埼玉車連が開催している、東京近辺では珍しい「公道を使ったロードレース」であるところの秩父宮杯に参加。カテゴリーは、JCRC C/D相当の市民Bクラス。
昨年は最後の登りで千切れて悔しい思いをしたので、それなりにレース経験を積んで挑んだ今回。コンディションはボロボロだったので、今年の前半までに積み上げたものの残りカスと、あやしいレース勘、それにハッタリだけでどこまで行けるのだろうか・・・という気持ち。
結果、6位でギリギリ入賞。
レース内容は以下の通り:
(*男子Bは11kmの周回コースを2.5周。勝負の鍵になる登りを3回登るので、便宜上「3周」としています。)
秩父駅前からパレード走行を開始。今日はピカピカの晴天で完全な真夏日。ボトルにはスポーツドリンク400mlくらいしか残ってなかったので、早くも水不足が心配になる。20-30番手くらいのポジションでまったり進んで、スタート地点でサクッと前の方のポジションを確保してレース開始。
JCRCやその他のレースで一緒に走ったことのあるメンバーが多いので、誰が強いのかはある程度検討がついててやりやすい。すぐに登りがはじまるので、登り口まではサイクリングペースで進行。登りがはじまると、Zaikouさんが先頭固定でよいペースでいくので、それに続く感じで10-15番手くらいのポジションでじわじわ集団についていく。登り切って下り始めると、ダジャさんが水を得た魚のようにガンガンいく。
一旦下ってもう一度登るあたりで先頭集団にくっつく。もう一度下ってゴールラインをパスして2周目へ。この時点で集団は30人くらい。Zaikouさん、ダジャさん、その他3,4名が先頭付近でローテを回している。優勝候補のたーぼー君が下がってきたので、「あれ、アタックしないの?」とプレッシャーをかける。表富士ではサクッと千切られたし、先日のJCRC修善寺のCクラスでも余裕の逃げ切りを見せている人なので、市民Bのメンバーの中では突出した実力の持ち主。よりにもよって、今日は借り物のLightweightで勝ちを狙いにきているらしい・・・。
2周目の平坦区間は引く人が変わるたびにちょこちょこペースが変わるので、あんまり休めない。心肺能力が落ちに落ちているので、心拍数が170より下に落ちてくれない・・・。これは暑いせいってこともありそう。登りに近づくと、先頭付近のメンバーもおとなしくなってペースが落ちる。右コーナーをパスして登りがはじまると、「待ってました」とばかりにたーぼー君が重いギアを踏んでグイグイいく。「あれ、誰も来ないんですか?」とばかりに振り返って、そのあとはじわりじわりと差が開いて行く。あとで聞いたらここの区間は54のアウターで踏み切ったらしい・・・(ちなみに、ギアは54×42/11-23とのこと)。
登りの斜度が一旦緩んだあたりでISOYAの若者ともう1人が抜け出して行ったので、もう一回斜度が上がるあたりで自分もペースアップ。あわよくばこの二人と一緒にたーぼー君に合流するか、あるいは後ろのメンバーがついてきたらリストラできるかなーという動き。後ろの集団からは誰も飛び出してこないので、下りでガンガン行って前の二人に合流。ローテを回しつつゴール地点をパスして3周目。
前のたーぼー君は視界に入らず、後ろを振り返ると集団が見えているので不安になる。黄色いキャップがたくさんいるなー、と思ったら先頭にバイクがいたので市民Aの集団をパスしてしまったようだ。3人ともギリギリのところで走っている感じで、自分が一番落第しそうだったのでしばらく行ったところで「千切れます」宣言して脱落。タラタラ走って市民A集団にパスされて、市民B集団に捕まって・・・と思ったらZaikouさんがカウンターアタック気味にペースアップしていく。元気だなー・・・と感心しながら15番手くらいのポジションに潜り込んで淡々と平坦区間をこなす。追走の二人のうち、ISOYAじゃないほうの人は落車してしまったみたい。ISOYAの若者(結局4位に入ってた)も、しばらく行ったところで吸収。
最後の(勝負のかかった)登りに入ると、みな残る力を振り絞ってガンガンいく。登り口でナオさん脱落。Zaikouさんもキツそう。ダジャさんは先頭付近についてて、自分は集団の中で7-8番手くらいで登りをクリアー。下りに入ると、なぜかビビリが入ってバイクが倒せなくて無駄にブレーキを使って二人にパスされる。2周目までは普通に下れていたのだけど・・・謎。
下り切ったあたりからは、目の前を走ってた人がうまい具合に先行者をパスしていってくれたので、後ろに張り付いたままじわじわポジションアップ。ダジャさんをパスし、さらにその前に4,5人いるのは見えているものの、微妙な距離が縮まらない・・・。最後の右コーナーを超えて、ゴールが見えたところから腰を上げてスプリントして前走者をパスしてゴール。
