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ベッティーニのバイク

169cm/59kgと、自分(168cm/58kg)に近い体格のベッティーニのポジションを調べていたところ、2008年のS-Works Tarmac SL2の記事を発見したので比較してみた。
http://autobus.cyclingnews.com/tech/2008/probikes/?id=paolo_bettini_specialized_sworks08

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Model Tarmac SL2 Extreme-Power
Size XS 520 (Horizontal)
Top Tube Length 518mm 530mm
Seat Angle 75.5 74.5
Head Tube Length 100mm 113mm
Stem 120mm/84degree 110mm/73degree
BB<->Saddle Length 685mm 680mm
Saddle Nose<->Bar 518mm 542mm
F Hub<->Bar 525mm 520mm
Crank Arm Length 170mm 170mm
Handle Width(c-c) 400mm 400mm

ベッティーニは低いポジションを求めて、あえて小さめのフレームを選んでいるとのこと。
これは、他のプロの場合でも多く見られる傾向。

ヘッド回りは、EXPが10mmのコラムスペーサーを入れてるのに対し、Tarmacはコラムスペーサーなし。EXPのステムは73度のものなので、120cm/84度に比べて約15mm低くなるものの、Tarmacはヘッドチューブが13mm短い分で(おおざっぱに考えて)相殺。結果的に、ハンドルの高さ(Fハブ中心軸からハンドル中心まで)はTarmacのほうが5mm低いということになるようだ。このあたりはヘッドパーツのスタックハイトなんかも関係してくるので多少の誤差が発生するみたい。

サドルからハンドルまでの「遠さ」は、トップチューブ長の違い(13mm)とステムの長さの違い(120mm v.s. 110mm)で相殺されるかと思いきや、サドル先端からバーまでの長さは20mm以上EXPのほうが遠いらしい。Tarmacのほうがシートチューブが立っているので、BB軸に対してサドルが1cm高く、1cm前になるのが効いているのかも。どちらもセットバックのあるシートポストで、ほぼ目一杯までサドルを引いているように見えるので、20mmも違うってのは意外。

ただし、Tarmacのハンドル(FSA K-Force)は深曲がり(150mm)なので、EXPの3T Rotundo(ドロップ量は139mm)に比べて下ハンポジションで遙かに深い前傾を取ることができそう。

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まとめると、自分のEXPのセッティングはベッティーニのTarmacよりも20mm以上「遠い」ものの、サドルとハンドルの落差はTarmacのほうが15mm以上あって、さらにハンドルの形状の違いでTarmacのほうがよりダイナミックなポジションを取ることができる・・・ということになるようだ。

プロでも思ってたよりも「近い」ポジションで乗っているってのはちょっとした驚き。
集団で走ってるときはリラックス気味のポジションで楽をして、ここぞというところでスパルタンなポジションでパワーを出す・・・というメリハリをつけた走行をしてるってことなのですかね。

今のセッティングは自分でも少し遠い気がしていたので、もう少しサドルを戻してみようかな。富士ヒルクライムの前後でいじって以来ポジションには手をつけないでいたのだったけど、レースのないこの時期はポジションをいじるよい機会と言えそう。


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2009年10月19日 07:28に投稿されたエントリーのページです。

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