カンパのオフィシャルリリースが出てた。
http://www.campagnolo.com/jsp/en/newsdetail/newsid_96_newscatid_3.jsp
Zondaが2-way-fitになったことと、全体的にグラフィックスが派手になっただけで、ニューモデルの投入や革新的な技術の投入はなし。写真で見る限りだと、チープでお下品なグラフィックスになっているような印象を受けるけど、実物を見ればそれなりにまとまってるのだろう(この点に関してカンパは信頼できる)。
カタログ上で10年選手に近かったNeutronはついにディスコンかな?
G3ではないスポーキングと地味なグラフィックスが気に入っているのだけど、オフセットリムといい露出してないニップルといい、さりげなく作るのに手間の掛かるホイールだと思うので、よく今まで続いてたなぁと思えなくもない。
それにしても、これでますます古典的なクロモリフレームにあわせるホイールの選択肢がなくなってしまうなぁ。ロープロファイルでそこそこの性能のホイールというジャンルが消滅しつつあるから、いよいよ手組みに走らないとクラシカルなノリの自転車を組めなくなってしまうような気がする。
(中学校の同級生、N君のCinelli Super Corsa。渋い!)
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ちなみに、手元のCampagnolo本を読む限りだと、1992年にカンパが出したSHAMALが業界初の「完組ホイール」だったとのこと。
初期モデルのSHAMALは完組であることのメリットを生かすためにNeutronと同様のリム内蔵ニップルを採用していて、40mmオーバーのリムハイトも合わせて、当時のカンパニョーロの「自転車パーツ業界をリードする」意気込みが伝わってくる革新的なホイールだったようだ。