効き具合の様子見を兼ねつつ軽めに流す。

この組み合わせにするとFulcrum Racing3 + Dura-Ace 7900のブレーキシューに比べて絶対的な制動力は落ちるものの、実用上は問題なさそう。シューが黄色いせいか、リムに残ったシューのカスが目立つ。

ブレーキシューのセットアップにはTAOXのブレーキシューチューナーを利用。これを使えばサルでも容易にベストセッティングが出せるぜぇ~と適当に作業してチェックを怠っていたため、前輪の片側が少しリムの外周側に寄っていて前輪のブレーキングが少し不安定だった。自分はサル以下ですか・・・。

1周目: 8:24 153bpm 95rpm
2周目: 8:34 157bpm 97rpm
3周目: 8:44 162bpm 96rpm
4周目: 8:55 159bpm 95rpm

インナーだけを使って軽めに走っていたはずの1周目が一番よく走れてるのが笑える。竹橋を左折して首都高に合流する登り区間では意識的に抑えてるつもりなのだけど、気付くとすぐ心拍数が170近くまで上がってしまい、上がった心拍数は呼べど叫べど落ちてこない。

年末から全然乗ってなかったから、ただでさえ頼りない心肺機能がノミの心臓クラスになってしまっているようだ。まずはここから鍛えないといけません。

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自宅に帰ってからは、ベストなブレーキシューセッティングを求めて作業。本気でセッティングを追い込んでいくと、なかなか奥深い世界であることに気付く。これまでいかにいい加減にやってきていて、なんとかなってきたかが分かる。

体調も戻ってきたことだし、そろそろ真面目に走り込みを始めようかな。
2月に入ってから走行距離はまだ200km。2月、3月は1,000km/monthを目標にしようと思ってたのだけど、残り20日弱で800kmはなかなかしんどそう。う~む、どうしたものか。

Fulcrum Racing 3

Extreme Power号の普段履きホイールとして、Fulcrum Racing 3を愛用している。

- かっこいいやつ
- メンテナンス性が高そうなやつ
- そこまで軽さにこだわってないやつ

というクライテリアを元にチョイスしたのだけど、期待通りの買い物になった。
42k円でイギリスからゲット。クイックを外した状態での重量は

Front 736g
Rear 928g
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Total 1664g

大本営発表(1625g)より重いけど、まぁ許せるレベルかな。シマノ用フリーボディーはカンパ用より重くなりやすいと聞いたので、そんなもんなのかねぇ。2008年モデルなので公式にチューブレスホイールに対応した"2-Way Fit"ではないのだけど、リムに穴がないから頑張ればチューブレスを履くこともできるのかもしれない。

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Racing 3はFulcrumのミドルグレードに位置するホイール。
FulcrumのホイールラインナップにはRacing 3とRacing 5の間に明確な違いがあって、Racing 0/1/3が本国生産であるのに対し、Racing 5/7は中国生産との噂。Racing 1とRacing 3との差が誤差程度(リムの切削具合、アルミスポークv.s.ステンレススポーク)であることを考えると、コストパフォーマンスは高いんじゃないかと思う。

まだそんなに距離を走ってないし、追い込むような走りもしてないのだけど、「ハブがよく回る&静か」ってのが一番の印象。距離を走ればラチェット音が出てくるのだろうけど、通勤用のTIME号についてるKsyrium SSC SL(6年もの)の回転があまりにも渋いので、それと比べると笑ってしまうほどよく回る。カップ&コーンだから、しっかりメンテナンスしてやればもっとよく回るようになるのだろう。

ダッシュすれば気持ちよく加速してくれるし、G3ではない後輪の変則組み(2to1)も見た目がすっきりしていて好印象。最高の性能を求めるならカーボンホイールに分があるのは間違いないけど、普段履きにカーボンホイールを使うほど解脱できていない自分としては、見た目的にも気に入っているこのあたりのグレードのホイールがちょうどよいと感じている。

我思う、故に・・・

哲学の話じゃなくて、自転車の話。
新生3Tのハンドルバーはどれも変わった名前がついてる。

ROTUNDO -> ラテン語で「丸っこい」とかいう意味
ERGOSUM -> ラテン語で「それ故に(ergo)我あり(sum)」
ERGONOVA -> ラテン語の「それ故に(ergo)」と「Nova(超新星)」

