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ヴィルヘルム・マイスターの修業時代〈上〉 - ゲーテ

小説・詩集


素晴らしい本。

なんでこれまで読まなかったんだろう・・・、というのはあまりにお決まりの言葉だけどほんとそんな感じ。

言い訳すると日本の文庫本って格式があって「岩波文庫=むつかしい」みたいに勘違いされてる感がある。
実際に読めば分かるけど、岩波文庫がそろえているのは古今東西「よい本」とされている本を選んでいく中で柔らかすぎる本がフィルターされているせいでこういうイメージが定着してしまっている気がする。
岩波文庫に柔らかくて面白い本を出せ!という気はないけど、もう少しフレンドリーな雰囲気を醸し出してみてもよいんじゃないだろうか?

少なくともこの本に関していえば知識のない高校生でもどっぷり浸かって楽しんで、さらにほかの事に関する興味を抱かせるだけの魅力はあると思う。
早く続きを読まねば・・・。