« 90mm | メイン | 健康診断 »

しらびそ高原ヒルクライムレース

先週末は、長野県飯田市の東「南アルプスの展望台」として知られるしらびそ峠に登りつめる「しらびそ高原ヒルクライムレース」に参加してきた。

結果はというと

1:21:08
男子Aクラス48人中8位
162bpm/71rpm

入賞までもう一歩に見えるけど、そこには3分以上のタイム差がある。
ま、今の自分の実力通りの結果と言うことができそう。このレベルの大会で入賞を狙うには、トレーニングの強度&効率をもう一段上げる必要がある。言うは易し、行うは・・・。

コースは噂どおりの激坂+最後の5kmが平坦で、雨が降る中のレースはとにかく「過酷」の一言。コンクリの16%箇所は、コンパクトドライブじゃないと脚をついてしまったかも。沖縄の二の舞(=雨の下りでスリップ)だけはご免だったので、下り&平坦部分は安全第一のゆったり走行。

16km過ぎから平坦になったところで、途中からずっと一緒だったfitteの選手を逃した(列車に乗って行ってしまった・・・)のが大きな反省点。自分のペースで走り続けるTT的な走りは得意だけど、人にあわせて走る練習をもっとやらないといけないなと思った。

今回の装備は

Extreme-Power + FFWD F2R + Dura-Ace 7900 (50-34x12-25)
上がチームジャージ+アームウォーマーで、下が2XUのコンプレッションタイツ+ビブショーツという服装。

・・・で、高度が上がってきてからは寒さに震えながら走ってた。
平坦区間では35km/h以上出るし、強い風が吹いてきたときは思わず「さみぃ~!」と叫んでしまった。ゴールして荷物を受け取って、上半身は乾いた服に着替えられたものの、下半身は濡れたままなので身体の震えが止まらない。気温の低い高所で雨に濡れているこの状況は、山登り的観点から見れば立派な「遭難」。

けんちん汁をいただいてじゃむさんと合流し、リザルトを確認してから逃げるようにして峠を後にする。下山装備はTシャツ+パタゴニアの山用インナー+ウィンドブレーカーで、下は登りのときのまま。頭に被ったスカルキャップが地味に効果アリ。フリースの手袋も持ってきていて正解。自分たちの組が下山をスタートするまで外で待つのが辛かった・・・。下り始めてからは、先導車がゆっくりペースで下ってくれたので、そこまで寒さを感じることなく下ることができた。FFWD F2R+Swissstop Yellowの組み合わせでの雨の下りは初めてだったけど、概ね問題なし。逆に、乾いてるときよりもアルミリムとの差が小さくなる印象を受けた(ようするにあんまり効かない)。

まぁ、何はともあれ無事にレースを終えて帰ってこれたことが一番の成果と言えそう。実際、下山の際には事故が発生してしまったようで、レスキュー隊が登場する騒ぎもあったようだ。

**

そのほか、今回のレースのメモ&反省点

- 濡れたグレーチングは本当にイヤ
- ボトル忘れた -> なくてもなんとかなった(給水所もあったし)
- Edge 705の斜度表示がおかしくなってた(ずっと2-3%表示)
- 心拍数が上がらなかった(平均162bpm)。アップ不足?
- 朝は6:35くらいに着いたけど、案内された駐車場は2.8km先だった(近場の駐車場は確保したい場合は前日に受付を済ませたほうがよさげ)
- レース後の撤収中、Edge 705を外そうとしていたらマウントの爪が折れた(でも、ちょうどつい先日wiggleからスペアのバイクマウントが届いたばかりなのでギリギリセーフ(ゴーストの囁き?))。

**

以下、レースと関係ない雑記。

今回の飯田行きには飯田近辺に用事のあった友人が同行。2週間前の南アルプス登山でも使った新宿発の高速バスで伊那まで行き、バス停近くのレンタカーで車を借りて用事を済ませ、飯田近くの温泉宿「久米川温泉」に宿泊。この界隈では1,2を争う「いいお湯」だそうで、食事もゴージャスでのんびりした旅気分も味わうことができた。日曜日のレース中、同行人は天竜峡&飯田近辺で観光していたので、レース後は飯田駅で合流して同じ方法で東京に戻った。

高速バスを利用した輪行は、原則「やらないほうがよさげ」。
バス会社からは「袋に入っていれば原則問題ないけど、荷物がいっぱいだと入らないかも」という回答をもらっていて、今回利用した「南アルプス号」は、夏山シーズンに登山客を南アルプスの北沢峠まで運ぶのがメインで、この時期の週末であれば混まない&荷物も少ないということが分かっていたので、大丈夫だろうと踏んで実際に問題なかった。それでも、2人、3人と輪行ユーザーが増えるとトランクが溢れる可能性大なので、乗れなくなるリスクも十分にある。

今回は、普通の輪行袋にフレームを入れて、ホイールバッグに入れたホイールを別で持つという変則パターンを採用。それでも、疲れた身体でえっちらおっちら歩くのは嫌なので、次からはもっと身軽に動ける方法を考えたいところ。

車の運転は、昨年4月に免許を取って以来2回目。高校生の頃にアメリカで運転していたので(国際免許->日本の免許への書き換えを忘れたのでした・・・)そこまで心配はしていなかったのだけど、運転の感覚を思い出してからは運転が楽しくなってきて、雨の中楽しいリハビリ・ドライブができた。

今回借りた車はスズキのパレットという背の高い軽ワゴン。山道では悲しくなるほどの走行能力ではあったものの、スペーシーな車内で雨にぬれることなく自転車の組み立てや整備ができたのは大変ありがたかった。都心に住んでる限り車の必要性は微塵も感じないけど、やはり車は楽&便利ですね・・・。早いとこ高速道路を安心して走れるようになっておかねば。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yama-kei.org/mt/mt-tb.cgi/6807

コメントを投稿

About

2009年05月18日 22:56に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「90mm」です。

次の投稿は「健康診断」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36
おすすめ自転車関連本