41:44/26km/244W/179bpm/99rpm (レース区間のみ)
最大出力は954Wだけど、これはラストのスプリントじゃなくて下りの途中で加速する際の出力。ラストのスプリントは最大805Wくらい。
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集団で5位か6位なので、6位か7位かなーと思ってリザルト待っていたところ、運良く6位に入ることができた。
結局、勝ったのは後続に1分近い差をつけたたーぼー君。チームメイトのタマキさんと似たような走り方で、徹底して重いギアに順応することで高い負荷のかかるシーンで無理せず走れているなーという印象を受けた。昨年の秩父宮杯で似たようなポジションで走っていたメンバーが、今回も自分と似たようなポジションで入賞していたので、「あぁ、似たような感じで経験積んでパワーアップしているなぁ」と嬉しくなった。
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秩父宮杯は変化に富んだ公道を広く使えるので、走っていて楽しいので大好きなレース。市民Bの2.5周はいささか距離が短いのが残念なので、来年はぜひ上のカテゴリーで闘ってみたいなぁ、と思った。
今日の機材は、ロードレース仕様のExtreme-Power。
ホイールがWH-7850-C50-TUで、タイヤがContinental Competition 19c。このセッティングでは下りを攻めたことがなくって、レースの途中に不安を感じてしまったのは今回の反省点。ギアは53×39に12-25。登りも短くてペースが落ちず、下りの途中で踏み直すシーンがあるので、11-23でもよかったかも。でも、自分の今の走り方だと12-25が無難だったかな。
今回はCinQoのデビュー戦だったけど、ディレイラーの調整がちょっとだけ甘いことを除けば全く問題なし。パワー値も安定して採取できていて、それっぽい数値になっているので具合もよいみたい。
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自転車以外の活動があるのと、膝のリハビリをしなきゃいけないので今年のレース活動はこれで一旦区切る予定。「締め」のレースでそれなりにうまく走れたので、今年は気分よくシーズンを終えることができそうだ。
オツカレーさまでした&入賞おめでとうございます。
自分も自転車で移動しながら撮影&応援していましたが、なかなか楽しいレースでした。
雰囲気も良かったし、コースレイアウトも好みな感じなので、来年は自分も出場するぞーなんて思ったり。
久々に強いyama-keiさんが復活!って感じだったので、これでシーズンオフなのは少々残念ですが、しっかり膝を治して来年バリバリやりあいましょーね(ニッコリ)
> タマキさん
撮影&応援、ありがとうございました!
登りきったあたりにタマキさんがいたので、格好いいところをみせてやろうとたーぼー君の追走グループに乗ってみました(ウソ)。市民Bにタマキさんが出ていたら、たーぼー君と似たようなやり口で逃げてたような気がします。個人的にサーキットレースはあんまり好きじゃないので、秩父宮杯は毎年出たいなーと思わせてくれる数少ないロードレースです。来年は、市民Aでファイトしましょう!?
往復の電車も含め、ありがとうございました。
おかげ様で楽しい輪行小旅行となりました。
自分は来年以降、新設の小市民クラスで頑張ります。
yama-keiさんの◯ンコかなり良さげですね。またレポートお願いします。
> マツモヴィッチさん
カメラネタ、自転車ネタ、楽しませていただきました。
自転車はレース自体も楽しいですが、現地のうまいもの食べたり温泉入ったり景色を楽しめるのもよいですよね。レース参加をトータルに楽しもうとしているマツモヴィッチさんの姿勢には共感できるところが多いです。
また、レースor練習でお会いしましょう。
お疲れ様&オメデトウ!2週目の坂であっさり千切れました(泣 相変わらず速いですね!また出直し練習して来年はギャフンと…言わせられるかな?(笑 また練習よろしくお願いします。
> ポンさん
ありがとうございます&お疲れさまでした!
2周目では集団は20人弱まで縮小していたようです。秩父宮杯って、恐ろしいですね・・・。練習でもレースでも、楽しくギャフンと言い合えるように頑張って行きましょう。
先日はお疲れ様でした&入賞おめでとうございます!
やまけいさん達のお陰でレース前後も楽しかったです(^^
またレースや練習ではよろしくお願いします(^^
> た?ぼ?君
優勝おめでとう!
こちらこそ一緒に走れて楽しかったよ。
タマキさん含むBearBellメンバーと一緒に山岳練で走りたいねぇ。そしたらた?ぼ?包囲網で代わる代わるアタックかけるのでよろしく!