"Ergo****"は、“人間工学”の「エルゴノミック」と“故に我あり”の「エルゴスム」をモジってるのだと思われる。たかだか自転車のハンドルごときに大層なネーミングではあるけれど、2007年から資本が変わって再出発した3Tのやる気が感じられるところだ。なお、3Tの正しい読み方は「トリプル・ティー」。TECNO TUBO TORINOの略なので、「スリーティー」と読むのは間違い(と言いつつ、自分は「スリーティー」と呼んでる)。

新生3Tのドロップハンドルは形状ごとに3種類に別れていて、それぞれアルミのPRO、カーボンのTEAM、TEAMをさらに軽量化したLTDがラインナップされている。

ROTUNDOは、その名の通り1980年代に定着したラウンドシェイプを今風にアレンジしたノーマルスタイルのハンドル(ドロップ量はそんなに大きくない)。ERGOSUMはROTUNDOよりドロップ量を減らしたアナトミック系ハンドルで、バーとブラケット部分が水平にセッティングできるようになっていてバランスがよい。ERGONOVAは、「スーパーシャロー」と表現される今風のハンドルで、ハンドルの直線部分が膨らんでたりしていて手がこんだ作りになってる。

3Tのウェブページにある壁紙(今はもうなくなった模様)を眺めた限りだと、2008年のTDFでのCSCチームの利用実績は、

サストレ: ROTUNDO LTD
シュレック兄: ROTUNDO TEAM
シュレック弟: ROTUNDO TEAM
カンチェラーラ: ERGOSUM PRO
アルヴェセン: ERGOSUM PRO
フォイクト: ERGOSUM PRO
その他: 主にROTUNDO TEAM

・・・という感じ。
カンチェラーラ、アルヴェセン、フォイクトといったパワー系ライダーが揃ってセカンドグレードでアルミ製のERGOSUM PROを使っているのはなかなか興味深いところ。「手が小さいライダー用」とのことだけど、ERGOSUMは手が大きな自分にもしっかりフィットしている。

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新生3Tのステムは赤(TEAM)か白(PRO)のラインが目立つイタリアンなデザインで、3Tのハンドルと組み合わせることでステムの肉抜きから3Tの文字が浮かび上がる仕組み。ステムメーカーは数あれど、こんなことをやっているのは3Tくらいのものだろう。

ハイエンドモデルで-17度ステムを出しているのも評価できるし、3Tハンドルユーザーは3Tステムを合わせると見た目的にバランスが取れていいんじゃないかと思う。

2009年02月12日

Crash replacement for FFWD wheels

FFWDのホイールには"Crash Replacement"なるサービスがあるらしい。

http://www.ffwdwheels.com/product.asp?idCategory=95&page=1

欧米系のフォーラムで「リム破損の場合、FFWDに言えば半額で替えのリムを送ってくれるらしい」みたいなコメントを読んだ記憶があって、その裏を取ろうと思って調べてたら、普通に本家に書いてあった。どうやって持ち主確認するのか分からないけど、商品の注文&発送の連絡をGeneral Manager自らがEメールでやっているような小さな会社だからこそできるアフターサービスということができそうだ。

FFWD F2R 190 ceramic(とその他のFxRシリーズ)は、ハブ、スポーク共にDT Swissの汎用品が使われていることによる高いメンテナンサビリティーが地味なセールスポイント。1kg切るか切らないかといったレベルの超軽量ホイールの中には、構造上振れ取りができなかったり、専用品が使われていて修理するために製造会社送りになったり・・・といったものが少なくない。FFWDのF2Rの偉いところは、「普通の作り方」で超軽量を達成しているところなのではないかと思う。

先述のフォーラムでは、F2Rのリムの製造元が頻繁に議論の遡上に上がっていて、「公表しないってことは台湾製のメーカーに違いない!きっとそうだ、そうに決まってる!」と盛り上がっていた。実際、F2Rの優位性はこの超軽量なリムにあるわけだから、ここの素性が分からないことには消費者心理として納得できないところもあるのかもしれない。

