一回目、二回目、三回目、四回目に引き続き、自転車関係の本をまとめて紹介。
フルバージョンの書評はこのへんをどぞ。
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Title: 快感自転車塾―速くはなくともカッコよく疲れず楽しく走る法。
Author: 長尾 藤三
Price: ¥ 1,575
Publisher: 五月書房
Published Date:
ちょっとアレなタイトルだけど、ゆるく楽しく自転車とつき合っていくノウハウが詰まったよい本。
レースのための道具であるがゆえに「速いこと=正義」になりがちなロードレーサーではあるけれど、「ゆっくり」「楽しく」「カッコヨク」自転車遊びしている著者の姿勢には共感できることが多い。
Title: マルコ・パンターニ―海賊(ピラータ)の生と死
Author: ベッペ コンティ
Price: ¥ 2,625
Publisher: 未知谷
Published Date:
稀代の名クライマー、マルコ・パンターニの生き様を綴った本。
不必要に原語(イタリア語)を使いすぎている翻訳に不自然な印象を受けたものの、パンターニに関する資料としては一級品の価値を持った本。
Title: 関東周辺スポーツサイクリングコースガイド
Author: 山と溪谷社
Price: ¥ 1,995
Publisher: 山と渓谷社
Published Date:
これはなかなかよい本。
ロードバイクに慣れてきて、100km走ることが一大事ではなくなってきたくらいの人が、関東近辺で走りやすいルートを検討するのに使えそう。自分の場合、2年前にこの本に出会っていたら・・・という感じ。
Title: 乳酸を活かしたスポーツトレーニング
Author: 八田 秀雄
Price: ¥ 1,890
Publisher: 講談社
Published Date:
主に持久系スポーツで「疲労物質」として目の敵にされている乳酸がいかに生成されて、それがいかにして再利用されるか・・・ということを説いた本。
同じ著者による「エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング」のほうがよくまとまっている印象を受けたので、どっちかを一冊読むということであればあちらのほうがよさそう。
Title: ツール100話―ツール・ド・フランス100年の歴史
Author: 安家 達也
Price: ¥ 2,625
Publisher: 未知谷
Published Date:
ツール・ド・フランスにまつわる100の話がまとまった本。
2002年までの100年間のうち、実際にレースが開催されたのは90回。毎回の優勝者を中心に、レースを巡るドラマがよくまとまっていて、コラムも充実している。
Title: ロングライドに出かけよう
Author: 米津 一成
Price: ¥ 1,365
Publisher: 河出書房新社
Published Date:
同じ著者による「自転車で遠くへ行きたい。」の続編的内容。
自転車で遠くまで走ることに人生を重ね合わしてしまう著者の自転車&ロングライドへの愛が詰まった一冊。
グレッグ・レモン
Author: サミュエル・アプト
Price: ¥ 2,625
Publisher: 未知谷
Published Date:
アメリカ人初のツール・ド・フランス優勝者であり、銃の暴発事故から奇跡的なカムバックを果たしたグレッグ・レモンのドキュメンタリー。
ハングリー精神でのし上がってきたランスとは対照的に、比較的裕福な家庭に育ってアメリカ的ノンビリズムを身につけたレモンがヨーロッパらしさが凝縮されたロードレースの世界で成功していく姿がなかなか印象的だった。