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国際連合 - 明石 康

法律・政治


世界の秩序としての国連の機能性について知りたかったので読んでみた。

国連の発足から発展、そして現在に至るまでの変移・・・。
「超政府」という存在ではなく、あくまで「国家の連合」であることに存在意義を見いだしている国連の姿が見えた。

「調停者」として、「師団を持たない師団長」としての事務総長。
「根無し草」ではないコスモポリタン、または国連のスタッフ。

良きにせよ悪しきにせよ、戦後の国際関係に関わってきた国連的存在は、大国にとっても小国にとってもまだまだ必要な存在なのだな、と思った。