第24回 矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック 参戦記

7/31, 8/1の矢島カップは、7/30の「あけぼの」が取れなかったので、7/29の夜行で前日の7/30に現地入りしてしまい、鳥海山に登ってしまおうという贅沢プランを立てた。

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計画時のメモをそのまま書き出してみると・・・
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21:15上野発の「あけぼの」で5:41に象潟着。
バスで象潟5:50->鉾立6:30

鉾立に自転車を置いて、鳥海山を往復。

所要時間は約8時間。サクサク歩けば6時間くらいでいけると考えて、13時か14時には鉾立に戻ってこられる。鉾立から2kmくらい山形側に移動したところにある大平山荘は温泉もあってよさげ。下山後はここに宿泊しよう・・・と思ったら1週間前の時点で予約がいっぱい。夏休みナメててすみません。


仕方がないので、下界の宿にする。下りのバスは16:20発で17:00象潟着なので、待たずに自転車で下ったほうが早そう。ただし、天気が悪い場合はバスのほうが安心かな・・・。

結局、予約した宿は金浦温泉・学校の栖(すみか)。ちと高いけど、なかなかよさげな温泉宿。

7/30の宿は、ハーフクラスのゴール地点近くのユースプラトー。晴れていたら午前中にサクッと自走で行ってしまい、軽装で矢島に下ってダジャさんやタマキさん達と合流。

day1のTTを済ませてユースプラトーに登り返し、翌日のヒルクライムに備える。

day2のヒルクライム&表彰式終了後は、14:50あたりの電車で矢島を出れば、21:00くらいに家に戻れる。

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・・・ってな感じ。

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荷物は45Lのザックに、20Lの折りたたみできるサブザックという構成。登山は、天気がよさそうだったらFiveTenのアプローチシューズで、天気が悪そうだったらKeenのサンダルで・・・と考えていた。

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レースレポートはこちらに譲るとして、実際の旅模様を写真と簡単なコメントで時系列で・・・。
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上野駅で「あけぼの」待ち。

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今や絶滅品種のブルートレイン。

「18切符を使う時に時刻表調べるのが楽しい」程度の電車好きだけど、寝台列車での長旅はワクワクしますな。

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B寝台ソロ。

はじめて使ったけど、輪行袋がギリギリフロアに置けるので、一旦寝てしまえば快適至極。狭いながらも楽しい我が家。

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目覚めると、そこは田んぼの国だった・・・。

山形にいるうちはまだ雨も降ってなかった。

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象潟駅に着くと、断続的なシャワーでお出迎え。

ほんの少しだけ可能性を残していた登山はこの時点でキャンセル。バス待ちしている中高年登山者達もテンションだだ下がり。自転車組んで、雨の降ってないタイミングを見計らって道の駅へ移動。

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道の駅には立派なブツがまつってある。秋田さん、攻めますなぁ。

眠かったので休憩室で仮眠して、暇だったので本読んで、9時くらいまでウダウダ。

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天気がそこそこ安定しはじめたので、荷物を担いで金浦(このうら)温泉まで移動。荷物を置かせてもらい、サイクリングに出発。

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鳥海山に登って行くブルーラインに向かう・・・と、道もきれいで車も少なくて、景色もよいので最高!イナーメのH本さんが「スイスは景色がいいから一日中走っていられる」みたいなことを言ってたけど、こういう環境だったらほんとに一日中楽しく走れるだろうなーと思った。

ブルーラインは1合目を超えたあたりで強い雨に降られたので折り返して、鳥海高原方面に転進。45km/100-140BSほど走って宿に戻り、温泉に入れさせてもらう。ここの温泉は期待以上。硫黄の湯もよいけど、ラジウム鉱泉も身体がポカポカと暖まる。

温泉から上がって昼飯を済ませてボケーッとしていたら、「部屋の準備ができましたので」とまだ早い時間にも関わらずチェックインさせてもらう。喜んでお昼寝。

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夕食は魚メインで素晴らしく豪勢。箱根あたりの温泉宿の豪勢さとは違った「素材勝負の豪勢さ」。お腹をパンパンに膨らませて完食!宿の本棚に沢木耕太郎さんの「深夜特急」があったので読む。前から読もうと思ってたんだよなーと1巻を読破。面白い。続きがあったらそのまま読み続けてたところ。残念。

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矢島カップday1の7/30は、矢島方面へ移動。朝から不穏な雲行きではあったものの、濡れて困るわけじゃないので鳥海高原方面へ出発。5km/6%の登りをこなして高原に着いたあたりでザーザー雨にやられる・・・。

でも、周りの景色はよいので悲壮感はなし。今年になって廃校になったばかりの釜ヶ台小中学校の脇をかすめて行く。

無事ユースプラトーに到着して荷物を置いて一休み。タマキさんに連絡すると、既に会場に到着しているとのことなので、レース装備を持って矢島に下る。

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レースはボロボロ・・・。

今回宿泊したユースプラトーはなかなか大きな施設で、以前はハーフクラスの表彰式をここでやっていたそう。翌日のお風呂券をくれたり、レース参加者のニーズをよくわかっていて気持ちよく泊まることができた。

風呂、ビュッフェ形式の夕食、明日の準備を済ませて9時くらいに就寝。

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参加賞はお米。

8/1のday2は、5:30起床で風呂。自転車を組まなきゃいけない他のメンバーは車へ。支度を済ませて6:30から宿の朝食。7:00に宿を出発して矢島に下り、下山用の荷物を預けてアップ。

パレード走行は地元の人たちの歓声が嬉しい。ツール・ド・草津では今年からなくなってしまったようだけど、参加者側としても楽しめるのでぜひ復活させて欲しいものだと思う。スタートラインに並んでいると、女子中高生のレースクイーンが可愛らしい。

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day2のレースもボロボロ・・・。今回はチームCBのメンバーで、3人の合計タイムで争うチーム戦にエントリーしていたので、足を引っ張らないように・・・と極力タイムを落とさないように努力。

結局、男子C優勝のF井さん、ダジャさん、自分、という組み合わせで3位。1位、2位はどちらも地元の大学生(?)。3人それなりに登れるメンバーが集まれば狙える種目だと思った。

表彰式後は、矢島から羽後本荘、秋田、と移動して新幹線で帰宅した。

第24回 矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック 参戦記」への2件のフィードバック

  1. 入賞おめでとうございます!
    レースもなんですが、電車と登山…素晴らしい旅ですね。自分もあこがれます。
    なんか独り身じゃなくなると意外とできなくなっちゃうんですよね^^;
    「深夜特急」は自分も学生時代に愛読しました。
    多分家にありますよ。今度299のときにでも持っていきましょうか?

  2. > pmaさん
    ありがとうございます!
    矢島カップ、レースとしても面白いですが、それ以上に旅気分が味わえるのがとてもよかったです。一足先に夏休み気分を満喫できました。

    「深夜特急」お持ちなのですね。すでに図書館で予約済みなので、ちょこちょこ読み進めていこうと思います。面白い本は一気に読むのを我慢してゆっくり読むのが好きなもので・・・(貧乏性)。

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