週末のロングライドから帰宅して、Fulcrum Racing 3の後輪の車軸にガタが出ていることを発見したので、軽くメンテナンス。
ホイールについてきた説明書&実物を見て、カップ&コーンと呼ばれるベアリングの仕組みを今さらになって理解したのだけど、笑ってしまうほど簡単な構造なのね。簡単な構造だけに耐久性も高くてメンテナンスも容易・・・であると同時に、この手の問題が出たらすぐに対処しないと痛い目を見ることになる、ということらしい。
フルクラムはRacing 3以上、カンパはZONDAやNEUTRON以上のグレードからカップ&コーンを採用しているのに対して、シマノは全モデルでカップ&コーンを採用している。それ以外のホイールメーカーは全てメンテナンスが不要なシールドベアリングを採用しているのだけど、シマノのウェブページを見る限りだと、斜め方向にも力が加わる自転車のホイールではカップ&コーンのほうがメリットがあるとのこと。
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/customer_center/functions_detail/bearing.html
フルクラムやカンパのホイールは、フリーと反対側のロックリングをちょちょっといじるだけでガタを取ることが出来るようになっていて、メンテナンス性が非常に高い。慣れればホイールをフレームから外すことなく調整ができる。手元のNEUTRONは、マイナスドライバー等を使ってダストキャップを開ける必要があるのだけど、Racing 3に到ってはカバーを開けることなくロックリングを固定しているネジにアクセスできるようになっている。
今回はハブの中身も見てみたかったので、新たにゲットした5mmのアーレンキー(ハブ内部にアクセスするには2本必要になる)を使って、ベアリングやフリー部分の仕組みを覗いてみた。まだ1,000kmも走ってないのでグリスもきれいで、当面はガタを取っただけで問題なく使い続けられそう。恐らく、2009年最もマイレージを稼ぐであろうホイールなので、しっかりメンテして大事に使っていこう。
いつも思うことだけど、こういうのは何事も経験なので、ウダウダ悩むヒマがあったらトライしてみるに限りますな。なんだか難しそうで手を出し損ねていたものも、やってみたらあっけないほど簡単だったってことはよくあることだ。