第24回 矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック

秋田県は旧・矢島町で行われる矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシックへ参加。

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1日目に個人TT、2日目にヒルクライムが行われる2日構成で、チャンピオンクラスの総合優勝者は特大の「矢島カップ」をもらえるレース。全日本ヒルクライムシリーズ戦の第2戦でもあり、過去の参加者が口を揃えて「楽しい!」というので、「秋田かー、遠いなー」と思いつつ参加を決意。

輪行大好きレーサーの端くれ(?)としては、秋田でのレースは寝台列車「あけぼの」に乗るまたとないチャンス。・・・と思いきや、チケットの発売日を忘れていて土曜日入りのチケットはあっけなく「売り切れ」。仕方がないので、前日の金曜日に鳥海山をサクッとピークハント(山登り)して、温泉宿にでも泊まることにして木曜日の夜発のチケットをゲット。

レースの結果は置いとくとして・・・(こら)、大いに旅気分を味わえる、楽しいレースでありました。

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一応レース模様をまとめておくと・・・

day1

8kmのアップダウンコースの個人TT。

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スタート台があって、両足クリートをはめた状態でスタートできるのでテンションがあがる。ただし、試走の時点で調子が悪いのが分かっていたので、13分くらいで走れればよいかなーという気分。入賞ラインは12分切りかなーという予想。
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スタートして速度を上げて1つ目の登りをそつなくクリアー。試走の時は往路の2つめの長めの登り(これが一番長い)でタレたので、その前の平地もコンサバ気味に余力を残して走行。2つめの長めの登りで15秒前に出走の前走者をパス。登りきったところでしっかり踏んで、下りで速度をのせてモリモリ走って折り返し。オーバーラン気味になって微妙にタイムロス。帰りはダラダラした登りなのでリズムよく走って前走者をもう1人をパス。1分前出走のチームメイト、K池さん@チームCBが見えてたので、できることなら抜いてやろうと上げ過ぎたのがよくなくて、登りきったところでしっかり踏めずに速度を乗せるのが遅れる。下りは回して速度を乗せて、エアロなポジションで62kphくらいまで上げる。平坦区間でもう1人をパスして、ラストはスプリントしてゴール。完全に出し尽くすのは失敗したらしい・・・。

7.85km/13:12/175bpm/96rpm

タイムは予想以上に駄目。
一緒に試走していて調子の良さそうだったタマキさん@BearBellが12:25(だったかな?)の好タイムをマークして5位。

チャンピオンクラスはせっかくカメラを持ってきたことだし・・・と写真撮影。よっしーさん3位。1位の藤田さんは圧倒的な強さ。写真はここに置いておいたので、煮るなり焼くなりご自由にどうぞ。
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day2

26kmのカテゴリー別マスドスタートヒルクライム。

泊まっていた宿(ユースプラトー)がハーフクラスのゴール地点で、前日矢島からの登りは体験済み。途中に2回のまとまった下りを挟んで、登り区間は3つのブロックに分かれる。1つ目と2つ目は比較的緩めで、短い平坦や下りがあって足を休める場所が多くあるのに対し、3つ目の登りは斜度も高めで休み所も少ない印象。

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アップしていたら集合場所には遅れてしまったので、スタート地点までのパレード走行で危なくならない程度にポジションアップして先頭付近について、3列目からスタート。

はじめはひたすら平地なので、15-20番手くらいでまったり進行。できればハーフコースのゴールくらいまでは先頭集団についていきたいなーと思いつつ登りはじめると、やっぱりキツい。20番手くらいをキープするのが精一杯。狭い道になって右折する手前あたりで最後尾から上がってきたというnaoさんが「やっと追いつきましたよ」とパスしていく。凄いなーと感心していると、naoさんが連結した20人くらいの先頭集団の後ろで中切れ発生&別カテゴリーの混走で、あっという間にギャップができてしまう。

遅れたメンバーのうちの3,4人で一生懸命追いつこうとするけど、焼け石に水。早くも勝負集団から遅れてしまったので、あとはタレずに走るのみ・・・と、周りで足のあいそうなメンバーを探して淡々と走る。広い道に右折して合流した先がまとまった下りなので、ここで気合いで踏んで高速列車に無賃乗車。ガンガン速度が出るので、先頭集団からこぼれた同カテゴリーの選手を何人かパス。一旦登るあたりで前を引き、また下るところで後ろに下がる。