2009年02月15日

ハンドル変更 Ergosum -> Rotundo

Extreme-Power号のハンドルを3T ROTUNDO TEAMに交換。

これまで使ってた3T ERGOSUM PROも悪くなかったのだけど

- ブラケットが遠めのセッティングになってしまう
- 下ハンが近すぎる
- 形が気にくわない

・・・といったあたりが気になってた。
3T ROTUNDO TEAMはシャロー気味なラウンドシェイプのカーボンハンドル。しばらく前にゲットしていたのだけど、ERGOSUMに巻いてた白いバーテープの再利用が難しそうだったのでいい感じに汚れて交換しても惜しくなくなるタイミングを待ってた(微妙にケチ)。

白いバーテープは格好良くて好きなのだけど、あっという間に汚れてしまうのが難点。ハンドルが定着するまでは、使い回しても見苦しいことにならない黒のバーテープ(fizik microtex)を使うことに決定。

今回からはブレーキ・シフターケーブル共にハンドルバーの前側を通すセッティングをチョイス。新生3Tのハンドルは溝がないので、こうすることで上ハンドルを握ったときの握り心地もよくなった。内側を通すことでケーブルの抵抗は増えそうだけど、違いは感じられないので問題はなさそう。

ERGOSUMだとハンドルとブラケット部分が水平になってる分サドルからの距離が遠くなっていたのだけど、丸ハンドルのROTUNDOだと近めに出せるので近くなった分サドルを引いて調整。それでもサドル先端~ブラケットまでが67cmcmに近づいてしまったので、もう少し調整が必要かも。

7900 Dura-AceのSTIはブラケット部分が長くって、手の大きな自分でも手のひら部分が全部のってくれるので、ハンドルからブラケットにかけて水平が出てなくても握り心地に影響が出なくてにナイス。逆に、TIME号の6500 Ultegraはブラケット部分から手のひら部分が余るので、ハンドル側が出っ張ってたりするとすごい気になるので丸ハンドルのセッティングが難しい。


7900 Dura-Aceだと、ブラケット部分が長いので手のひらが全部のる。


6500 Ultegraだと、ブラケット部分から手がはみ出してハンドルに干渉する。

ROTUNDO TEAMの印象は「固くて小さめな丸ハンドル」。カーボンだから特別どうという印象は今のところなし。やっぱり自分には丸ハンドルのほうがあっているらしく、下ハンダンシングとかでパワーをかけた時の握りがしっくりきて好印象。

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今日は寝坊してしまったので、昼近くから連光寺坂~尾根幹線あたりをグルグル90km。
連光寺TTを色んなパターンで登ってみたのだけど、やっぱりリラックスして回転数をある程度維するのが一番具合がいいようだ。今年の1本目は8:09。去年ツール・ド・おきなわに向けて追い込んでた時期から20秒遅れだけど、練習してない割にはマシなタイムかな。

猛レースのほうも更新しておいた。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/race/info.rb?id=2223660603beb188908c3ce800e5fef4

SwissstopのイエローとFulcrum Racing 3との組み合わせも問題なし。制動力&コントロール性能も7900 Dura-Aceブレーキパッドに比べて遜色ないので、今後はこちらを常用することにしよう。

家に帰ってからフロントディレイラーの調整を追い込んだところ、フロント・アウターでの鳴きを完全になくすことに成功。あちこちで書かれているとおり、インナーxトップだけはトリム操作が必要になってしまうようだけど、普通は使わない組み合わせなので問題なし。

機材&練習環境の準備も整ってきたので、あとはトレーニングするのみ。

精神修養

今日は10時から用事があったので家を6:30発で大井埠頭へ。

7時から8時にかけてはほとんど走ってる人がおらず、淡々とLSDペースで流す。8時頃から少し風が出てきたものの、いつもに比べれば無風と言えるほど風がないので、ひたすら30km/hを維持するペースで走行。8時を過ぎてからちらほら人が見え始めたものの、逆風区間でも辛い感じがしなかったので変わらず単独で走る。

初めてここを走ったときは「2周走ってもういいや」と感じたのだけど、悪夢のように退屈な3本ローラーの上で30分、40分と走ることに慣れつつある今となっては、風を感じられる外を走っているだけでもルンルン気分。3本ローラーの最大のメリットは、退屈なトレーニングに耐える精神力を養うという意味での「精神修養」なのではないかと思ったりもする。

