オープンソースのトレーニング管理ソフトGolden Cheetahが2.1にバージョンアップ・・・するまであと少し!
2.1は特にこれといった機能追加はなしで、小さな機能追加やバグ修正がメイン。既に開発チームの目は3.x系に向いているようだけど、この手のソフトは枯れてるに越したことはないので2.xもまだまだ使われるんじゃないかと思う。というか、少なくとも自分は2.1をしばらく使う予定。
公式版の2.1はまだだけど、開発版のビルドは着実に更新されていて、10/6ビルドのものには最新版の日本語訳が入った模様。2.1系は開発が活発ではないので、公式版を待たなくても開発版で充分実用になるはず。今回は他の日本人ユーザー数名と協力して訳したものをベースに、主に自分が翻訳をやらせてもらいました。
日本語訳をつらつらと眺めていて、運動生理学的観点から見て自信のない訳がいくつかあったので、忘れないようにメモ。詳しい人は、これらをどう訳すのがよさそうか、教えてくれると嬉しいです・・・。
– Neuromuscular (Threshold, VO2Maxに類する出力域。「神経筋系出力域?」現状そのまま)
– Cardiovascular Response (統計画面のチャートタイプ。「心臓血管系反応?」現状そのまま)
その他、おかしなところなどありましたら下記まで連絡お願いします。
E-mail: keisuke.yamaguchi@gmail.com
twitter: @yama_kei
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翻訳ついでにGC3に開発の主流が移ってる空気を読まずにGC2に新しい機能を追加。
その名も”Create Interval by position”。GCの地図上で場所を指定して自動的にラップを切ってくれる機能。Garmin Edgeシリーズについてる機能だけど、普段OFFにしているとレースの時にONにするのを忘れがち。そんな時に、ピンポイントで場所を指定してラップを切れるのでなかなか便利。
・・・といっても、GC2はもうフィーチャーフリーズ(これ以上機能追加はしない状態)されているので、公式版には乗りません。残念。自前でビルドできる人はこのへんにパッチが転がってるので勝手に拾ってください。最新版は手元にあるのでメール等で。
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Golden Cheetah 3.XはUIをゼロから一新して全く新しいアプリとして生まれ変わる予定で、既にバリバリ開発が進んでいて一般ユーザーもテストできる状態。
WKO+の専売特許だったIFやNP、TSSといった数値に関しても、WKO+を開発しているTrainingPeaksから使用許可をもらえたようで、BikeScoreやTRIMPといった評価基準と同列に使うことができるようになった模様。アプリ全体がブラッシュアップされているようだけど、アプリとしての動作が重くなってたり、UIが滅茶滅茶分かりにくくなってたりするので、あんまり触ってません・・・。
Zaikouさんによると「カスタマイズしまくれば使える」ってことらしいので、新しいもの好きな人は手を出してみるとよいかも。