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寝る子は育つ

自転車で強くなるためには、適度なトレーニングと質の高い休息をひとつのセットとして考える必要があるなぁ、ということを強く感じている。

「質の高い休息」ってのは、何も眠ったりぼ~っとしたりすることだけではなくて、トレーニングで失った栄養分をできるだけ速やかに補充することや、ストレスを受けない環境を作ることも大事な要素。

最近読んでいるトレーニング本で、「オーバーリーチング(Overreaching)」なる言葉を初めて知ったのだけど、これは適度なトレーニングによって意識的に身体を疲労状態にし、適切な回復期間を設けることでパフォーマンスの向上を狙うことを指すのだそうだ。過度なトレーニング&休息不足が原因で、効果的なトレーニングができなくなってしまうのが「オーバートレーニング(Overtraining)」で、オーバーリーチングとは区別して考える必要があるとのこと。

- トレーニングの効果は、適切な回復期間を経て初めて生まれる
- 十分な休憩なしにハードなトレーニングを続けることはできない

プロが強いのは、ハードなトレーニングをこなしていくための回復期間&環境が整っていることが一番大きいんじゃないかなぁ、なんて思ったりもする。

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最近読んだ睡眠本によると、人は(ほぼ)先天的に短眠型と長眠型とに別れるのだそうだ。長眠型の人が1日あたり8-9時間の睡眠を必要とするのに対し、短眠型の人は1日あたり5-6時間程度の睡眠で、問題なく1日活動できるとのこと。

自分は間違いなく長眠型で、毎日少なくとも7時間は寝ないと駄目だし、試合やレースの前日は9時間寝ないとよいパフォーマンスが出せないことが多い。

世の多くのアマチュアサイクリストは、フルタイムワーカーであると同時に家庭人だったりもするわけで、限られた時間&環境的リソースの中で、いかに効率的にトレーニング&休息をやりくりしていくかを考えることなしに強くなる&強さを維持することはできないんじゃないかと感じる。

自転車レースは、多くの人が思っている以上に、セルフマネージメントのスポーツなのではないか、と思った。


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2009年08月22日 06:00に投稿されたエントリーのページです。

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