1周目: 18:18 151bpm 98rpm
2周目: 18:16 150bpm 100rpm
3周目: 17:50 153bpm 101rpm
4周目: 17:47 155bpm 102rpm
5周目: 17:40 156bpm 102rpm

最終周は少し上げすぎた。

9時以降の大井埠頭は人が多すぎるような気がする。あちこちに列車があって集団走行の練習をできることがメリットと言うこともできそうだけど、静かに走るには7:00->9:00頃がよさげ。まだローラー台で1時間を超えて走れる気はしないけど、ここなら同じペースでグルグル回り続けられるので、ある程度負荷をかけつつ距離を稼ぐことができる。

来週か再来週あたりからは峠行き込みのロングライドを復活しよう。どの峠に行くにせよアプローチが2時間前後かかってしまうのが難点なんだよな・・・。ヤレヤレ。

2009年02月17日

V-ARION+Edge 705でSFR

Edge705のトレーニングメニュー編集機能を使ってみたかったので、SFR(=Slow Frequency Revolutions("low cadence interval"とも言うらしい))を試しに作成してみた。

トレーニングメニューを自作するには、Workout->Advanedを選んで"Create New"すればOK。編集方法が分かりにくいものの、しばらくいじってればノリが分かってくると思う。今さらながら知ったのだけど、Edge 705では表示しているメニュー画面から抜けるための「戻る」ボタンが"mode"ボタンにアサインされているのね・・・。目標数値を複数個登録できない(例えば「ケイデンス110rpm以上かつ心拍数145-158bpm」)のが惜しい。

自分が作ったSFRは、心拍をある程度(140)上げてから、ケイデンス40-50rpmキープを4分&数値指定なしの休憩4分で4セット。アップ中は目標心拍数(140)と現在の心拍数との差を表示してくれたり、時間区切りのメニューの移り変わりの時にはカウントダウン(ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピ~)してくれたり、目標数値に届いてないときはけたたましくビープ音を鳴らしてくれたり・・・と、なかなか騒がしくて面白い。

1本目: 48rpm 127bpm
2本目: 47rpm 126bpm
3本目: 43rpm 123bpm
4本目: 46rpm 128bpm

V-ARIONの負荷設定は最も負荷のかかる"2"を常用しているのだけど、下ハンを握って53x13で45rpm前後で回しても心拍数が130以上に上がらない。やはり、一定以上の負荷をかけるには固定ローラーしかないのだろう。ただし、SFRは負荷をかけるというよりも、ゆっくりペダルすることで神経系を鍛えることが目的のはずなので、必要以上に負荷をかける必要はないという理解。ありえない速度でゆっくりじっくりペダリングすることで、どのタイミングでどの筋肉が使われているかを意識することができるので、よりスムースに回すためにどういう風に力をかければよいかが分かる、という仕組みなのだと思う。

個人的にはハムストリングスを効果的に使ったペダリングを覚えたいので、↑の本に書かれている筋トレをやった翌日にSFRを取り入れるようにしている。具体的には、足首に重り(単行本2冊)をつけてうつぶせに寝て、腰をしっかりおしつけながらゆっくり膝を曲げて足を上下させる運動。これがなかなかキクので、翌日軽い筋肉痛になっているところにSFRで刺激を与えることで、よりハッキリ筋肉が使われている感覚を覚えることができる、というワケ。

ローラー台の上で漫然と同じペースで走り続けるには強い精神力が必要なので、こういう機能を利用することでトレーニングに飽きないようにするのはアリだと思う。理想的にはANT+をお喋りできるUSBスティックのようなものを使って(ANTに対応したものはあるようだけど、まだANT+に対応したものはない模様(?))、PCで直接トレーニングを管理&リアルタイム表示できたりするとサイコーに素敵なんじゃないかな。ANT+から飛んでくるデータを使ってネットで疑似レースしちゃったり・・・とか、妄想は膨らむ。

さらに欲を言えばパワーメーターを利用した絶対的なパフォーマンス評価が欲しいところだけど、これは欲張り過ぎなので来シーズン以降のお楽しみ・・・かな。

2009年02月22日

道志みちから山中湖往復

ピカピカの天気だった土曜日は2009年初のロングライドへ。
まだ本格的にフルパワーで走る時期ではないと思ったので、長距離をノンストップで走ることができる道志みちを使って山名湖を往復。

