自転車乗りのカメラ考

もともと写真を撮るのは好きですが、自転車で走りながら撮るのも好きです。

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練習やツーリングで仲間を撮ったり、風景を撮ったり・・・。100%レース志向ではない自分としては、自転車趣味の幅を広げる意味で自転車で行った先々の写真を撮るのは有意義なことだと思ってます。

自転車用のカメラは、オリンパスの防水・防塵・耐衝撃カメラを2台続けて使ってきて、2台とも3年くらい使った時点で壊れました。ま、自転車活動以外でも、沢登りの写真を撮る際に、落としたり、水の中に突っ込んだり・・・と手荒に使っていたので、仕方がないのでしょう。そんなわけで、次もまた似たようなカメラを導入するかどうか、思ったことを書いてみます。

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個人的に、自転車や(やや過酷な)アウトドア活動向けのカメラに要求するのは以下の点です。

  1. コンパクト&防水&頑丈で、信頼性が高いこと
  2. 余計なボタンを間違って押すことなく、必要な操作のみが素早く行えること

画質については要求は低く(もちろんよく写るに越したことはないけれど)、ジャージのポケットに問題なく入るサイズで、夏に汗だくになったポケットに裸で入れておいても問題なくて、間違って落としても壊れにくく、余計なボタンはついておらず、グローブをしたままでも楽に操作ができて、動作も俊敏…。自分がアウトドア用のカメラに求めるのはこのあたりでしょうか。

理想を言えば暗所撮影に強い(暗いところでもシャッタースピードを上げられる)とか、動画が撮れるとか、AFが速くてシャッターレスポンスもよくて…といった追加の要求事項はありますが、このあたりを求め始めるとキリがないのでおいておきます。ポータビリティーさえ考えなければハイエンドの一眼レフカメラが最強なのは分かりきっていることなので・・・。

この要求をある程度のレベルで満たしているのは・・・やはり日本のメーカーの防水カメラでしょうか。現行機種でいうと、オリンパスのTG-630やTG-830や、ソニーのTX30とかTF1あたり。一時期スマホに食われそうなコンパクトカメラの差別化のためにカメラメーカーが一気に防水カメラを出してきた印象がありますが、個人的にはオリンパスのカメラに愛着があるので普通に考えるとオリンパスのTG-630あたりが妥当な選択肢といえそうです(GPSはいらない)。

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ここであえて面白い選択肢を考えてみると、

  • Go Pro HERO3+
  • RICOH Theta
  • Google Glass

あたりにも興味が出てきます。

Go Proは言わずと知れたアクションカメラのデファクトスタンダートで、自転車活動に限らず楽しめそうです。ただし、普通にカメラとして使ったときにどうなのかというの点では疑問が残ります。また、ハンドルバーに装着すればオンボード映像は撮れますが、振動の影響できれいな映像を撮るのが難しそうだったり、ヘルメットにつけるとなるとダサいよなとか、実際に常用するかというと疑問が残ります。ここ一発気合をいれて、きれいな風景orツーリングorレースの模様を撮る…みたいな使い方にはよいのかもしれません。ま、まっとうなレースはカメラつけてると機材レギュレーションに引っかかるわけですが・・・。

RICOH Thetaは2013年末に発売された全天球カメラで、シャッターを押すだけで周囲全てを写真として残すことができます。自転車に乗りながらこれを使うと、走っている周りの風景全てが撮れるという意味においてかなり面白そうな写真が撮れそうで大いに興味があります。そもそも、自転車やアウトドア活動は関係なしに、カメラというものの概念を変えたエポックメイキングな機械として記憶される可能性を秘めているようにも思います。Wifi経由で制御することも可能で、MobileHackerzさんが既にあれこれチャレンジしているのでオタク的視点から見ても存分に楽しめそうです。

Google Glassはウェアラブルコンピューターの先駆けとして新しい地平を切り開きつつあるデバイスで、もちろんカメラもついているのでライダーの視線をそのまま記録することも可能です。まだまだオタクのおもちゃ的要素が強いですが、長い目で見ればいずれは類似品がサイコンやGoProを駆逐する可能性はありそうです。自転車乗りの視点から見たレビューが既にあるので、興味のある人は読んでみるとよいでしょう。

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そんなこんなで、自転車で走りながら使うカメラを考えるときりがないのでありました・・・。