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ふくらはぎは使わない

山登りの歩き方の基本として、「ふくらはぎは使わない」というのがある。

普段平地をスタスタと歩いているときは、無意識に足首を返して軽く地面を蹴っていることが多い。ところが、山で歩いているとき(特に登り)にこの「返し」を使ってしまうと、ただでさえ少ないふくらはぎの筋肉を使ってしまうのでよろしくない、というのがその理由だ。大きな負担のかかる登りでは、小さな筋肉を使って些細なスピードアップを求めるよりも、大きな大腿筋を使い続けることで「疲れにくい」歩き方を実践することができる、ということらしい。

これと同じ理由で、自転車で効率的に走ろうとした場合には、ふくらはぎはできるだけ使わないようにしたほうがよいのではないか、という考えに至った。そして、これはすなわち「アンクリングはやらない」ということに繋がる。

アンクリングとは、ペダリング時に足首をこねくり回してしまう動作のことで、どうやら自分は負荷がかかり続けて疲れ始めるとこれをやってしまう癖があるらしい(昨年meromeliteさんと一緒に走っていて指摘された)。アンクリングだけで逃げ切れないと分かるとダンシングに逃げて、心拍数が上がりきって・・・という駄目パターン。

ロードレーサーを買って3,4ヵ月後に初めてヤビツ峠にチャレンジした時にも、中盤からダンシングを多用しすぎた結果、峠の手前でスパートをかけたときにふくらはぎが攣りかけた記憶がある。恐らくこの時も同じパターンに陥っていたのだろう。

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自転車のペダリングでふくらはぎが使われるのは、

- アンクリングによるこねくり回し
- ダンシング時の姿勢&回転制御
- シッティング時の(特に高回転)ペダリングの回転制御

だという理解。
ダンシングでも、体重をかけてのレスト系ダンシングでは比較的ふくらはぎを使わないように思うし、シッティング中の高回転時でも、ペダリングスキルの上達に伴ってふくらはぎを使わずに済むようになる気がする。

自分のふくらはぎはちゃんとしたロード乗りの人に比べると不必要に太い。恐らくこれはテニスやらサッカーやらの瞬発系球技をやり続けてきたのが原因。できればロード乗りにふさわしいふくらはぎになりたいところだけど、瞬発系のスポーツを完全にリタイアしたわけではないのが悩ましいところだ・・・。


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コメント (2)

key:

うちのチームの監督も「あんな小さい筋肉(ヒラメ筋)で何時間も身体を支えられるわけないでしょ。」と言っていて、大変印象的でした。筋痙攣は疲労以外にもミネラルの不足が考えられるので、電解質、ミネラルの含まれた水分補給が大事かと思います。

yama-kei:

筋痙攣、どうやら自分はなりやすいタチのようです。
水分補給の話、参考にさせていただきます。

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2009年03月06日 08:30に投稿されたエントリーのページです。

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