Thousand Words
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words/9
2009-08-27T04:03:56Z
認識はあくまで幻想にしかすぎない。
それでも、言葉は人類の歴史を通して世界を語ってきたし、これからもそうだろう。
Movable Type 3.36
「世界」とはいやなものである - 関川夏央
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6894
2009-08-18T03:56:24Z
2009-08-27T04:03:56Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
関川夏央さんによる、主にアジアを中心とした世界論。
歴史的、文化的、宗教的側面から彼が見て、調べて、感じたことを綴ったエッセイがたくさん詰まっている。
相変わらず彼の文章は冴えていて面白い。
オンドル夜話、という本が面白そうだったので読んでみようと思った。]]>
詩のこころを読む - 茨木のり子
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6892
2009-08-16T03:49:34Z
2009-08-27T03:56:21Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
これはよい本。
茨木のり子さんによる現代詩の入門・解説本。
ジュニア新書なので子供向きかと思いきや、素晴らしく充実した内容で驚いた。詩に興味がある人や、現代詩を読もうと思っていてとっかかりを見つけることができていない人に特におすすめ。]]>
隠された十字架 - 梅原猛
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6893
2009-08-15T03:51:04Z
2009-08-27T03:58:18Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
法隆寺にまつわる謎に迫った本。
いわゆる歴史の教科書によれば、法隆寺を作ったのは聖徳太子ということになっているわけだけど、「法隆寺は聖徳太子とその一族を供養するために作られた寺である」というのがこの本の主旨。
8世紀頃の日本で急速に普及しつつあった仏教が大和政権と豪族達の間にどのような影響を及ぼしていったかが脈々と語られていて、なかなか読み応えがある。]]>
泳いで帰れ - 奥田英朗
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6891
2009-08-08T03:47:29Z
2009-08-27T03:54:18Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
作家の奥田英朗さんによるユルくてタノしくてピリ辛なアテネ・オリンピック観戦記。
いわゆるニッポンジンが海外に行って感じることを素直に書きつづっているところも共感が持てるし、普段は自国のチームを応援しない人でもオリンピックという祭典が持つ空気で変わっていってしまうあたりの描写もよい。
ゆるくて読みやすい文体がよいです。]]>
キャプテン・アメリカはなぜ死んだか - 町山智浩
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6890
2009-08-04T03:44:33Z
2009-08-27T03:52:25Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
面白い本。
一歩間違えるとくだらないゴシップネタばかり扱ってる本に堕してしまうところを著者の豊富な知識と鋭い洞察力でうまいバランスを取っているのが大変素敵。]]>
知の旅への誘い - 中村 雄二郎 山口 昌男
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6888
2009-07-31T03:44:35Z
2009-08-27T03:47:13Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
「旅」というキーワードを通じて、人が様々なものに出会い、学んでいく過程を二人の学者が綴ったエッセイ集。
アカデミックでスノビッシュなノリが鼻につくところがあるけれど、サラリと読めて楽しめる本だと思った。
この本で出てきた「サラゴサ手稿」がすご~く読みたくなったのだけど、日本語訳はまだ部分的なものしか出ていない模様。完訳していた工藤さんが亡くなられてしまったようなので、このままだと日本語訳は未来永劫出ないのかも・・・。
残念である。
http://springroll.exblog.jp/9555834/]]>
闘うプログラマー - G・パスカル・ザカリー
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6887
2009-07-28T03:41:00Z
2009-08-27T03:44:48Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
大規模ソフトウェア開発の現場を描いたドキュメンタリー。
しばらく絶版になっていたところで2009年になって新装版が出たので、すかさず読んでみた。
面白い本とは聞いていたのだけど、確かに面白い。
鬼のようにチームを引っ張るデビッド・カトラーの姿や、Windows NTを構成する様々なコンポーネントを担当したプログラマー達の奮闘、それにテストチーム、ビルドチームのメンバー達の葛藤などなど、チームメンバーに対する入念な取材に基づいていて、なかなか読ませる本になっている。
