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無駄学 - 西成活裕

エッセイ・対談


Title: 無駄学 (新潮選書)
Author: 西成 活裕
Price: ¥ 1,050
Publisher: 新潮社
Published Date:

期待してたほど面白くなかった。

「そもそも無駄とはなんぞや」というところを科学的に定義しようとしたあたりから雲行きがおかしくなりはじめて、途中からは著者の身の回りで無駄をなくしてきた事例を散発的に紹介するだけという、第三者にとってはっきり言ってどうでもいい内容に堕してしまっている。

前著の渋滞学(まだ読んでないけど)が売れたらしく、「あのノリでお願いしますよ、センセ」的口車に乗せられて出しちゃった感じの本。

「経済発展」を前提とした社会に関する違和感や、この本のメインテーマであるところの「無駄を科学しよう」という試み自体には共感ができるものがあるのだけど、あまりにも中身がなくてビックリ。