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がんと人間 - 杉村 隆

サイエンス・テクノロジー


図書館ブラついてなんとなく借りてみた本。

ジェネラル・ノウレッジとしてのがんに関する知識を・・・と、読んでみたのだけど、おぼろげに知っていたことがクリアになってくらいで、そんなに得るところはなかったかな。
暴飲暴食や不健康な生活などがいかに体に悪いか、空恐ろしい気持ちでページをめくる読書体験だった。

「細胞分裂を行う生物にとって、“がん”になる危険性は常にある」
「がんとは、特定の細胞のDNAに傷がつき、細胞分裂のストップが効かなくなって起きる機能障害である」
「世間で“発ガン物質”と騒がれているものは、要するに細胞を壊しし、DNAに傷をつける効果を持つもの」
「90年代の時点で、がん患者の5年間生存率は約半分を超えている -> いたずらにガンを怖がる必要はない」

ちょっと間違っているかもしれないけど、こんな感じか?
遺伝子系の本を読んでガンを調べようと思いついたので、遺伝子治療に関する記述がなかったのが少し寂しかった。