職場の同僚がよく言う「ドッグフード食え」(=自分で作ったものを自分で味わって改良しなさい)の元ネタがこの本なわけだけど、確かにこの言葉は全てのソフト開発において通用する金言だなぁと思った。]]>
ジロ・ディ・イタリア 峠と歴史 - 安家 達也
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6886
2009-07-17T03:38:07Z
2009-08-27T03:42:44Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
ジロに登場する峠と、その峠で繰り広げられた闘いを綴った本。
ジロの歴史はツールより6年新しい。当時のイタリアではスプリントのほうが人気があったため、初期のジロでは平地コースがメインだったようだ。
歴史に名を残すレーサー達の熱いエピソードや、近年のジロで見たシーンがたっぷり詰まっていて、なかなか読ませる本になっている。]]>
眠る秘訣 - 井上昌次郎
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6885
2009-07-16T03:36:39Z
2009-08-27T03:41:03Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
肩肘をはらずに「眠り」について教えてくれるよい本。
人間の誕生から「覚醒」と「眠り」が生まれるプロセスにはじまり、人が眠る理由&仕組み、生物時計の仕組み、それによりよく「眠り」と付き合う方法について分かりやすく解説している。
- レム睡眠は「身体を休める眠り」ではなく、「大脳を目覚めさせるのための眠り」(身体が動かないのは安全装置)
- ノンレム睡眠は大脳・神経系を休ませる眠りで、4段階の深さがある
- 「よりよい眠り」とは、「眠りに関するストレスがない状態」
- 長く寝る人と短い眠りでも問題ない人とがいる
普段の生活ではどうしても邪魔な存在と考えられがちな「眠り」だけど、人生の1/3を占めているのにはそれなりの理由があるのだなぁ、と思った。]]>
TRAINING AND RACING WITH A POWER METER - Hunter Allen, Andrew, Ph.D. Coggan
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6883
2009-07-12T03:33:08Z
2009-08-27T03:36:32Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
パワーメーターを利用したトレーニング本のゴールデンスタンダート・・・というか、事実上この手の本はこの一冊以外に存在しない、と言った方が正しい。
市場で入手可能なパワーメーターの解説からはじまり、LTでの出力(FTP=Functional Threthold Power)の意義&測定方法、Power Profileを用いた個々人のパフォーマンス測定、それにパワーメーターを利用したトレーニングメニューや、レースでの活用方法について、アカデミカル&プラクティカルな面からしっかりと掘り下げている。
この本の特徴になっているのがIF(Intensity Factor)やTSS(Training Stress Score)、それにMean Maximal Powerなどといった独自のコンセプト。これらは、パワーメーターを用いたトレーニングを行っていく上で、一目瞭然の分かりやすい指標を提供してくれる。そして、何よりも素晴らし{い,く商売上手な}ことには、著者はこの本を書くにあたってCycling Peaks(現Training Peaks)というソフトを作り上げていて、これを利用することで誰でも手軽にこれらのデータにアクセスすることができる。
パワーメーターを用いたトレーニングが革新的なのは、体調やコンディションに左右されることなく、ゴール・オリエンテイティッドなワークアウトを積み重ねていくことができる、ということに尽きる。日々のトレーニングデータを解析させて、今の自分に何が足りないのか、過去数週間のトレーニングがどれだけハードだったのか・・・といったことが定量的な数値で教えてくれるのだ。
**
まだまだパワーメーターは一般サイクリスト層に普及しておらず、ウェブのあちこちでもパワーメーター機器自体の使いこなし方法や、効果的なトレーニング方法について議論されているような状況が続いている。この本に書かれていることも「よくできたひとつの方法論」に過ぎず、これからさらにパワーメーターに関する経験値が積み重ねられていくことで、自転車のトレーニングデバイスとして熟成が重ねられていくのではないかなぁ、と思った。
ちなみに、"The Bible"の著者Joe Frielさんの前書きによれば、2006年にこの本が出るまで、パワーメーターを用いたトレーニング方法に関するまとまった資料は、2001年に彼が書いたものしかなかったとのこと。今ではこの資料はウェブで無償公開されていて、これはこれでなかなか役に立つ内容になっている。
http://trainingbible.com/pdf/Train_with_Power.pdf
あと、amazon.comを覗いた限りだと、新しい版が2010の3月に出る模様。]]>
オリエンタリズム 上
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6884
2009-07-06T03:31:01Z
2009-08-27T03:38:05Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