走行距離:203km
走行時間:8:13
獲得標高:2138m

以下、簡単なメモ。

山伏峠はほとんど凍結もなく通過は問題なし。ただし降雪・降雨後は危なさそう。
東京側から登るのは初めてだったのだけど、峠の手前3-4kmがなかなか辛い。ノンストップで30kmの登り基調の道を走った後に10%の長いストレートが続くのは勘弁して欲しい。

朝のうちは気温も低く、峠の下りは冷えるので防寒装備はしっかりしたほうがよさげ。ASSOSのAir Jack 851ジャケットとオーバーシューズ、デマルキのタイツとスカルキャップのおかげで、防寒対策はバッチリ。下界に下りてきてからは暑かった。

さすがにこの距離を走ると、Extreme-Power号の現状に対する不満がちょこちょ出てくる。

- San Marco Aspide FXは固すぎる。座骨のあたりが痛くなってくるのでポジションを変えながらだましだまし走行。200km走れるかといえば"YES"だけど、ロングライドではもっと楽したい。

- 3T ROTUNDO TEAMのドロップ部分のアールが狭すぎて下ハンポジションが少し窮屈。もう少しだけドロップ部分が広ければ言うことなしなんだけど。惜しい。

- 13-25Tカセットは、平地+アップダウンでの練習なら問題ないけど峠の下りだと回しきってしまう。やはり、12-25Tはオールマイティーに使えて便利。

- ノーマルドライブ(53x39)での峠越えは辛い。斜度10%くらいまでならなんとかなるけど、そんなに無理してどうするよという感じ。特に、ノーマルドライブのメリットがゼロなヒルクライムのことを考えるとコンパクトドライブが欲しい。

**

行きに津久井湖の手前あたりのバンプでポケットからサイフが落ちてしまい、トラックに轢かれてカードが折れてしまった・・・。携帯用のサイフだから他にダメージがなかったのが救い。コンビニ補給の後にジッパーを閉め忘れていたのが敗因でした・・・。

2009年02月25日

Cup & Corn

週末のロングライドから帰宅して、Fulcrum Racing 3の後輪の車軸にガタが出ていることを発見したので、軽くメンテナンス。

ホイールについてきた説明書&実物を見て、カップ&コーンと呼ばれるベアリングの仕組みを今さらになって理解したのだけど、笑ってしまうほど簡単な構造なのね。簡単な構造だけに耐久性も高くてメンテナンスも容易・・・であると同時に、この手の問題が出たらすぐに対処しないと痛い目を見ることになる、ということらしい。

フルクラムはRacing 3以上、カンパはZONDAやNEUTRON以上のグレードからカップ&コーンを採用しているのに対して、シマノは全モデルでカップ&コーンを採用している。それ以外のホイールメーカーは全てメンテナンスが不要なシールドベアリングを採用しているのだけど、シマノのウェブページを見る限りだと、斜め方向にも力が加わる自転車のホイールではカップ&コーンのほうがメリットがあるとのこと。
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/customer_center/functions_detail/bearing.html

フルクラムやカンパのホイールは、フリーと反対側のロックリングをちょちょっといじるだけでガタを取ることが出来るようになっていて、メンテナンス性が非常に高い。慣れればホイールをフレームから外すことなく調整ができる。手元のNEUTRONは、マイナスドライバー等を使ってダストキャップを開ける必要があるのだけど、Racing 3に到ってはカバーを開けることなくロックリングを固定しているネジにアクセスできるようになっている。

今回はハブの中身も見てみたかったので、新たにゲットした5mmのアーレンキー(ハブ内部にアクセスするには2本必要になる)を使って、ベアリングやフリー部分の仕組みを覗いてみた。まだ1,000kmも走ってないのでグリスもきれいで、当面はガタを取っただけで問題なく使い続けられそう。恐らく、2009年最もマイレージを稼ぐであろうホイールなので、しっかりメンテして大事に使っていこう。

いつも思うことだけど、こういうのは何事も経験なので、ウダウダ悩むヒマがあったらトライしてみるに限りますな。なんだか難しそうで手を出し損ねていたものも、やってみたらあっけないほど簡単だったってことはよくあることだ。

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