Edge 500のルート機能

しばらく前に出ていたEdge 500のファームウェアを今頃になって更新してみた。
新しいファームウェアのバージョンは2.60。

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ひとつ前の2.40が十分に安定していたので特に困ってはいなかったのだけど、2.60の改善点のひとつにコース機能があげられていたので、埼玉クリテの会場に向かう初見のルートで更新されたコース機能をチェック。

2.40までのコース機能はそれはそれは酷いもので、設定したコースの「線」と現在地の「点」しか表示されない画面が5-10秒に1回更新されていく・・・という限りなく実用性ゼロな代物。パワーボタンで縮尺を変えることができるものの、「この曲がり方からすると・・・うーーん、次は左折かな?!」という、ユーザーに高度の熟練度と勘を要求するところがあったので、本当に道が分からない初めてのルートで使うには役不足なところがあった。

で、2.60のコース機能は・・・というと、画面の更新頻度が1秒程度に向上しているようで、自転車で新しいルートをナビらせるのに十分なレスポンスが得られた。Edge 705のように地図が出るわけではないので、どっちに曲がればよいのか分かりにくい交差点ではある程度悩むこともあるけど、概ね問題なく使うことができるのではないかと思う。

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参考までに、Edge 500にルートに放り込む方法。

最近まで動作の遅いGarmin Training CenterにTCXファイルをインポートして、「デバイスに送る」を押して延々と待つ・・・という方法しか知らなかったので、とても面倒に感じていたのだけど、最近になってEdge 500の”Garmin/NewFiles”ディレクトリに.tcxファイルを入れておけば認識してくれることを発見。その次の起動時に”Converting”と表示されて、Edge 500側で独自のFITファイルに変換してくれてコースが選べるようになる。

ルートラボで作ったTCXファイルもそのまま解釈してくれるので(手元のGarmin Training Centerだと拒絶されるので自前でGPX->TCX変換してた)、なかなか便利に使うことができそう。

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こうなってくると、Edge 705のEdge 500に対する利点は、地図表示できる、カラー&大きい液晶で見やすい、ボタン操作がしやすい&レスポンスもいい・・・といったあたりに限定されてくる。Edge 800はEdge 800でよさそうだけど、特に今は欲しいと思わないので見ないふり。

自分の場合、トレーニング・レース・ラン用のEdge 500、ツーリング・山登り・トレラン用のEdge 705と、きれいに棲み分けができているので当面はサイクルコンピューターで困ることはなさそう。