難しすぎてよくわからなかった、というのが正直な感想。
上巻を一通り読んでギブアップ。
「オリエンタル」と呼ばれる「何か」がいかにしてヨーロッパによって想起され、発明され、想像されてきたか、ということを古今東西ありとあらゆる資料をもとに解説した本。この想起され、発明され、想像されてきた「あり方」がサイードの言うオリエンタリズム。オリエンタル世界の出身者でありながらヨーロッパ世界の慣習や宗教に幼い頃から接してきたサイードだからこそ書くことができた本ということができそう。
]]>
ヴェネツィア―水上の迷宮都市 - 陣内秀信
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6882
2009-06-22T03:27:00Z
2009-08-27T03:34:05Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
建築学の先生によるヴェネツィア案内。
「水の都」の魅力とそこでの生活を通じて、ヴェネツィアがいかにして生まれ、今の姿を持つに到ったかについて一通り解説している。
ヴェネツィアは行ったことがないのであんまりピンと来るものがなかったのだけど、いつか行く機会があったらまた読んでみよう。]]>
オオカミ少女はいなかった - 鈴木光太郎
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6881
2009-06-21T03:25:46Z
2009-08-27T03:30:59Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
「心理学」がより「まっとうな」学問として成熟していくために、オオカミ少女やサブリミナル効果、それに行動主義といった過去の遺物をきっちり整理しようと試みた本。
この手の話・研究に共通しているのは、
- 社会一般に広く知られている
- 「心理学の成果」と認識されている
- 専門家の間では否定されている(ものが多い)
- 発表された当時、受け入れられやすい土壌があった
・・・という感じ。
いわゆる「科学」のよいところは、誰かが研究成果からひとつの仮説を立てて、それを他の誰かが検証してリファインして、さらにまた別の仮説を立てて・・・というプロセスを経ることで成熟していくことだと思うのだけど、心理学・社会学の分野ではそのあたりが曖昧にされてきたきらいがあったように思える。特に、ひとたび誰かが言い出して社会一般に広まってしまったような「通説」は、アカデミックな世界での扱いに関係なくずっと残り続けてしまい、場合によってはそれが心理学の世界での「誤った常識」として幅を利かせてきた。
この本では、そういった事例の典型例を当時の時代背景を含めて丁寧に検証して著者なりの解釈を加えている。
まぁ、社会学にせよ経済学にせよ、マスメディア等のパイプを通じてセンセーショナルに取り上げられて、利用されやすい学問ってのは不健全なサイクルに陥りやすいところがあるように思う。
心理学が「あやしい学問」というポジションから抜け出すためには、こういった「物語」をひとつひとつ退治していく必要があるのかなぁ、と思った。]]>
日本の農業は成長産業に変えられる - 大泉 一貫
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6880
2009-06-21T03:24:45Z
2009-08-27T03:28:41Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
日本の農業が抱えている残念な状況を分析し、現状を正すことで国内の農業を活性化する可能性について論じた本。
日本の農家に関する問題のナンバーワンは、なんといっても米が特別扱いされていることの弊害ということができそう。国内の米価を維持するためにいびつな経済・社会・政治構造ができあがってしまっていて、これが日本の農業の衰退の一因になっていると著者は説いている。
その他にも、農地法に絡んだ休耕地の問題や、農作物の流通経路が一元化されてしまっていることによって農家が「ビジネス」をする能力を失ってしまっていることなどなど、様々な角度から日本の農業の問題点・改善点を指摘している。
日本の農業、特に稲作に関しては色々と面倒なことになっているなぁという実感はあったのだけど、ここまで複雑怪奇な状況になっているとは知らなかった・・・。ここまで駄目だと、ひとつひとつおかしくなっているところを正していけば普通に「成長」するよなぁ、という感じ。
恐らくだけど、日本の国が今以上に勢いを失って、既得権益を持っている人間のうまみがなくなるにつれて、こういう問題は自然に健全化していくのではないかと思う。
でもまぁ、そんな悠長なことも言ってられないので、著者のような志を持った人には大いに活躍してもらいたいものだと感じた。]]>
父・こんなこと - 幸田文
tag:www.yama-kei.org,2009:/thousand_words//9.6879
2009-06-13T03:21:45Z
2009-08-27T03:24:34Z
">" valign="top" align="left" vspace="5"...
yama-kei
http://www.yama-kei.org
Title: <$MTAwsProductName$>
Author: <$MTAwsAuthors$>
Price: <$MTAwsListPrice$>
Publisher: <$MTAwsManufacturer$>
Published Date: <$MTAwsReleaseDate$>
しみじみよい本。
幸田文さんって、ほんとよくできた「昭和の女」という感じ。]]>