2009年08月18日

「世界」とはいやなものである - 関川夏央

エッセイ・対談


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関川夏央さんによる、主にアジアを中心とした世界論。
歴史的、文化的、宗教的側面から彼が見て、調べて、感じたことを綴ったエッセイがたくさん詰まっている。
相変わらず彼の文章は冴えていて面白い。

オンドル夜話、という本が面白そうだったので読んでみようと思った。

2009年08月16日

詩のこころを読む - 茨木のり子

小説・詩集


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これはよい本。

茨木のり子さんによる現代詩の入門・解説本。
ジュニア新書なので子供向きかと思いきや、素晴らしく充実した内容で驚いた。詩に興味がある人や、現代詩を読もうと思っていてとっかかりを見つけることができていない人に特におすすめ。

2009年08月15日

隠された十字架 - 梅原猛

歴史・考古学


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法隆寺にまつわる謎に迫った本。

いわゆる歴史の教科書によれば、法隆寺を作ったのは聖徳太子ということになっているわけだけど、「法隆寺は聖徳太子とその一族を供養するために作られた寺である」というのがこの本の主旨。

8世紀頃の日本で急速に普及しつつあった仏教が大和政権と豪族達の間にどのような影響を及ぼしていったかが脈々と語られていて、なかなか読み応えがある。

2009年08月08日

泳いで帰れ - 奥田英朗

旅行記・写真


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作家の奥田英朗さんによるユルくてタノしくてピリ辛なアテネ・オリンピック観戦記。

いわゆるニッポンジンが海外に行って感じることを素直に書きつづっているところも共感が持てるし、普段は自国のチームを応援しない人でもオリンピックという祭典が持つ空気で変わっていってしまうあたりの描写もよい。

ゆるくて読みやすい文体がよいです。

2009年08月04日

キャプテン・アメリカはなぜ死んだか - 町山智浩

文化・芸術 /文化・芸術


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面白い本。
一歩間違えるとくだらないゴシップネタばかり扱ってる本に堕してしまうところを著者の豊富な知識と鋭い洞察力でうまいバランスを取っているのが大変素敵。

2009年07月31日

知の旅への誘い - 中村 雄二郎 山口 昌男

エッセイ・対談


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「旅」というキーワードを通じて、人が様々なものに出会い、学んでいく過程を二人の学者が綴ったエッセイ集。

アカデミックでスノビッシュなノリが鼻につくところがあるけれど、サラリと読めて楽しめる本だと思った。

この本で出てきた「サラゴサ手稿」がすご~く読みたくなったのだけど、日本語訳はまだ部分的なものしか出ていない模様。完訳していた工藤さんが亡くなられてしまったようなので、このままだと日本語訳は未来永劫出ないのかも・・・。
残念である。
http://springroll.exblog.jp/9555834/

2009年07月28日

闘うプログラマー - G・パスカル・ザカリー

ノンフィクション


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大規模ソフトウェア開発の現場を描いたドキュメンタリー。
しばらく絶版になっていたところで2009年になって新装版が出たので、すかさず読んでみた。
面白い本とは聞いていたのだけど、確かに面白い。

鬼のようにチームを引っ張るデビッド・カトラーの姿や、Windows NTを構成する様々なコンポーネントを担当したプログラマー達の奮闘、それにテストチーム、ビルドチームのメンバー達の葛藤などなど、チームメンバーに対する入念な取材に基づいていて、なかなか読ませる本になっている。

職場の同僚がよく言う「ドッグフード食え」(=自分で作ったものを自分で味わって改良しなさい)の元ネタがこの本なわけだけど、確かにこの言葉は全てのソフト開発において通用する金言だなぁと思った。

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"Thousand Words" とは、イギリスのパブリックスクールで生徒に対して与えられる罰則のひとつで、その名のとおり1000ワードの書き取りを寮長の先生(House Master)に提出するもの。

私 yama-kei が2004年の年始あたりからつけていた、読書記録をまとめてみました。
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