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21世紀 知の挑戦 - 立花 隆

サイエンス・テクノロジー


立花隆が20世紀を振り返るテレビ番組を作る際に取材した情報をまとめた本。

結論として「20世紀はサイエンスの時代だった」ということで、20世紀から21世紀へと通じる諸々の動きを分かりやすく解説している。
個人的に面白かったのは「ツングースカ大爆発」に関する部分と、最後のほうのふたつの講演をまとめたもの。

立花隆のすごいところは、物事の本質にあっという間に飛び込んでいって、周りのものには脇目も降らずに重要な情報だけを取り出してきて、それを平易な言葉で語ることができることだと思う。

バイオ系の話もとてもインスパイアリングで、改めてまた色々と勉強してみようか、という気分になった。
何だかんだ言って彼の本を読むと色々と影響を受けてしまうのはまだまだ自分の勉強が中途半端だからなんだろうなぁ。

ちと最近人文系の方向に偏っていた気がしていたので、これを気にまたサイエンス系にも手を出してみることにしよう。