先週末のヤビツ行きで、自分の登りのシッティングのフォームが大きく二つに分かれることに気付いた。
1. ハンドルバーポジションで「押し出して回す」ペダリング
ハンドルバーを引き寄せて上半身を固定し、ペダルを「押し出すようにして回す」。2.に比べるとここ一発のパワーは出せないものの、90-100rpmくらいでパワーを持続させやすい。
2. 前乗りのブラケットポジションで「踏む」ペダリング
前乗りの状態でブラケット部分を握り、大腿四頭筋を意識して「踏む」。1.に比べるとパワーを出しやすいものの、長持ちしない印象。80-90rpmくらいでグイグイいく感じ。
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体中の筋肉を効率的に使うことができる、という意味だと1.のペダリングのほうが理想的なのは間違いない。ただ、一発もののタイムレースであるところのヒルクライムという競技を考えた場合、2.の前乗りでグイグイパワーを出すペダリングを優先する作戦は十分にアリ。現実的には1.と2.のペダリングを状況に応じて使い分けるのがよさそう。
先週末のヤビツでは1本しか登れず、しかも途中までは練習モードだったので最後の2,3キロまではひたすら1.のハンドルバーポジションでクルクル回して走った。登り終わってからハムストリングスが「ピリッ」ときていたので、うまくハムストリングスが使えていたようだ。
http://coffeemilk.cocolog-nifty.com/log/2008/04/post_d69c.html
去年の同じ時期に意識していたのは「シッティング縛り」だけだったので、今年はもう一歩踏み込んで色々と考えられるようになっただけ進化と言えそうだ。