« 奥多摩サイクリング | メイン | おしゃべりLSD »

SHIMANO WH-7850-C50 TU

ロードレースの試合用ホイールを新調。

今回のホイール選びでは、

- 空気抵抗とか関係なしに100%コスメティックな理由で50mm前後のディープリム
- レース利用メインなのでチューブラー
- 軽いホイールはもうあるので極端な軽さは求めない
- ロードレースで積極的に使うので、耐久性&メンテナンス性重視

ヒルクライム用途であれば尖ったホイールで超軽量化を求めるのもよいけれど、集団の中でダッシュしたり曲がったり下ったりを繰り返すロードレースでは、軽量性よりも安心性能をとったほうがよかろうと考えた。

・・・ってことで、EDGEとかZIPPとかREYNOLDSあたりの尖ったホイールはパス。そうなると残った選択肢は意外に少なくって、BORA ONE/TWO、Racing Speed、Cosmic Carbone、WH-7850 C50 TUあたりが候補になる。

まず、ハブがいまいちなMavicホイールはパス。ShimanoコンポなのにBORAなのはどうかなーと思い、Racing Speedに興味が沸いていたのだけど、ただでさえ派手なCOLNAGOフレームにイタリアンなグラフィックスはどうなのかしらと悩み、評判がよさそうなWH-7850-C50 TUに落ち着いた。

シマノのカーボンチューブラーってことだと、2010年モデルはツールでも使われてた35mm,75mmが新しく登場して、24mmがアップデートされて軽量化するみたい。オールマイティーに使えそうな35mmを待つってのもひとつの選択肢だったのだけど、50mmのディープリムのほうが格好良いなーというミーハー心が理性に勝利。

このへんの情報によると、リム重量は430gくらいとのこと。ライバル(?)のZIPP 404が400g弱で、恐らくBORAも同じレベル。

ハイエンドの完組アルミクリンチャー(Racing 0/Ksyriumとか)のリム重量が450g前後らしいので、リム重量だけを考えるとそれよりちょっとだけ軽いくらい。スペックや実験結果ではEDGEとかZIPPとかのほうが間違いなく上だけど、性能云々よりもあの微妙にダサいロゴが気に入ってしまったのでした・・・。

**

気になる重量は

F: 646g
R: 839g
Total: 1,485g

公称が642g/827g: 1469gなので、かなり正直な値と言えそう。

タイヤはContinental Competition 19mm、カセットは11-23Tを装着。
レース装備のExtreme-Power号(Edge 705 + センサー類)につけた重量はジャスト7kg。

**

空気圧100psi+シマノ純正のコルクシューで走ってみた印象としては・・・

ブレーキの立ち上がりが少し鈍くって、絶対的な制動力もアルミリム(Kinlin XR-270)+ノーマルの7900シューに劣る印象。普段よりも意識的にブレーキをかけてやる必要があるけど、慣れれば問題はなさそう。

Competitionの走り心地は上々。
Corsa Evoあたりのムチムチした転がり方ではなくて、シャープに「シャーッ」と転がる感じ。

肝心のホイールは、追い風区間で速度を上げたときのスピードの乗りがよくて、維持もしやすい、ってのが一番はじめに感じたこと。あとは、ホイールの剛性感が強くって、「回転する剛体の上に乗ってます」という感触。とにかくカッチリした乗り心地。

リムハイト50mmってことで横風の影響を心配したけど、20-30mm程度のリムハイトのホイールで受ける影響の延長線上という感じ。そこそこ風があったので、斜め~横方向から風が吹いている区間ではしっかりハンドルを握ってやる必要を感じた。レース中でも集中を切らさなければ問題なさそう。

**

レースでもパワーメーターがあるといいなぁとは思っていたのだけど、マスドスタート系のレースではパワー値を見る余裕がないことが多いので、まぁいいやという感じ。ただし、レース中のパワー情報をあとから解析できるのは素晴らしく素晴らしいことだと思っているので、もし余裕があればQUARQあたりに手を出してみようかな。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yama-kei.org/mt/mt-tb.cgi/6965

コメント (7)

KOH:

ついに公開しちゃいましたね(笑
>もし余裕があれば・・・
こんなこと書いてる時点でもう来月には手に入れてニヤニヤしてるやまけいさんが目に浮かびます(笑
う~~~ん、早く自分も試してみたい!

カンパニョロレ:

こんばんは

ロード歴がそう長くないのに、驚くべき進化を遂げられて、相変わらずストイックに乗られてますね。
40過ぎメタボおやじの私はといえば、土日に精々200km走るのがやっとです。
まあ、体も締まってきたし自分なりに楽しんでますが。

デュラのホイールかっこいいですね。乗りこなせる脚をお持ちで羨ましいです。
前にユーラスだのゾンダだのRacing1だの書きましたが、諸事情により未だ購入に至っておりません。

ところで少し前に、Master-X-Light号盆栽化と書かれてましたが、錆びやすいメッキ部分にクリア塗装しておくというのはいかがでしょうか?
少々費用がかかるかもしれませんが、以下の塗装工房の評判がよろしいようですよ。

http://www.radical-brats.com/

明日から、神楽・三俣・田代スキー場に家族で行ってきます。
これで約10万の散財。ユーラスが買えるっつーの!

それでは良いお年を。

こんばんは!COLNAGO+WH-7850-C50 TU バーテープ、サドルとのバランスも含めて配色がキレイですね。
やっぱりTIMEもコルナゴも美しいなと思います。

ダサいロゴとか言っちゃいけませんよ、
ロゴすらつけられないヤツがほら、ここに。。(涙)

KOHさんと二人揃ってグレードアップとは、
機材でもアタック合戦が始まっているのですね(笑)

ba-mos:

私もシマノのミテクレの地味ダサさに、好感を持ってます。これでいいんです。
C24-TU履いておりますが、50同様、ブレーキのかかり具合はもうひとつ。
スイスストップの黄色にしましたら、多少改善されましたが、雨の日は相変わらず。

yama-kei:

> KOHさん
「来月には手に入れてニヤニヤ」・・・って行動パターンがバレてますね。
でも、さすがにパワーメーターはホイホイ買う訳にはいかないのでまだしばらく悩むと思います。

> カンパニョロレさん
自転車をストイックにやるといってもあくまで趣味ですし、楽しく無理がこない程度にやれればよいかなーと思っています。
メッキ部分にクリア塗装はありかもしれませんね。とりあえず、しっかり磨いてワセリンを塗っておいたので、室内で保管していれば現状維持できるかなーと考えています。
家族サービス(?)、楽しんできてくださいませ。

> orange_BEACHさん
白いサドルとバーテープはちょっとベタ過ぎるかなーと思いつつ、さりげなく7850-C50との組み合わせを頭に入れたチョイスなのでした。派手なコルナゴフレームには、少し地味なパーツ類のほうがしっくりくる、というのが定説らしいです。

> 雨蛙さん
雨蛙さんは何乗っても速いから無問題だと思います!

yama-kei:

> ba-mosさん

そうですね。シマノもカンパもそれぞれの特色があるからよいのでしょう。
もてぎはC50で走ろうと思っていたので、スイスストップの黄色も試してみます。
ドライならコルクでも大丈夫そうかなーという印象ですが。

コメントを投稿

About

2009年12月30日 18:43に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「奥多摩サイクリング」です。

次の投稿は「おしゃべりLSD」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36
おすすめ自転車関連本