JBCF 輪島ロード

能登半島の先っちょ、曹洞宗の總持寺祖院(もともとの大本山)がある石川県輪島市で行われる輪島ロードに参加。

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今年から参戦しているものの、パッとしない結果の続いていたJBCFレースもこれが最後。輪島のコースは2kmのキツい登りにテクニカルな下り+緩い下り基調、1kmの短い登りと速度の出る下りに平地・・・と変化に富んだレイアウト。E3は1周12.6kmx3の38km。

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結果・・・トップ争いについていくことはできなかったものの、5位入賞。今年のJBCFレースでの入賞は期待できないと思っていたので、とても嬉しい結果となった。

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遠征にまつわるあれこれは改めて書くとして、忘れないうちにレースの中身のメモ。

タフでテクニカルなコースと聞いていたので、今回は前日に試走2周、当日の朝もアップがてらにもう1周・・・と、できるだけコースになじむことを意識。機材はExtreme-PowerにWH-7900-C24 CL。雨の心配もあったので、ホイールは最も走りなれてる&気に入ってるものをチョイス。と同時に、普段つけてる12-25のスプロケではなくあえてデュラの12-25のスプロケを装着し、クイックもFFWD製の軽量なものに変えて少しでも軽量化。

試走した印象からすると、2kmの登りは脚力差が如実に現れるタフな区間で、さらに登ってすぐの下りも砂が浮いていたりするのでトリッキー。ヘアピンの先の急な下りはテクニカルなので、安全第一の意識が重要。緩い下り基調は踏まないと駄目で、1kmの登りは短いので比較的こなしやすい感じ。速度の出る直線基調の下りは道が広い&きれいなので問題なし。下った先の国道の平坦は2kmあるので、ゴール前の駆け引きでは鍵になりそうだな、と思った。

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8:00スタートのE1のレースを観戦&撮影。写真はこちら。自由に使ってもらってかまいません。問題のある写真がありましたら削除しますのでご連絡ください。

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10:00からが自分のレース。明け方降ってた雨は止んで、空は快晴で日の当たる路面はドライ。時折突風が吹くほど風が強く、緩い下り基調が逆風で、速度の乗る下りが横風で、平坦の国道が追い風。

2列目から並んでローリングスタートして登りへ。12,3番手をキープして少しいくと、ローリングが解けてレース開始。アタックする人はいないものの、先頭付近のメンバーは元気なペースでガンガン登っていく。できるだけ無理はしないように淡々と登っていき、最後に急になるところで少し強めに踏んでジワっとポジションを上げていく。山岳ポイント手前の緩斜面では、大柄なCS-Speedの人がよいペースで行くので後ろに張り付く。前には5,6人のグループと4,5人のグループがほんの少しの差で先行している。

下りではCS-Speedの人に続いて快調に行く。遅い人がいたのでヘアピンの前までに3,4人パスし、テクニカルなところは安全にクリア。緩斜面の入り口でCS-Speedの人に「追いましょう!」と声をかけてをパスし、ガツンと踏んで先頭集団に合流。この時点で先頭集団は8人。カミハギが少し飛び出していたので、緩斜面でローテを回して吸収。アタックしたというより、下りで自然に飛び出していた感じ?

残ってるメンバーは、いつも上位ゴールしているspaceの若者、カミハギ、オーベスト、麒麟山(「キリンザン」と読むらしいです)のO野さん、CS-Speed、アズミノ、イナーメ、それに自分(敬略称)。思ってたより早い段階でバラけた。1kmの登りの途中では、併走するバイクがゼッケンの番号を無線で連絡しているのが聞こえてテンションが上がる。ここの登りの後半でペースが上がり、CS-Speedとアズミノが遅れて6人になる。下りで踏むと前に出たので、エアロポジションを維持してそのまま先頭で国道へ。

ローテを回してゴール地点手前を右折して2周目へ。ここも自分が先頭で入ったので、無理はしないペースで登りはじめる・・・と、カミハギとオーベストがパスしてグイグイいく。ついていこうとするものの、ちょっと厳しいペースだな・・・と思っていると、spaceの若者がすぐにパスして3人が先行。悔しいけどこの3人とは明らかな脚力差があった。少しずつ差が広がるものの、山岳ポイントの手前くらいまでギリギリ視界に捉えられるくらいの差。25-30秒くらい?麒麟山のO野さんがついてきていたので、「一緒に行って下りで追いつきましょう。」と声をかける。

