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さりげなくて、それでいて深みのある小説。
なぜかワイド 岩波文庫を買ったのだけど、挿し絵がとてもいい味出していて良かった。 文体も、せせこましい紙の上に書かれるよりものびのびとした紙の上の方にあっている。
淡々しているようできめの細かい人間描写がとても暖かい。 昭和初期の日本の精神風土に少しふれられた気がした。
投稿者: yama-kei 日時: 2004年03月10日 09:15 | パーマリンク