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自省録 - マルクス・アウレリアス

哲学・思想


躍動感溢れる哲学書であり、人生の教科書。

ストア派の哲学者であり、多忙なローマ帝国の王として生きたアウレリアスが考えたことがみっちりと詰め込まれている。
たとえ人に哲学する事ができたとしても、それを実践するのは相当難しい。
そういう意味で、自分の信念を貫いて生きたアウレリアスは本当の意味での哲学者なのではないか、と思った。

「全てが空しい」的な感覚はどこか仏教的な趣があった。