埼玉クリテ・撮影メモ

埼玉クリテを撮影していて、気づいたこと・考えたことをメモ。

DSC_8219

利用した機材はNikon D300、Nikkor 70-300mm VR、TOKINA AT-X 124 DX PRO。


撮影場所と方法は、

– ゴール地点の20-30m先のポイント(主に望遠)

DSC_9257

– ホームストレートの終わりの橋の脇(広角)

DSC_7133

– 第一シケイン(向かってくる選手を広角or抜けていく選手を望遠)

DSC_9706

– バックストレートの入口のコーナー(広角or望遠)

DSC_8235

といった感じ。
移動は自転車(ロード)。

あとから見直してみて「あ、この選手がこのタイミングで**して、こうなったのね」と展開が分かるように記録っぽく撮るか、あるいはとことん自分の撮り方にこだわって「おー、この写真かっこいい」と言ってもらえるようなゴールデンショットを狙って撮るか、の二択があると思う。もちろんこの二つを両立できるようなショットを量産できればベストだけど、これはとても難しい。所詮は趣味なので、自分の場合の比重は後者にある。撮影ポイントやタイミングに応じて、どっちのモードで撮るかを切り替えて撮影することが大切。

**

DSC_0467

DSC_9285

ゴール地点では、ゴール地点を抜けていく選手達のアップと集団全体の構図。それに、スプリントシーンを狙ったのだけど、少し逆光気味だったので今ひとつなショットが多め。ついついテレ端で遠くの選手を狙いがちだけど、150-200mmくらいのレンジで美味しい距離(けっこう近い)で撮ったほうがよい結果が得られることが多いと思った。距離が近くなってからだとそれだけシャッターチャンスは減るけど、そのためにあらかじめC-AFでしっかり被写体を捉えておくイメージ。溜めて、溜めて、撮る!

**

DSC_7142

ホームストレートの終わりの橋の脇から橋を渡っていく選手を後ろから撮ると、モロに逆光になる。これを逆手に取ってみようとしたのだけど、露出がうまくコントロールできてなくて失敗写真を量産してしまった。逆光前提のショットは記録的な写真になりにくいので、もっと時間をかけて煮詰めながら撮った方がよかったみたい。

**

DSC_7345

DSC_9808

DSC_9839

第一シケインに向かってくる選手を広角で捉えると、記録という意味ではそこそこの写真が撮れる。でもそれだけの意味しかないので次は撮らない。シケインの出口側から望遠で撮ると、なかなか緊迫した写真が撮れてナイス。ただし、望遠気味で被写体を追っていると、違うラインから飛び出してきた選手に戸惑ったりするので注意が必要。C-AFで撮ってたけど、S-AFか置きピンにしちゃって視界に入ってくる選手をバサバサ撮った方がよい結果になったかも?このあたりはさらなる試行錯誤が必要。

**
DSC_8364

バックストレートの入口のコーナーは、背景が開けているので広角だとよい感じ。ほんとはもう2,3歩前から撮りたいのだけど、近づきすぎるのも怖いので悩ましい(ま、そんなアウトのラインを走ってくる選手はいないのだけど)。もう少し寄れたら、さらに色気を出して超広角での流し撮りとかをやってみたくなっていたと思う。望遠での捉え方は2パターンで、コーナーに進入してくる選手のアップ&集団と、コーナリング中の選手の流し撮り。今回は後者を封印して広く撮る方を優先。

**

機材の使いこなしという意味だと、まだまだD300を使いこなせてないかなーという印象。

– 無駄にたくさん撮り過ぎ
– C-AFのクセを掴み切れてない
– ISOの設定でミスること多し
– 70-300mmはズーム幅が大きくて、ズーム操作をしながらテレ端で撮るとブレがち

といったあたりが課題と言えそう。

機材の重さには慣れつつあって、重いレンズには相応のボディーが必要なこともよく分かった。でも、1kgを越えるレンズを振り回すのは自分には無理。お世辞にも速いとは言えない70-300mmのAFだけど、うまく使ってやれば速度・精度とも必要充分の性能はあるので当面はこいつで修行。超広角も、12-24mmは自分にとってまだまだ未知の世界なので、色んなシーンで使っていって感覚を掴んでいければよいかな。

DSC_7633

**

番外編。

DSC_0616

(もらったタイヤを自走で持ち帰るために巻いてみた人)

DSC_0620

めんだらけの塩チャーシューメン。さっぱりしていて美味しい。AT-X 124のシャープさにびびった。

埼玉クリテ・撮影メモ」への3件のフィードバック

  1. 審美眼がないといい画は撮れませんが、
    どの写真もいいですね。

    空の青を色々分けて表現に使うのは、
    才能が無いと出来ないと思います。

  2. タ、タイヤ背負ってる人、カッコいい!
    真面目に邪魔にならないし、フィット感抜群ですよ。
    あれから時折すれ違う自転車や車の人に笑われました。
    「何人のこと見て笑っとるんじゃあ!?」と思って初めて背負ってるのを思い出しました。
    ちなみに、家に帰ってもしばらくそのままでウロウロしてました。
    写真の話の日記でしたか、あれっ?

  3. > ba-mosさん
    ありがとうございます。
    山の風景であればある程度撮れるようになってきた気がするのですが、自転車レースはまだまだです。望遠レンズで手ぶれ写真を連発させてしまっているので、基本からしっかりやんないと駄目ですね。

    > あまがえるさん
    タイヤの人、端から見ていても異様な雰囲気でした。
    次戦以降でのご活躍を期待しております!

コメントは停止中です。