2010 Attack! 299 「ひと夏の思い出」篇

8/7(土)は、昨年に引き続き、飯能の「サイクルハウス・ミカミ」さん主催のAttack! 299で入間->麦草峠へ160kmの山岳サイクリング。昨年は(結果的に)1人での参加で寂しかったので、今年はBearBellメンバーを誘っての参加となった。

P8073754

前日は入間市付近の両親宅に前泊。KOHさんと空次郎さんも一緒。KOHさんは激務続きで1週間くらい自転車に乗れてなかったらしい。10時前に就寝・・・と思ったら寝付けず、結局3,4時間睡眠で3時起き。朝食食べて、3:45に出発。スタート地点にはちょうど4:00着。

受付を済ませていると、着々とBearBellメンバーが集まってくる。今日の出走は、鳥海山クラス2位で好調のタマキさん、パワーそのまま体重激落ちの雨蛙さん(おぉこわ)、KOHさん、pmaさん、空次郎さん、そしてゲスト参加のシンボーさん、自分、の7名。さらに、「やってもいいですよ」とのお言葉に甘える形で、ヤマさんにはサポートカーをお願いした(感謝!)。

4:30スタートは15名。3UPメンバー複数と、tarmacさん、それに昨年も一緒に走った方々がチラホラ。スタート時間が近づくと、少しずつ空が明るくなってくる。今日も暑そうだ。

P8073693

**

序盤の市街地は自分が先頭固定で緩めに引く。途中からtarmacさんが代わってくれたので、ありがたくローテ。市街地を抜けたあたりからBearBellメンバー+tarmacさん+TTRさんあたりの7,8名までローテを拡大。チーム練の時よりも1段階落としたくらいのそれなりのペース。山伏が近づいたあたりでBearBellメンバーが後ろに下がる。tarmacさんの先頭固定が長くなってたので、「それはよくないっしょ」と前に出て牽引。

P8073706

山伏の登りに入ると、下りの苦手の雨蛙さんが飛び出す。それに続く形でタマキさんも先行。このあたりから4:30組は解体。自分はBearBellチームのグルペット担当としてマイペースで登る。tarmacさんも一緒。シンボーさんがちょっと遅れる。激務続きだったKOHさんは調子悪そう。逆に今年に入ってから成長著しい空次郎さんは余裕がありそう。山岳賞雨蛙さん、2着のタマキさんがそのまま峠を通過してしまったので、自分たちも一緒に峠をスルーして下る。299への合流地点で雨蛙さんをキャッチ。小鹿野のコンビニまでは、自分、KOHさん、pmaさん、空次郎さんの4名でローテ。早くも疲れが出始めていて、先頭で頑張るとケツにつくのが辛い・・・。

P8073716

小鹿野のコンビニでタマキさんに合流。シンボーさんは足をつってしまっているらしく、20分ほど遅れてやってきた。Attack! 299の恐ろしさ(=暑さ)を知っている3UPメンバーは、サクサク補給して先行。我々は全員が準備できたところで出発。

P8073722

志賀坂峠は登り口まで集団で。シンボーさんは途中で千切れる。登りがはじまると例によってタマキさんが先行。雨蛙さんは追わず、ワンテンポ遅れてpmaさんが追走してタマキさんに合流。自分は空次郎さんと一緒に淡々と登る。平坦路でも辛そうだったKOHさんがズルズル遅れる。峠に着くと、山岳賞のタマキさんが待っていてくれたので、遅れたKOHさんを待ってからダウンヒル。

P8073728

空次郎さん、雨蛙さん、pmaさんはそのまま先行していたので、下りで飛ばして・・・と思ったらKOHさんがついてこない。後から聞いたらここで足をつってたらしい。462号との分岐点で先行していた空次郎さんまでをキャッチして、少しペースをゆるめてKOHさんを待つ。「まだかなー」とまったり走っていると、5時スタート組の4人組がパスしていく・・・と思ったら、KOHさんが紛れ込んでたのでこれに合流して上野村の休憩ポイントへ。足はつり気味だし、痛めている膝の具合もあやしいけど、それなりに走れているのでペースアップを促すように前に出る。

休憩所ではバナナやトマトの差し入れをありがたくいただく。遅れて到着したヤマさんカーからはなんと冷やしたレモンスライスが・・・。これが疲れて暑さにやられた身体に「ピキーン!」と効く。本当にありがとうございます。
P8073734

**

しばらく休んでから再出発。昨年は激坂の矢弓沢林道を登った辛い記憶しかない十国峠だけど、今年は本道の国道が使えるので休憩所を出るとすぐに登りがはじまる。「これが国道?いや、酷道か・・・」という感じの狭いクネクネ道を登って行くと、途中から道が開けてくる。直射日光にやられるので、身体へのダメージが大きい。Edge 705のプロフィールマップを見ると、まだまだ登りが続くことが分かってイヤになってくる。

P8073737

P8073744

集団はバラけて、先行したタマキさん、自分、雨蛙さん、と続く形。途中でタマキさんには一旦合流したものの、脇腹が痛くなってきたのでマイペースに戻す。十国峠近辺は植生が高山っぽい雰囲気でなかなかよい。一旦下って、登り返したところが峠。途中でパスしていったヤマさんカーが待機してくれていたので、補給をいただく。ここで飲んだコーラのうまかったこと・・・。

