JBCF 富士スピードウェイ

初めての実業団レースに参加。

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初参加として選んだのは富士スピードウェイで行われるレース。
富士SWは長いド平坦のストレートと、スピードの乗る下りや下り基調、それからアウターで登りきれる程度の長さの登りで構成されるハイスピードコース。道が広くて見通しもよいので、逃げはたいてい決まらず集団スプリントになる可能性が高い。自分としてはもう少し長い登りのあるコースが好きなのだけど、まずは近場で実業団レースを経験するのにはよい機会かな、ということで参加することにした。

250kmのレースが同日開催なので、実業団レースは日曜早朝(7時スタート)。
前日は裾野に住んでいる会社の山岳部のOBで、芝居をよく一緒に見に行く大先輩のおうちにお邪魔することにして、9時過ぎにのんびり家を出発。新松田まで輪行して、山道をテロテロ走って裾野へ。山道に入る手前の温度計で33度と出ていてゲンナリ。ところどころ246を走ったのだけど、このあたりの246はトンネルが連続してしかもトラックがバンバン来るので恐ろしい。ランチは前に教えてもらったそば屋「蕎仙坊」。ここ数年で訪問客が増えたようで、2時近くになってもまだ人が並んでた。

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夕ご飯は三島の「元祖 うなよし」へ。ここは三島のうなぎ屋の4本の指に入る店・・・とのことで、確かに美味しい。6時頃にお店に入ったのだけど、店を出た6時半頃には「うなぎがなくなりました」ということでのれんを入れてしまっていた。山の話、芝居の話、映画の話で盛り上がって、10時頃に就寝。

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当日は5:30前に着ければいいやと思い、裾野を4時発。明るくなってきた空の下、246号をひた走って5:20に会場着。受付を済ませて出走の準備を整えてから試走へ。チームメイトのアツさんとI橋さんは既に到着済みだった模様。2周ほど走ってコースの感触を掴んでからピットに戻り、チームメイトらと合流。

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E3カテゴリーのレースは4.52kmx6周の27.3km。距離が短かい上に難易度のそんなに高くなくて出走数も多い(150人くらい)ので、とにかく無駄な落車に巻き込まれないように注意しつつ走ることを心がけた。3列目くらいからスタート。集団の70-80%あたりの位置について淡々と周回をこなしていく。集団の中だとターンの度に減速->加速のインターバルがかかるのが厄介。登りもガツンとペースが上がることはなく、散発的な飛び出しも見られるものもすぐに吸収されて・・・という展開。

アツさんが常に同じようなポジションにいたので、2,3人くらい後ろにくっついて走りを観察。苦手という登りもシッティングで落ち着いてクリアしていたので、なかなか調子もよさそう。クリテレースの経験が豊富だからか、集団内での位置取りは確実に自分より上手で無駄足を使わずにポジションをキープしているように見えた。

で、あっという間に最終周。前に上がりたいけどみんな考えることは同じなので、簡単には前に行けない。サイド側から前に行く流れに乗って一時的に30-40番手くらいには行けても、すぐに反対側の流れが盛り上がってまたポジションを落として・・・とかそんな感じ。「最後の登りでガツンと上げて前に行こう」と心に決めて、登り口の右ターンに突っ込む・・・と前方で「ガシャガシャガシャ」という落車の音。イン側で接触が起きて、それがアウト側まで広がる将棋倒しに成長してコースを塞いでしまっている。自分はアウト側だったので、止まるくらいまで減速してギリギリあいてる隙間からパス。アウト側の人の多くはコース外まで飛び出してしまっていた。

この間に集団はどんどん前に行ってしまったのでガンガン踏んで追走。この区間でけっこうな高出力で踏めたので調子は悪くなかった。集団も大きなペースアップはなかったようで、最終コーナーの手前で「もう少し頑張れば集団のケツに付けるかも」というところまで来てはいたのだけど、最終コーナーを抜けてストレートに入ったところで集団後方から降ってくる中切れメンバーをパスしていく展開になってしまい、スプリントに向けて加速していく集団にはつけないことがすぐに分かったので、個人TTっぽくストレートを走ってゴール。ラストではきちんともがいておけばよかったな、と後から反省。

39:13/27.1km/199W/160bpm/100rpm

反省点としては、

– 落車ポイントではもっと前にいるべきだった
– (無駄足を使い過ぎない程度に)もう少し積極的に走っておくべきだった

というところ。
今回のレースは「どうしても勝つ!」とかそういうモチベーションではなかったのだけど、そういう時こそもっと色々と試してみるべきだったな、と思う。集中するべきところで集中して、そうでない場所では落ち着いて走る。テニスの試合でもそうだけど、試合で勝つにはいかに「ゲームの流れ」を読んで、その転換点になりそうなところで集中できるかが肝心。そういう意味で、今日のレースは「悔しい」という中途半端な思いだけが残る残念なレースだったと言えそう。

ちなみに、アツさんと二人でチェックしていた某選手は最終周回に入るまで集団中頃で後方待機していたのだけど、最終周回できちんと前に上がって入賞してた。

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レースあとは、E1レースのI橋さんを応援し、250kmの長い旅路につく前のタマキさん(結果、2位入賞(おめでとうございます!))に挨拶してから3人で富士スカイラインへ残念会という名の練習へ。下界は暑いけど、標高を上げるにつれて涼しくなってきて、なかなかよい練習になった。ここの下りはRがゆるいのでハイスピードで下り続けられてなかなか爽快なダウンヒルを楽しむことができた。

一旦富士SWに戻ってから解散し、御殿場駅まで下って輪行して帰宅した。

JBCF 富士スピードウェイ」への2件のフィードバック

  1. 三島では迷っちゃいますね。
    「うなよし」にしても「元祖」と「本町」がありますし、
    最近は「桜家」もかなりの人気ですし。
    やっぱりハシゴするしかないんですかね?

  2. > マツモヴィッチさん

    さすが詳しいですね(笑)!
    裾野の大先輩によると、4本の指に入るのは元祖、本町、桜家、それからもう一軒(名前忘れました)とのこと。
    ここ2,3年で自分も一通り行きましたが、本町が一番美味しかったように思いました。
    うなぎはお持ち帰りもできるので、ちょっと豪華な晩御飯のおかずにするのもありです。

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