現日本チャンプのロードレーサーで、料理も得意という宮澤崇史選手による料理本。
パワーアップ、持久力アップ、攣り防止、減量などといった目的別のレシピ、ヘルシーで美味しいデザート、レース前の食事の紹介などなど、この手の本に期待できそうなものは一通り詰まっている。
当たり前だけど、写真がきれいなので見ているだけでも楽しめる。最近複数の友達が「料理本は本屋で衝動買いすることによってストレス解消に繋がる効果がある(=家にやたらとたくさん料理本がある)」と話していていまひとつピンと来なかったのだけど、この本をゲットして初めて納得。最近の料理本は写真がウマいですな。魅力的なメニューが上手に撮られた写真が並んでいるのを見ていると、料理本を見ているだけで満足(やる気になればこれが作れてしまうんだぜ)する、というニーズは確実に存在するのだろうな、と思った。
紹介されている料理を何品か作ってみたけど、ヘルシーかつ比較的簡単に作れるものが多く、「**は**だから**の効果があって云々」といった知識を実践しながら学べるのはなかなかナイス。自転車乗り向けの(見た目重視の)料理本という意味ではとてもよくできている印象で、980円と安いのもポイント高し。
ただし、レシピに詳しい分量が書かれておらず、ページのレイアウトも写真の見栄え優先で組まれているのは個人的にはマイナスポイント。料理本はあくまで実用本位であって欲しいと思う。とはいえ、調理前の材料の写真が載ってるので、それを参考にすればそんなに外すことにはならないかな。
自分も買いそうになりましたが・・・
>レシピに詳しい分量が書かれておらず
まさに、ここが問題点。レシピ=詳細な分量が記載されていないため、
再現性に乏しく、アバウトな性格の自分の場合、エイヤっとやってしまいがち。
そうすると結局、似てはいるけど自分好みの別の料理になるなと思えたので
立ち読みにとどめました。
> ba-mosさん
あえて分量を書かないことで「自分なりに作り方を工夫してね」という
上級者向けな設定の本なのかな?と思いましたが、どうもそういう訳では
なさそうっすね。
コンセプトは悪くないのですが、細かいところは・・・という本なのかと。