旅をする木 - 星野道夫
エッセイ・対談
言葉のひとかたまりずつがとても暖かい優しさに溢れている本。
人が生きたり死んだりすることを超越した何かを身近に感じることが出来るアラスカでの生活や、同じようなものを求めてその地にやってきた人たちの笑顔。そんな描写に魅せられてしまい、貪るようにページをめくってしまった。
一番印象的だったのはこんな言葉だ。
けれども、自然はいつも、強さの裏に脆さを秘めています。そしてぼくが魅かれるのは、自然や生命のもつその脆さのほうです。
シンプルに生きよう。
そんなことを思った。