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岬 - 中上健次

小説・詩集


面白い、というので他にも何作か入っている文庫本で「黄金比の朝」と「岬」だけ読んだ。
超ドロドロした感じで、個人的にはちょっと好きになれないかも。

不安定な家族事情と、それに対する反動としての女性への嫌悪感、単純な労働への賛美といつまでたっても変わらない現実。

日本に渦巻いている感情は、なぜかこういうドロドロしたものが多い。
どことなく面白さの片鱗は垣間見た気がするので、また読み直せば面白く感じることが出来るのかもしれない。