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壊れた脳生存する知 - 山田規畝子

サイエンス・テクノロジー


“高次脳機能障害”を煩った医者による記録。

「人生とは経験である」、という言葉がとても印象深く残った。
脳卒中を4回も経験し、そのうち2回が一歩間違えれば死に繋がるようなもので、それを乗り越えてきた彼女の言葉はとても心強い。

彼女を支えていたのは「医者としてのプライド」もあるだろうし、「人生に何かを求める態度」もあるだろう。
特に後者の中で「子供に対する愛」という側面が大きな影響力を持っていたのだろうと思う。

改めて、人生に何を見いだせばいいのかを考えさせられた。
「ギャグ人生」でもいいとは思うんだけどね・・・。

「ブロンクス物語」でデ・ニーロが繰り返し繰り返し言う「才能を無駄にするな」という言葉を思い出した。
今の自分にできることをもっとどん欲にやりたいな、と思った。