自転車活動総括 (2005-2012)

ふと思い立ってここ数年来の自転車活動をまとめてみた。

DSC_1725

– 2005年

職場に近い中目黒に引っ越したので、自転車通勤をしようと思い立ってクロスバイクを購入。爽快な走り心地で快適に通勤。

DSCF1408

– 2006年

同時期に似たような自転車(クロスバイク)をゲットしていた会社の同期と、100kmクラスのサイクリングで鎌倉に行ってみたり、泊まりで箱根を往復したりして、気ままな自転車活動。

DSCF2071

この箱根行きで心肺能力の低さ&持久力のなさを痛感して、「もっと軽快に、速く走れる自転車が欲しい!」とロードバイク導入を検討。細くてすっきりしたシルエットのCOLNAGO Master X-Lightの写真にやられて、Master X-Lightに興味を持ちはじめる。ゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

– 2007年

ロードバイクが欲しいぜ!と、年初に訪れたお店が北千住のfitte。なんでここに寄ったかというと、たしかMaster X-Lightを置いている店として雑誌か何かに紹介されていたから。ここでfitteがCOLNAGO本社にかけあって塗ってもらったというAD(アールデコ・カラー)のMaster X-Lightの塗装に心を鷲掴みにされて即日オーダー。サイズは店長のK本さんに見てもらって52cmに決定。この時に出してもらったポジションは今でもほとんど変えてなくて、ハンドルを下げたくらいでばっちり乗れてる。

DSCF2552

初めから「乗りたい自転車」に出会えて、ポジションの悩みもはじめからクリアーできたのは自分の自転車生活にとって幸運なことだったと思う。導入後は割と早いタイミングからPOLARの心拍計をゲットして、ケイデンスも気にするようになったりして、ロードバイクという乗り物の面白さを発見する日々。2週間後には早速奥多摩湖あたりまで足を伸ばしていたはず。

5月に初めてヤビツに行って、その時のタイムが交差点から45分。ざっくりとしたパワー値としては、4W/kgくらい出せていたことになるのかな?

夏になってからタフなサイクリングで膝を痛めてしまい、よくならなかったので、7-9月あたりは自転車活動をお休み。10月に初めての自転車レースとなった富士チャレ200に参加したものの、膝痛が出てしまってDNF。冬になってからは再び乗れるようになったので、ちょこちょこ自転車活動を復活。

– 2008年

相変わらず週末はサイクリング三昧の生活で、200kmの山岳コースなんかもそこそこ走れるようになってたと思う。この年は自走で行ける峠をシラミつぶしにやっつけてた印象がある。

レースに関しては全くと言ってよいほど興味がなくて、ひたすら「このコースを走ったら楽しそうだな」とか「ここをこう走ったらどうなんだろう」と考えるサイクリング脳。とはいえ、少しずつ機材に目がいき始めていて、峠をより速く走るためにホイールを新調(Neutron)したりした。

P4047506

春には当時一緒に走らせてもらっていたpapalagiさんや仲間たちと一緒に、初めてのヒルクライムレースとなったツール・ド・草津に出走。タイムはたしか43分。この時期のヤビツのタイム(交差点から)は38:48らしいので、出力体重比はこの時点で4.3W/kgくらい。このころから「ヒルクライムでもっと速く走るにはどうすればよいのか」と探究心を持ちはじめた。

カーボンバイクに興味がわいたので、夏ごろにTIMEのVX Eliteを中古で入手。とはいえ、メインで乗ってたのはMaster X-LightでVX Eliteはあくまでサブ。夏になってノリで「おきなわ85km」にエントリーしてしまい、よくわからないロードレースという競技に向けて、よくわからないなりに乗り込みをして準備を進めた。

本番のおきなわでは、雨の予報だったので走りなれてるMaster X-Lightを出し惜しみしてしまい、その結果雨の下りで走ったことのなかったVX Eliteでコケて、エンドが折れてメカトラDNFという残念な結果。失意の中で東京に帰ったものの、Master X-Lightで走るサイクリングは相変わらず楽しくて、「コルナゴが好きだ」&「もっと速く走りたい」と考えてExtreme-Powerを導入。

– 2009年

Extreme-Powerの導入による物欲満足度はとても高く、自転車活動へのモチベーションが高まった状態でスタートした一年。とはいえ、レースはヒルクライムしか興味がなくて(ロードレースは怖いという印象が強かった)、相変わらず週末は峠越えのサイクリングがメイン。

