Racing Tactics for Cyclists

自転車レースを上手に走るための教科書的な本。
デカい文字とレイアウトの組み合わせで、大きさと重さの割に中身は薄め。

集団走行時のローテーション(pace line)の回し方、横風を避けるためのエシュロン(echelon)の組み方、逃げを少しでも有利にする方法、チームメイトを助けるためのブロックのやり方、集団の中で賢く力をセーブする走り方、クリテリウムやアップダウンのあるロードレースの戦略、さらにはハンドルの投げ方から上手な落車の仕方まで、なかなか有意義な情報が詰まっている。

この手の知識は実地で経験して学んでいくのがベストだけど、教育的なクラブに所属していたり、身の回りに経験豊富な人がいないとなかなか得られないことも多いので、知ってないよりはマシかなーという印象。

日本のアマチュアレベルだとロードレースでチームとしての駆け引きを楽しめる機会はそうないわけだけど、レースの途中でそういうやりとりができたら楽しいだろうなーと感じた。