« パパラギ - はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 - ツイアビ | メイン | 民俗学の旅 - 宮本常一 »

放浪旅読本 - 種村季弘

旅行記・写真


宮本常一さんの「海ゆかば」という話が読みたくて、借りてみた。
「海ゆかば」自体はあっけないほど短くてがっかりだったのだけれど、それ以外に沢山収められている物語に面白いのがちょこちょこあったので結果オーライ。

よかったなぁ~と思ったのは、

「夕焼けと山師」辻まこと
「たのしいドサまわり」駒田信二
「陽は西へ」色川武大
「百人斬りの守神健次」森川哲郎
「チベット滞在記」多田等観

あたり。
とりあえず書き出しで面白そうなものだけを拾い読みしたので、他にも面白いのがあったのかもしれない・・・。

どれも、自由奔放に生きた日本人の姿が色濃く描かれているのがとても印象的な話だった。