おきなわ対策練

2011年ラストレース(予定)のおきなわまで約1週間。

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今年は8月あたりまでずっと調子が悪くて、パワーメーターの数値も去年のものを上回ることがなかったのだけど、9月あたりからようやく調子が上がってきて、10月のJBCF輪島ではようやく上位に絡む走りができた。

この勢いに乗じてラストレースのおきなわ(140km)でもよい結果が出せるように・・・と10月後半はおきなわを意識した練習(できるだけノンストップ・中強度のロングライド)に集中。強度を犠牲にしても距離を乗ることを優先して、レース2本(JBCF箱根HC、JBCF輪島)に参加しつつも1,600km+乗り込んだ。普段レースがある月は1,000-1,200kmくらいしか走らないので、これは自分的には頑張った数値。レースまで2週間を切ったので、あとは一旦身体を休めて、一旦疲労を抜いてからちょこちょこ刺激を与えていってレースに臨むつもり。

で、11/3はおきなわを意識した房総半島での練習会がmasahifさんによって企画されている・・・ということで、タマキさんやKOHさんと一緒にお邪魔させていただいた。

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コースは普久川ダムと似たような登り2本と、登り基調のアップダウン(トラック街道)2本、細かいアップダウンがたくさん・・・という設定。KOHさんカーに同乗させてもらい、集合場所の君津バスターミナルに移動し、準備してからスタート。TT車両の宮澤選手やらJPTカテゴリーの選手やら、強豪選手がウジャウジャ。全員で30人以上いたと思う。

序盤は人数が多いので、いくつかのパックに分かれて進行。自分は10人くらいのグループの次の第二集団で、ゴローさんやタマキさん、KOHさんと一緒。鹿野山の登りがはじまると、40-50m先の前方のグループに合流するためにゴローさんが一本引きしてくれたのでついていく。鹿野山の登りは3,4%と6,7%の勾配が交互に現れるような5.5km/270mくらいの登りで、比較的ドラフティングが効く感じ。先頭グループにドッキングすると、頭ではZaikouさんが飛び出してる。相変わらず元気だなーと感心しながらついていき、最後のペースアップにもそこそこ対応して登り切る。

鹿野山1本目 15:11/6.1km/278W/172bpm/92rpm

この時点で残ったのは10-15人くらい。下りながら再集合していき、20人くらいに増えた状態でアップダウン区間に突入。おきなわ140kmに出るというyasさんやZaikouさんが元気なので、三人で無駄に飛び出したりすることが多かった。これは失敗。ある程度まとまった登りになると、たいていT岡さんがスルスルッと前に出てきてペースを作ったり、様子を伺ったり。なんというかボスっぽい走り。これに対抗して前に出ようとしたりして無駄足を使いつつ、プチ峠を越えて下って2本目の鹿野山へ。これまた失敗。無駄足使い過ぎ。

登りが始まるとT岡さんがガツンと踏んで飛び出す。しばらくしてから追走ムードになって、集団前方がバラけはじめる。この流れに乗り遅れると取り残されるので、ググッと踏んで追走グループにくっつく。ラバネロの方が積極的に追う形でペースが上がり続け、半分も行ってないあたりで自分は千切れる。後ろにいたKOHさんには「しっかりついてって」と言っておく。淡々と登っていくと、TT車両の宮澤選手をパス。TT車両でヒルクライムっぽい登りは走りにくそう。ボトルゲージが壊れてストップしてたタマキさんをパスするものの、調子はよいようでラスト1kmくらいで抜き返される。登りのラストでもう二人をかわしてまこっちさんとタマキさんを視界に捉えながら登り切り、サクサク下っていって下りの最後で集団に合流。30-40秒くらいの遅れであればリスクを取らない程度の下り方で再合流できる感じ。結局、自分の前にいたのは7,8人くらい。

鹿野山2本目 15:33/6.1km/266W/175bpm/80rpm

しばらく行った先のコンビニで先行していたショートカット組と合流。自分はダブルボトルでまだ1本目も飲み終わってなかったのでトイレのみ。冷静に考えると、今日はシングルボトルが正解。

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コンビニを先頭付近で出発して房総スカイラインに向けて走っていくと、5人くらいのパックで行きましょうということになってナルシマ2名と宮澤選手、T岡さんあたりと一緒になる。このメンツはヤバそうだなーと思いながら料金所に着くと、後ろからまこっちさんやタマキさんが合流して9名になる。

房総スカイラインは3,4%くらいで登ってところどころ平坦っぽくなるレイアウト。アゲアゲではないものの、ジワっとよいペースでローテが回る。房総スカイラインを抜けた先も淡々とアップダウンが続くので、変わらずよいペース。TT車両の宮澤選手が前に出て「引くモード」になるとじわっとペースが上がってキツくなる。自分は何も考えずに宮澤選手の後ろにつくことが多かったけど、これは体力を温存することを考えると完全に失敗。ついていくときに楽できないし、前に出るときも足を使う必要が出てきてキツい。誰の後ろにつくか、いつ前に出るか、どのくらい(長さ・強度)引くか・・・、うまく走るためのヒントを身を削りながら学ぶことができた。

GPSつきサイコンにルート情報を入れていたのが自分ひとりだったので、道を確認しながら進行していたのだけど、途中の下り基調で狭い道を左に曲がるべきところをパスしてしまい、1kmくらい先に行ってからUターン。土地勘のある人がいて助かった。

狭い道に入ってからは少しリラックスモードになって進行・・・と思ったらプチ峠が出てくる。このあたりで悠々と先行してしまうT岡さんはやっぱり強いなーと感心しながら集団について登る。登り切ってヘロヘロトンネルを走っていたら物見山のK村さんと絡みそうになっておっとっと。失礼しました。

広い道に戻って君津方面に戻ってきた(?)・・・と思ったら、交差点を右折して1本目の鹿野山のあとに走ったアップダウン区間(トラック街道)に突入。足のあった1回目とは打って変わり、余裕がないのでひたすら我慢。そのうちTTポジションの宮澤選手の一本引きがはじまり、前にギャップができてたので後方から足を使ってブリッジ(足使い過ぎた)。その後もキツーいペースが続き、足に力が入らなくなったので後続に前に行ってもらい、集団の後ろにつく・・・と思ったらつけずに一人旅。集団がグングンと離れていく。

まだ残りが20km近くあるし、土地勘がないのでショートカットもできないので淡々と個人TTペースで進む。まとまった下りがあれば追いつけるかも・・・と淡い期待を抱いたものの、何回か信号ストップに阻まれてその夢もついえる。残り10km少々の地点で宮澤選手が後続を待っていてくれた(?)ので、ランデブー状態で残りは流し気味に走っておしまい。

3:47/119.9km/2,668kJ

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走力云々の前に、まだまだ自分は集団での走り方がへたくそだなーということを思い知った練習だった。

おきなわ140kmのライバルになるであろう面々と一緒に走れたのは大きな収穫。

主催者のmasahifさん、ありがとうございました!

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おきなわの機材はExtreme-PowerにWH-7900-C24の予定。減ってきていたタイヤはVittoria Corsa Evo-SCにチェンジ。

レース・練習時に「やまけいさんですね」と認識される時に目印になっているのは大抵自転車なので、やっぱりこの自転車は目立つみたい。練習中にみかけてもいじめないようにお願いします。