ハーフクラスのゴールを超えてしばらく行くと、同宿のトミーさん@トライアスリートを発見。「うっしっし、追いつきましたよ」と声をかけると「ダジャさんもちょっと前に見えてます」と情報をもらう。トミーさんがついてくるのを確認しながら淡々とペース走。キツそうなnaoさんに声をかけつつパスし、狭い道を登って行くと後ろのトミーさんが離れる。緩斜面でペースアップしたりしつつ下りに入り、足を休めてからラスト6kmの登り。

この最後の登りがキツくて、大いにタレる。20km地点(残り5km)あたりで男子Bの先頭を独走していたChampion Systemジャージの選手がパスしていく。軽やかなダンシングでまだまだ余裕がありそう。21km地点くらいで男子Bの10人近い集団がワラワラ行く。残り4kmを切ってからはさらにペースダウンしてしまい、同じカテゴリーの選手3人にパスされる。最後に抜かれた選手はずっと視界に捉えていたので、「絶対に最後はパスしてやる!」と心に決めて追走。

残り700-800mくらいはガツンと登ってゴール。残り500mを切ると前走者達がダンシングに移行していくけど、自分はひたすらシッティングで我慢。残り400mくらいで後ろから激しい息づかいが・・・と思ったらトミーさん。ずっと自分を視界に捉えて追走していたらしい。残り200mで「うりゃーっ!」とダンシングに切り替えて、しっちゃかめっちゃかのダンシングで前走者をパスしてゴール。
少なくとも、最後くらいは頑張らないと・・・ね。

26.1km/1:14:58/163bpm/86rpm

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1:10切りを狙っていたのだけど、調子が悪い時はこんなもん。
チャンピオンクラスはよっしーさん優勝(矢島カップは数秒差で届かず)、同カテゴリーの男子CはF井さん優勝、さらに(さりげなく狙ってた)チーム戦(F井さん、ダジャさん、自分)では3位と、チームCBとしても大きな成果を残すことができたのがよかった。

BearBellメンバーではタマキさんが2着。
序盤の鬼引きでハーフクラスのゴール地点で4人まで絞る動きをしたらしい・・・。X7kgの重量級クライマー、恐るべし。

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今回の機材は、Extreme-Power+WH-7850-C50 TU。

タイヤはContinental Competiton 19c、ギアは50/34に12-25。

ディープリムでのヒルクライムは初めてだったけど、リムもそんなに重くないのでそこそこ登れるかなーという印象。カッチリしているので、踏んだときのダイレクト感が凄い。でも、FFWD F2Rのサクサク感を知ってしまうと、ヒルクライムは絶対的にあっちで走りたくなってしまう。まぁ、今回は輪行だったので初日のTT(全然駄目だったけど)との組み合わせを考えてこっちで正解だったかな。

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とても暖かい雰囲気の大会で、参加賞がお米だったり、ボランティアの中学生達とハイタッチしながら下山したり・・・とほんわか&まったりした気分でレースを楽しむことができた。矢島カップ自体も、1日目のTTと2日目のヒルクライムとで、それぞれの長所を生かした形で戦略的に闘うことができそうなので、いつか挑戦することができたら面白いだろうなーと思った。

秋田への旅模様は、また後日。

第24回 矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック」への4件のフィードバック

  1. こんちは。1/360枚目のグッタリ写真頂きます!

    1stのタイムは12’26″と比較的良いのに、2ndが1h21’04″とダメダメな現状をなんとかしたい今日この頃。空力はまだマシ、ということなんでしょうけど、パワーある人たちが本気で空力に取り組んだらあっという間に差が埋まると考えるとなんとも複雑な気持ちです。

  2. > oyamaさん
    1/360枚目の写真、偶然とはいえ、oyamaさんだったとは・・・。
    ゴール後の出し切った感がよくでてます(笑)。

    12′26″は好タイムっすねぇ。もう一息で入賞ライン。
    自分はエクステンションバーつけるとサドルポジション等も含めていじりたくなる&ミニマムな装備にしたかったので、今回は完全なノーマル装備でした。ポジションも含めてもう少し何か考えてもよかったかも。

  3. はじめまして

    たまたまこのブログを見たら自分の写真が置いてありましたので頂きます

    撮影していただいてありがとうございます!

    ちなみに自分は31/360です

  4. > hiroさん
    はじめまして&どういたしまして。

    31枚目、微妙にAF外しちゃってますね(手ぶれかも)。
    自転車レースを撮るのは好きなのですが、まだまだ腕が追いついていないようです・・・。精進します!

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