Race in Thailand(5)

Tour of Friendship、ステージ4が終りました。

今日のステージは163km。昨日登った長めの登りを裏側から登る周回を2回こなし、最後に同じ登りを登りきった所でゴールというスパルタンなステージ。チームCBとしては総合はもう関係ないので、登りが強い二人でステージ優勝を狙いにいくイメージ。自分としては、パンク修理キットをもって走って行けるところまでついていき、チームメイトをサポートできたら…という感じ。昨日は60km少々しか走っていなかったので、170km走っているメンバーに比べれば少しは元気が残っているはずなので、できるものなら一本目の長い登りはメイン集団でサバイブできたらと思っていました。

で、結果からいうと、レース前から「2本目の登りから行きます」と宣言していたよっしーさんが有言実行の単独逃げを決めて、60-70kmを独走して勝利。自分はというと、一本目の登りで総合争いのメンバーが動いて活性化した集団についていくことができず、周りのメンバーを集めて形成していったグルペットからもこぼれてしまい、チームメイトのF井さんと一緒に35kmほど走った挙句に後ろからきたグルペットに乗ったのですが、「暑いし疲れるからもうやめましょう」ということで、トータルで110kmほど走って2回目のKOMで降りました。個人的には残念な結果でしたが、よっしーさんが勝ってくれたので気分的に全てが報われたかなというところでしょうか。

レース展開には1mmも関係ないですが、昨日も走った2つの丘を超えた先では香港のチームの選手の飛び出しに反応し、サイクリングペースだった集団から抜け出した状態で7,8kmほど走れたので、ほとんど足を使わずに写真やらビデオやらを撮ってもらったり、優先的に水をもらったり、「あ、なんか今すごい気持ちいい感じ」を楽しめたのが地味な収穫でしょうかね。

一番残念だったのが、一本目の登りを登りきったあたりでグルペットからこぼれたこと。グルペットの意識が薄くてまだまだ前に追いつくつもりでいる(その割に自分で引こうとしないし、ちょっと前がペースを落とすとガァガァ言ってきて、挙句に上りでアタックする)メンバーとの意志が合わず、クソ真面目に引いたあとでアタックがかかったタイミングで遅れてしまい、楽に完走する術を失ってしまいました。自分の走り方がへたくそなところもあるのでしょうが、グルペットリーダーとして走りやすいペースを作るのができなかったのは反省です。

総合争いという意味では、リー選手に20秒差くらいの武井さんが最後のKOMの登りで猛烈に攻撃をしかけて、数秒さをもぎとることに成功したようです。明日のステージは80-90km程度と短く、登りも100mと150m程度の丘を2回ずつ超えるだけなので、猛烈に強度の高いレースになりそうです。