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過防備都市 - 五十嵐太郎

経済学・社会学


全体的に、近年進みつつある「高コスト的」「ビッグブラザー的」、そして日本においては「村社会的」な要素を多く含んだ都市の変貌を憂う内容。

「人に優しい」という建前の割に、本質的なところで全然人に優しくない都市の姿が描き出される。

世界的な傾向として、「安全」に対して大きな投資が行われる風潮が高まりつつある。

これからの都市社会のあり方について考えさせられるところの多い良書。