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2004年02月28日

社会契約論 - ルソー


社会契約論を読了
今の自分には、まだまだ理解しつくせないところもあったけれど、刺激的な読書になった
昔は物事が今よりもシンプルだったのだな、と感じた
その昔はもっともっとシンプルだったに違いない

2004年02月12日

ベラルーシの林檎 - 岸 恵子


岸恵子の「ベラルーシの林檎」を読んだ
教養溢れる素敵な書き手で、はじめから引き込まれた
いつか、バルト三国や周辺の国を巡り歩くことができたら楽しそうだな、と思った
彼女が過ごしていた時代のパリは、とても素敵な雰囲気に包まれた場所のように感じる
でも、今のフランス政府はイスラム女性のスカーフを法律で禁止するような暴挙に出ている
イギリスもそうだけど、ここ数年の欧米諸国の頑なで優しさのない政策には強く憤りを覚える

2004年02月05日

新聞の歴史 - 小糸忠吾


小糸忠吾「新聞の歴史」を途中まで読んだ。
メディアの力が事細かに、歴史を追って書かれている。

“結局ミルトンは、思想の自由市場の活用が、人間にとり、社会にとり、
もっとも必要なことであるという。
であるから「良心に従って意のままに知り、語り、論じる自由が、あらゆる自由に優先して」
与えられなければならない、とミルトンは続ける。
知る自由、言論の自由こそ、ウソを追放し、マコトの威力を発揮させる
最善の道だからであろう”

凄惨な歴史を読むと、民主主義なり人権なり自由なりの考えが、
いかに沢山の人の努力や苦労によって育まれたものかが少し分かる気がした
その基盤の上に安心して生きることができることこそが、現代に生きることができる
最大のポイントなのかもしれない、と思った