レーシックを受けてみた (その後2週間編)

手術編」からの続き。

手術を受けてから2週間経ったので、日記風に経過をまとめてみる。

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手術後1週間は目の状態が安定していないので無理は禁物。3時間おき(1日5回)に点眼液をさし、シャワー・風呂に入る時は水が目に入らないようにし、寝る時は眼帯、外出寺にサングラス、運動は原則的に駄目、と言われていた。

– 手術後2日目

目の痛みや顕著なドライアイはなく、見え方も良好。

これまでは遠くのものは「どーせ見えないから」と意識して見ることがなかったのだけど、回復した視力だとびっくりするくらい遠くまでハッキリと見えるので、外出時の視点が少し変わったかなーと思う。PCや本を読んでいるとたまに見えにくくなることがあって、そういう時は目薬をさしたり休憩すると改善する。

– 手術後3日目

起きると目の調子がよいことが分かる。

近くの見え方も安定している感じ。疲れてor乾いて(?)見えにくくなる症状も減ってきた。

– 手術後4日目

ほとんど違和感なし。

早朝に1時間だけ汗をかかない強度で1時間ローラー。

– 手術後5日目

早起きして埼玉方面へサイクリング80km。汗をかかないように、装備は少し薄着。

埼玉方面の自転車レースで写真撮影。疲れたせいか、汗が目にはいったせいか、少し目が充血してしまったようなので、こまめに点眼液をさす。電車で帰宅してからも少し充血していたので、早めに睡眠。

– 手術後6日目

起きると目の充血はほとんどなくなっている。

ランニング30分。

– 手術後7日目

手術後の一週間検診なので、仕事前にクリニックへ。
視力検査で両目とも1.5まで回復していることを再確認し、眼圧を測ってからドクターの検診。「順調ですね」ということで、点眼薬の利用を1日2回に減らしてよいとのこと。既に1,2日分しか残っていないけど、終わったら点眼は止めてしまって大丈夫らしい。

ドライアイ防止の点眼液は引き続きこまめにさすことや、目に汗が入らないように気をつけること、などなどの指導を受けて、「何もなければ次は三ヶ月後検診に来てください」と言われて検診終了。運動は目に汗が入ったり、目に強い衝撃が入らない程度であれば大丈夫、ということで自転車活動が再開できそうな気配。


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– 手術後8日目

もう違和感等はほとんどなし。まだ少しだけ目が疲れやすいかなーと感じる程度。

– 手術後9日目

調子にのって130kmノンストップ走。170-180W固定のLSDペース。

途中のコンビニでトイレストップ&点眼液をさした以外は坦々と同じペースで走り続けて、帰ってきたら目が充血していて視界がぼやけていることに気づく。点眼液をさしても回復しないので、クリニックに電話して相談。

予約用の電話では相談は受け付けていないとのことで、相談用の電話番号を教えてもらうものの、通話中で繋がるまで5,6回かける必要があった。特に痛みはないのでフラップがズレている可能性は低いとのことだけど、心配なのでその日中に予約をいれてもらってクリニックへ。

いつも通りの角膜の状態チェック&視力検査。視力は1.0くらいまで落ちてしまっていて、特に右目のボケ方が酷い。ドクターに検診してもらったところ、入念に目を覗き込まれたあとに「角膜に細かい傷がたくさんついちゃってます」と教えられる。レーシックの手術後は角膜に傷がある状態なので、傷の回復を促進する目の潤い(涙)が慢性的に不足するらしい。ドライアイ状態が長く続くことで、普通であればできないような小さな傷が角膜についてしまうのだそうだ。

「角膜に傷」と聞いてビビってしまったものの、一晩寝れば治るということなのでちょっぴり安心。ドライアイ防止のための点眼液(手術後にもらったものと同じ)と、「ひょっとすると目をこすってしまっているかもしれないから」ということで殺菌用の点眼液をもらってクリニックをあとにする。