P1030459

そんな中でも「速く走れるようになりたい」という気持ちは依然として強く、「絶対買わない」と宣言していたローラーを導入したり、軽量のカーボンホイールを使ったりして、ツール・ド・草津では目標としていた40分切りを達成。この時点で4.5W/kgくらい。

練習の成果で目に見えて登坂力が上がっていることは確認できていたのだけど、ちょこちょこ出走したヒルクライムでは入賞圏内に入れずに「どうしたらもう一段強くなれるのか」と思い悩む。秋頃にPowertapホイールを導入して、パワー値をリアルタイムで見られるようになった。

PC141637

この年の終わり頃にふとした縁でチームCBに加入させてもらい、自転車活動がよりレース寄りになっていく大きな転換点となった。さらに、某自転車SNSを通じて今のBearBellメンバーと出会ったのも大きな変化。KOHさん、あまがえるさん、タマキさんやpさんなどなど、強い人たちと切磋琢磨することが大きな力になった。

– 2010年

この年は「ヒルクライムである程度の結果を残し、ロードレースを走れるようになる」ことを目標に活動。

2009年に買ったトレーニング本に忠実なトレーニングプランを立てて、冬から春に向けて調子をあげていくことに成功し、春のヒルクライムでは連続して年代別クラスで入賞。といってもせいぜい入賞圏内に引っかかる程度の走りなのでたいしたことはないのだけれど、ひとつの目標を達成できて嬉しかった。このころはヒルクライムに向けて体重も落としていて、FTPで4.7W/kgくらい出せていたはず。

と同時に、埼玉クリテやウィンターロード、チャレンジロード、JCRCのレースにも参加して、ロードレースにもちょこちょこ挑戦。ロードレースで思うように走れず、ヒルクライムの練習ではロードレースに対応できないことに気づいたのがこの時期。

P1020496

7月あたりまで調子がよかったものの、ひざを痛めてしまったのでサクっと自転車活動はお休みしてテニスや山登りにシフト。9月の秩父宮杯ではぎりぎり入賞に食い込むことができて、満足な気持ちで一年を終了。

– 2011年

2010年までは冬場にたっぷり乗り込めていたのだけど、この年は風邪ひいたりなんだりで距離が走れず春先は絶不調。地震の影響で参加予定のレースがなくなったので、じっくり練習モードで走ることにして、GWあたりから少しずつ調子をあげることができた。

登録してJBCFで走ることを決めていたので、春は木祖村やそのほかのレースで経験値をあげる。JBCFのロードレースはレベルが高いものの、特に石川ロードのような素晴らしいコースでレースができる魅力を知ってしまい、初夏から秋まで月2本のペースでレースに参加。

P2134467

秋になって調子が上がってきたのを感じたのが秩父宮杯。ここの一般クラスで完走できたのは大きな自信になった。それでもJBCFでの結果はパッとせず、入賞は難しいなぁ・・・と思っていた最後のレース(輪島)で入賞することができた。このときは本当に調子がよかったし、コースとの相性もよかった。

調子のよい状態でおきなわ・・・と思ったら腹痛に苦しめられてしまって直前の2週間の練習ができなかったものの、JBCFでの経験 が活きておきなわ140kmで3位に食い込むことに成功。自分の中でのベストパフォーマンスではなかったと思うけど、とにかく目標としていたレースで結果を残すことができて、大いに満足して一年を終えることができた。

– 2012年

おきなわでの入賞で気が緩み、さらには2011年末から生活環境が変化したこともあり、冬場の自転車活動はお休み。また、春は春で仕事が忙しく、ドタバタしていたらいつのまにやら1年が終了。

2012年前半には不要な自転車グッズをばっさり手放すなどしているうちに、みるみる自転車活動のモチベーションが低下。6月にはちょこちょこ週末に乗っていたし、7月にはCSCの5時間耐久(チームエンデューロ)に出たりはしていたものの、落ちたモチベーションや走力を回復するまでには至らず。

PA140496

8月に入って再び走れる環境が戻りつつあったので、おきなわ210kmの完走を目標に遅いスタートを切ってはみたのだけど、CBメンバーと行った富士山合宿や、BearBellメンバーと走った志賀坂峠での練習会で基礎体力のなさを痛感してDNSを決定。チームメイトのKOHさんがおきなわ140kmで勝ってくれたのが嬉しかった。おめでとうございます!

**

ま、そんなこんなで、その時々に応じて楽しくやっていければよいのかなという行き当たりばったりな自転車生活ではありますが…「無理せず楽しめるレベル」でぼちぼちやっていこうと思っています。