山岳ポイント手前の緩斜面で後ろからCS-Speedが合流。3人で下る。テクニカルなセクションは安全第一でクリア。緩い下りでは2人に「強調していきましょう!」と声をかけて、ほぼ全開でローテ。バイクから「前30秒、後ろ40秒」と教えられる。大柄なCS-Speedが明らかに強い。このコースの特性上、集団で追ってくることはなさそうなので、とにかく全力で(でもタレないように)前を追うのみ。1kmの登りでは序盤に麒麟山のO野さんがペースを作ってくれたのでついていく。バイクから「(後方との)40秒差は変わらず。前の集団は前方に見えてるバイクの先ネ」と教えてもらう。

1kmの登りの途中でCS-Speedがアタック。ワンテンポ遅れて追走して後ろにつく。O野さんは少し遅れる。上りきる手前で足を休めてから、山頂に向かって思いっきりアタック・・・するけどばっちりつかれてしまった。下りに入ってからも踏み踏みで行くと、今度は自分が少し飛び出した状態になった。下りきった国道では後ろが二人になって追ってくる。追い風なので、偽TTポジションで200Wで漕ぐと40kphくらい出る。合流してからローテを回してラストの3周目に突入。

登り始めて少し行ったところでCS-Speedがペースアップして飛び出す。一回登りで遅れているので、「あのペースはもたないはず」と判断して追わずに淡々と登る。結果的にこれは判断ミス。見える範囲には捉えているものの、山岳ポイントまで逃げられてしまい、最後まで捕まえられなかった。この時の登りは前に出る余裕がなかったので、ひたすらO野さんに引いてもらう形。下りでは前に出て、救急車が来ているテクニカルなセクションも安全にクリア。

緩い下りは二人でローテ。自分のほうが余裕がない感じで、1kmの登りもひたすらO野さんのつき位置。レース強度で走るとどんどん出せるパワーが落ちてしまうのはやっぱり駄目。筋持久力が足りないのかも。下りでは再び前に出て、ガンガン踏んで国道へ。やや牽制気味に平坦をローテしていると、一旦パスしたE2の6,7人の集団が追いついてくる。

ゴールの少し手前で先に行かせて、150mくらいのポイントから二人でスプリント。目測では判断できないくらいの差でゴール。最後にハンドルを投げたのが功を奏したのか、ハナ差で先着。何はともあれ、二人とも入賞できるポジションでよかった。

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リザルトを見る限りだと、自分達の後方16秒差にトンデモクラブがいたので、最後までO野さんと協調体制を崩さずに走れたのがよかったみたい。乗鞍1時間3分というソリッドな登坂力があり、淡々と登るスタイルが自分と似ていたのも幸いした。

優勝争いに絡んだ3人は、前日のメンバーチェックでI橋さんが「要チェックやぞ」と教えてくれていたメンバーで、やはり実力が抜け出ていた模様。CS-Speedの人はノーチェックだったけど、大柄なのに登りもこなせて強かった。レースの展開やコンディション、それにメンバーと、様々な要素が複雑に絡んで今回の結果になったわけだけど、これは今の自分の実力で期待できる最高の結果なんじゃないかと思う。

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そんなわけで、これにて2011年のJBCFレースはおしまい。残す自転車レースはおきなわ140km。もう1ヶ月ないけど、ベストを尽くせるようにしっかり乗り込んで臨むことにしよう。

紳士的な走りをしてくださったO野さん、どうもありがとうございました。またレースでご一緒しましょう!今度は勝負集団で。

JBCF 輪島ロード」への2件のフィードバック

  1. 本当におめでとうございます。
    また練習後一緒させてください

    写真なんですが、シルベストメンバーの写真頂戴して行ってもいいですか?

  2. > ふじたさん
    ありがとうございまーす!
    写真ですが、もちろんダウンロードしてもらって構いません。
    素人が趣味で撮ってる写真なので、クオリティーはまちまちですが(笑)。

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