結論から言うと、目の状態が安定しないこの時期は長時間目をドライアイ状態のまま放置したり(角膜に傷がつく)、汗をかいて目にいれてしまったり(炎症を起こす)、目に強い衝撃を与えてしまう(フラップはずれる)のは御法度、ということらしい。ちなみに、万が一フラップが外れた場合は、強い痛みを伴ってほとんど見えない状態になってしまうとのこと。普通に生活していればまず外れることはないみたいだけど、特にはじめの1週間は注意が必要らしい。

特にこの日は風が強くて乾燥していたので、目が乾きやすい条件が揃っているところに約5時間ぶっつづけで活動してしまったのが完全にアウトだった模様。

– 手術後10日目

朝起きると、ドクターに言われた通り、視界がばっちり回復している。目の違和感、充血もなし。念のため点眼液を指示通りにさして、普段通りの一日を過ごす。

– 手術後11日目

奥多摩で雪山ハイキング。行動時間は約7時間だけど、強度は低め。約1時間毎にとった休憩ではこまめに点眼液をさす。風のある区間ではサングラスをしていたものの、下山後は多少の充血があった。視界がぼやけたりといったことはなし。

– 手術後12日目

110kmサイクリング。極端には乾燥しておらず、途中で何回かの休憩を挟んだので特に問題なく走り終えることができた。休憩時にはこまめに点眼液をさした。走り終わったあとは多少の充血あり。

– 手術後13日目

異常なし。点眼液を忘れずにさす。

– 手術後14日目

異常なし。点眼液を忘れずにさす。

– 手術後15日目

ドライアイで見てもらったあとの一週間後検診。両目とも1.5に回復していることを確認。ドクターのチェックによると、左目の角膜の下のほうに少しまだ傷が残っているようだけど、しっかり目薬をさして回復させればすぐによくなるでしょう、とのこと。

ドライアイ防止の目薬を追加でもらって検診終了。何もなければ次は手術後の3カ月検診で定期検診はおしまい。

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・・・というわけで、若干やらかしてしまったところはあるものの、経過は順調。普段通りの生活をストレスなく送れるところまで回復してきた。昨年手術を受けたテニス部の先輩の場合、もともと極端に近視が強かったせいもあってか3ヶ月くらい違和感が残って疲れやすかったとのことで、1,2週間でここまで順調に回復するのは恵まれたケースだと言われた。

夜に明るい点光源のものが眩しく見えたり、疲れてくると少しかすんで見えたり・・・ということがあるような気もするけれど、もともとどういう風に見えていたかをあんまり覚えていないので、そんなに気にはならない。このあたりは、見え方に対してセンシティブな人とそうでない人とで違いが出てくるのだと思う。

手術後のクリニック側の対応は全体的にあっさりとしていて、「あー、物凄い数の人たちが検査を受けて、手術を受けて、診察されてるんだなー」という印象を受けた。身の回りの話を聞く限り、よい意味でも悪い意味でも相当数の実績が積み上がっていて、回復具合や術後の経過は個人差があるにせよ、それなりに満足できる結果を得られている、ということになるみたい。

クリニック側としても、失敗例を増やして悪評が立つのは歓迎すべき事態ではないわけで、少なくとも検査時や手術時の凡ミスを起こさないための施策は充分に取られているように感じた。

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その後1か月編に続く予定・・・で、以下宣伝。

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この記事を呼んで自分もレーシックを受けてみようと思っている方がいらっしゃるようであれば、品川近視クリニックの紹介チケットを差し上げます。まだ手術後にレースは走っていませんが、自転車競技をやっている人間として、レーシック手術に関する質問等にはある程度答えられると思います。興味のある方はコメントかtwitter@yama_keiまで連絡お願いします。

ちなみに、品川近視クリニックの場合は誰でも会員になれるので、家族の誰かに登録してもらって紹介チケットをもらえば紹介料もあわせてディスカウントされます。(と、一応書いておく)。

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