P8073761

遅れて到着したKOHさんは大分辛そう。「ここでリタイアします」とのことなので、「ゆっくり休んでくださいね」と声をかけて、残ったメンバーで再出発。荒れ気味の路面&クネクネした下りを抜けると、タマキさんとの二人旅。道が開けてからはタマキさんとローテ。・・・と言いながら、足の残ってる元気なタマキさんにほとんど引いてもらう。さすがX7kgの重量級クライマー・・・。

P8073768

141号に合流すると、車通りが多いので気を使う。ここはAttack! 299のルートの中で限定的に「イヤだな」と思う区間。チェックポイントのローソンでは、先に下ってアイスを食べてた雨蛙さんと合流。サインを済ませてから後続勢を待つ・・・と、しばらくしてからpmaさんが4:30組の3UPメンバーに混ざってやってきた。途中で追突されて(?)落車してしまったとのこと。怪我&自転車へのダメージがなかったのが不幸中の幸い。

P8073774

「補給してから行きます」というpmaさんに先行して麦草の登りをはじめると、早速タマキさんと雨蛙さんが先行。自分は空次郎さんと一緒にグルペットを形成。序盤の5,6kmは直射日光を浴びながらキツめの斜度を登るので、身体へのダメージが半端ない。別荘地に入って斜度がゆるくなってきたあたりから空次郎さんが遅れてしまったので、残りは一人旅。

P8073780

登りはじめて12kmくらいの補給ポイントでコーラをもらえたので、ありがたくいただく。途中でアイスの看板を見かけて「寄ろうかなぁ」と思いつつもグッと我慢して淡々と走る。残り15kmが10kmになって、5kmになって・・・と思ったらヤマさんからコーラの差し入れ。感謝、感謝。佐久平で新幹線を捕まえないといけないタマキさん(ゴール済み)とゴール手前ですれ違う。最後の登りだけは見栄張ってダンシングしてゴール・・・。

**

結局、麦草の山岳賞もタマキさん。こっそり後ろから忍び寄った雨蛙さんがさし損ねたとのことらしいけど、山伏以外は全部ゲットということで「総合優勝」と言えそうな活躍ぶり。4,5月の好調、調子を落としてた6月からまたここに来てコンディションを上げてきたみたい。

P8073785

ゴールしてからはtarmacさんやゴローさんあたりとお喋り。6:50くらいで走りきったというtarmacさんは、蕎麦を求めて早々と下山。Attack! 299で定番化している(?)「麦草峠でのカップラーメン」を美味しくいただき、続々とゴールしてくる後続勢に声援を送り続ける。最後にダッシュする人、笑う気力もない人、みなそれぞれのゴールシーンが面白い。酷くつってしまって完走が危ぶまれていたシンボーさんは、ジャージのジッパーを締めてゴールするというパフォーマンス。ナイスガッツ!

P8073789

山頂は太陽が出たりでなかったりで気温の変化が激しい。ヤマさんカーから荷物を受け取り、雨蛙さんとpmaさんと一緒に茅野方面へ下山。直接駅へ向かう二人と別れて、温泉「縄文の湯」に立ち寄って汗を流し、茅野まで下ってあずさで輪行して帰宅した。

**

Extreme-Powerだと「ここ一発」では速くても最後まで足が残せない気がしたので、今回の機材はサイクリング用のMaster X-Light。ホイールNeutron、タイヤVittoria Open Corsa。

重くて重心が低くなるからかもしれないけど、Master X-Lightだと下りが異様に気持ちよく走れて楽しかった。やっぱり、この自転車は大好き(しつこい)。

昨年は不安定な天気の中での走行だったけど、暑さという意味で苦しむことはそこまでなかった。そういう意味で、今年のAttack! 299はAttack! 299らしい(?)、「ひと夏の思い出」と言うにふさわしいタフでハードなライドだったと言うことができそう。こんな素敵なイベントを開催してくれているミカミさん、そしてそのサポーターの皆様にはいくら感謝してもし足りません。

よい思い出になった人も、悪い思い出になった人も、来年も開催してくれるみたいなので、また長野までサイクリングに行きましょう!

2010 Attack! 299 「ひと夏の思い出」篇」への2件のフィードバック

  1. お疲れ様でした!160キロという短い距離なのに、登りとあのアベレージではやっぱりキツイですね。サポートに回っておいて良かったです(笑

    シンボーさん、十石峠でDNFかなと思ったけど、最後まで走る気合はサスガでしたよ。寝不足で脚攣りがひどくて大変でしたけど、敢闘賞です。あえて言うなら、レモンと梅干を食べられるように練習した方がクエン酸補給にはいいかも(笑

  2. > ヤマさん
    サポート、本当にありがとうございました。
    自分はけっこう休憩が多かったので、そこそこ楽に走れました(実は)。

    長い登りと暑さにやられるイベントなので、体調管理は大切ですね。
    来年は海外の山登りに出かけているかもしれないので、参加できないかもしれませんが、もしスケジュールがあったら逃さず参加しようと思っています。

コメントは停止中です。