久しぶりのパワーメーター

ふとしたきっかけで、近所のお父さん仲間とちょくちょく一緒に走ることになったので、パワーメーターを導入することにした。

Page Millの頂上付近からの下り

地元の近くにコルナゴ本社があるというイタリア出身のサイクリストだけど、ほとんど毎日修行僧のように近くの山に走りに行っているらしい。もともとクロモリのキャリアがついたロードバイクをずっと乗っていて、最近になって中国製のフレームに新しい12速のアルテグラに…とロードバイクを新調したばかりでやる気は十分。パロアルト市内からいちばん近いまとまった登りであるところのPage Millで40分切りをするのが目標らしい (FTPで4.5W/kgくらい必要)。

対するこちらは、16年モノのクロモリバイクか、ノーマルクランク仕様の足に優しくないカーボンバイク(両方とも10速)で、錆びついたエンジンはすぐレッドゾーンに入るヘロヘロ仕様。斜度が7,8%の坂ならばどうにか対応できるけど、よく走りに行くPage Millは10%を超える区間が続くので、コンパクトクランクを入れるなり、11速か12速のコンポーネントに入れ替えるかねぇ…と考えてた。

で、せっかくなのでカンパニョーロにしてしまえとか、11速のUltegraでも探してくるか…と逡巡していたところで、ふとパワーメーターも導入したいなと思って調べてみたところ、Quarq の最新世代(?)のパワーメーターのDZeroがチェーンリング・クランク付きで$400足らずで売ってるのを発見。これならば、コンパクトドライブで坂に対応できて、データの可視化というもっとも自分にとって分かりやすい&親しみのあるモチベーションの源が入手できて一挙両得だよね、という皮算用で導入に至った。

BBはGXP規格だけど、ShimanoのHollowTech IIの左側のカップにシムを差し込んで径を変えてあげればそのまま使えるようだったので、ebayで売ってた怪しいパーツを中国から取り寄せて装着。ひと昔の感覚からすると、ありえない手軽さでパワーメーターの導入をすることができた。

使用感としては、もともと持っていたGarmin Edge 500にペアリングして10年前と変わらないノリで使っているので、特に目新しいこともなく問題なく使えますという感じ。ゼロオフセットのキャリブレーションを最初にマニュアルでやって、そこそこまともな数値がでてきているようなので、クランク+チェーンリングまでついて$400でおつりがくるならバーゲンプライス。ただし、剛性感バチバチの7800のクランクから変えたせいか、QUARQロゴの入ったSRAM製(?)のカーボンクランクは柔らかい印象はあって、これは好き嫌いが分かれるかもしれない。

Page Millを3/4くらい登ったところにある展望スポット

エンジンの性能という面では、あんまりパフォーマンスの向上が見られておらず、モチベーション向上の効果も思ったより出てきていないので、サイクリスト仲間とのライドをできるだけ入れるようにしてライドする機会を増やしてぼちぼち4W/kgくらいを目標に頑張っていこうかなと思っている。