動物と人間の世界認識 - 日高
サイエンス・テクノロジー
視点の違い、というか発想の転換を与えてくれる本。
「人はみなそれぞれの地獄を抱えて生きている」という言葉を1年前から心に抱いて生きているのだけれど、この地獄=世界=イリュージョンと理解することでスルスルと読めた。
何がびっくりってこの本の著者が「利己的な遺伝子」の訳者ってこと。
認識は幻想で、本当の世界(なんてものがもし本当に存在するならば)は限りなく、我々はその部分部分を切り取って認識して言語化し、理解したつもりになっている・・・、と。
フランスで車に轢かれてしまうハリネズミの話が印象的だった。