自転車依存症 - 白鳥和也
「自転車が好き」な人たちの「ビョーキ」について面白おかしく書かれた本。自転車にどっぷり浸かっている人の中には、オタクよりもう少し健全だけどマニアで凝り性な人たちがたっぷりいるらしい。
- 鉄道
- カメラ
- オーディオ(及び音楽全般)
- (やたらと手のかかる)車
・・・などなど、自転車を愛する人たちに見られる共通項目は多岐に渡る。どれも、アナログで感覚的な部分を多分に含んでいて、蘊蓄や経験がモノを言う世界であることが分かる。
デジタル全盛期のご時世だからこそ、アナログ人間の結束はより強固なモノになっていくのかもしれない。
著者自身もそうである、と認める「出力過剰症候群」は間違いなく自分も患者のうちのひとつであるように思える。何をやるにも「トゥーマッチ」なやり方を好み、それを楽しんでしまう人間なのだ。
輪行して2,3日くらいノンビリとして自転車旅行がしたいなぁ・・・と強く感じる。手持ちのロードレーサーは輪行すると傷が付くのがイヤなので、比較的タフだけどしっかり走れる自転車があると面白いのかも知れない。