子供用のバイク トレーラーを導入してみた

1年以上前のことだけど、家族サイクリング用の装備としてバイクトレイラーを導入した経緯をメモ。

家族でテニスをしに近所の公園に行く、の図

2020年3月からカリフォルニアはCovid-19の感染拡大への対策としてShelter in Place (SIP)という形で原則的に必要な用事以外は外出禁止、という厳しめの措置が取られた。ショッピングモールなどを含むお店やレストラン、それに動物園や博物館といった人がたくさん来る場所が一気に閉まってしまい、Essential Businessとされる食料品店や薬局などのみしか営業していない状態 (入店できる人数に制限あり)。

近所の公園なども、子供の遊び場(Playground)やピクニックテーブルにテープが貼られて利用禁止になったり、広い芝生でのスポーツやピクニックが禁止になっていて、家の中ではじっとしていられない元気な子供のいる我が家としては大ピンチ。2021年7月になって、ワクチンの接種が進んで制限がほぼ解除された今となっては昔のことに感じられるけど、当時の混乱・困惑はなかなかのもの。

SIPになってすぐはどうしようもないのでコンドの敷地内で遊んだりしてお茶を濁していたものの、色々とルールが明文化されてきた4,5月になって屋外で行うエクササイズの類(犬の散歩、他人と近づかないランニングやサイクリング)はやってOKということに。そんなわけで、週末はハイキング (トレイルを一方通行にするなどの措置が取られてた)なんかに頻繁に行くようになったのだけど、せっかくなので当時まだ4,5ヶ月だった次男と一緒にサイクリングもしたいよね、ということで、バイクトレイラーを導入することにした。

Golden Gate Bridge近くのPresideoは気持ちよくピクニックできる芝生が最高

この時点ではまだ長男の自転車は14インチの走行性能の低いものだったので、子供が二人乗りすることができて、できるだけしっかりしたもの…とリサーチした結果、ニーズにマッチするThuleのCoaster XTというモデルがREIでセールになっていたのでこれをゲット。1年以上経ってかなりの頻度で利用しているので、結果的にとてもよい買い物だったと思う。

自転車への接続は、専用のクイックを後輪に装着することで行う設計。トレイラーから伸びた結合部分の先っちょが丸いプラスチックのパーツ(ボール)で、これをクイックにくっつているジョイント部分にはめ込んで鉄の棒でロックした状態で自由に動く。確実に結合されていると同時に左右上下ともに動作がスムーズなので、ロードバイクにくっつけてダンシングとかしても全然問題なし。

このモデルのよいところは、

  1. 走りがスムーズで、子供を一人載せて走ってもそこまで重さを感じずに走れる
  2. 自転車から外した際に簡単に前輪をくっつけて自走できるモードにできる (店とかに入る時にバギーとして使える)
  3. 荷物を入れるスペースが大きくて、遊び道具からスーパーでの買い物まであれこれ突っ込める
自宅から走っていけるスタンフォードの芝生

自転車の接続に必要なのがクイックだけなので、他の自転車に付け替えることで容易に切り替えることができるのも便利 (スポーツ自転車乗りなら尚更)。また、折りたたんでパーツを外すことで車のトランクにも収まるので、どこか遠くに走りに行く時も慣れてしまえば5,6分で畳んだり展開することができる。より高級なモデルだとサスペンションがついてたりするけど、我が家の使い方だとシンプルでよく走って使い勝手のよいこのモデルで正解だった模様。

あと、Thuleでよいなと感じたところとしては、スペアパーツの購入が容易だったりとアフターサービスが充実しているところ。メインの結合パーツが万が一外れた場合でも自転車からトレイラーが離れないようにするストラップがあるのだけど、これを誤って壊してしまった際にすぐに公式ページからスペアパーツを取り寄せることができるのはとても心強かった。他のパーツもあれこれ揃っているので、長期的に使うことを考える上でも安心感があってナイス。

家から15分くらいのSawyer Camp Trailの終点はダム湖の堤防

長男が幼稚園に通っていた時は0歳児と5歳児を乗せて送り迎えに使ったりしていたけど、そこまで窮屈になることなく乗れていた印象。次男が4歳くらいから自転車に乗り始めたとしても、すぐに家族サイクリングについてこられるとは思えないので、まだ2,3年はバリバリ使うことができそうです。

長男が2歳の時に出張の後にSFで休暇を取った際にレンタサイクルで訪れたPresideo。トレイラーは、BurleyのBeeっていう定番モデル。借りたクロスバイクの性能・乗り心地は劣悪…。